プールサイドデッキ

2008-09-18 | WOOD WORK

勝浦ホテル三日月 アクアパレス屋上

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プールサイドのデッキを改修されました。

材種は「イペ」。 デッキ材の中でも耐久性はもちろん、その色合い等も人気のある材です。

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上の写真を見てください。一般的に、「ウッドデッキ」という物の認識を、誤解されている方も多く見受けますが、本来のデッキ材とは、海外ではやはりウリンやイペ、セラン・ジャラなどがありますが、下の写真と比べればわかりますが、木材は必ず、日に焼けて、いわゆる「シルバーグレー」に変色します。しかし耐久性には問題はありません。このような材の場合、見た目の為に塗装する事はありますね。しかしこのような材種は必ずしも安価ではありません。そこで、一般的には、若干強度が落ちても、安価な材種に、ウリンやウォールナット風の塗装をして、似せてあるわけです。見た目は、いいですが、やはり耐久性・塗り替えの必要性を考えると、よい物を使用した場合では、もちろんメンテナンスの面でも差は出てきます。国内ですと、昔からよく縁側に桧で縁台がありますね。初めはいい色ですが、やはり日に焼けます。国内外も昔は塗装はしなかったので、材本来の持つ耐久性で選んで使用していた訳です。

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このアクアパレス屋上からの景色は絶景です。太平洋を眺めながらの、温泉・プール・サウナ等、今度は作業着ではなく、水着で遊びに行きたいと思います。

勝浦ホテル三日月 

千葉県勝浦市墨名820

TEL 0470-73-1111

http://www.mikazuki.co.jp/katuura/index.html


六所神社

2008-09-09 | WOOD WORK

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いすみ市岬町  宮前地区

六 所 神 社

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この神社は、イザナギノミコトをはじめとする六柱の神々が祀られており、その名前の由来と伝えられている。

その歴史は古く、歴任元年(約770年前)と云われております。

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今回は、拝殿の改修の為、弊社もご協力させて頂きました。材は杉を主に、欅・楠などをふんだんに使い、職人さんの手によって、ひとつひとつが仕上がり、組あわせ、大変な時間と手間をかけた、まさに日本建築の本来の姿です。地区の役員の方々、職人や氏子、皆さんがひとつになってできたものだと思います。「百聞は一見に・・・」の言葉通り、一度足を運んでみて下さい。9月25日には、

「十三社 秋祭り」が行われます。もちろん六所神社の神輿も出ます。今年は御遷宮なので、特別な思いもあると思います。住宅だけではなく、こうゆう携わり方も、材木屋としての、やりがいでもあります。

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最後に、以前紹介した反り元の写真。この屋根の三段になっている場所が反り元です。わかるかな~。


反り元

2008-09-09 | WOOD WORK

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反り元を、型から拾っている所です。

最近はめっきり減ってきましたが、神社・仏閣は

なくなりませんから、注文・加工はまだまだ承ります。

製材工場が減少してきた今、特殊寸法が製材加工できる材木屋としては、やりがいは充分にあります。皆さん反り元ってわかりますか?純和風建築の醍醐味である屋根の一部です。わかりやすく、そのうち建物の写真でも載せます。

仕事人として、このような手間のかかる物は、大変ですが、先人の智恵に尊敬してしまいます。

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