皆さんのお宅は、耐震性は大丈夫ですか?
昭和56年に建築法が改定されてからの住宅と、
それ以前の住宅では、耐震性の違いが雲泥の差があります。
まずは、筋交いが入っていない住宅が多く、
『ただの壁』です。
筋交いが入ったり、耐力面材を張ってあると、
『耐力壁』になります。
心配な方は、耐震診断をおすすめします。
各自治体で、耐震診断の補助金もありますし、
その後はリフォーム補助金も有効に利用して、
住み良く、安全な住まいにしましょう。
玄関先に非常食を用意しても、
その前に家が潰れたら…
怖いですよね…
今日は入母屋建築のそり元と破風を挽きました。
隅木は既に挽き終り、今頃大工さんが仕上ているところです。
下の写真は「そり元」
屋根の四方に突き出る隅木の上に、カネ方向両側から組まれる部材です。
最近は、二段構えが多いですが、
ちょっと前までは、当然のように三段でした。
そこが職人の見せ所といった感じです。
お次の写真は、入母屋の破風を木取る為に挽いた太鼓板です。
型の寸法に合わせて丸太の径が決まりますが、
化粧なので当然元木で、節のない側取りになります。ということは、
側でそれなりの寸法を取らなければいけないので、
芯通りの直径はかなり大きくなってしまいます。
この歩留まりが、製材屋の「腕」と「目利き」の見せ所です。
下の写真は、国宝犬山城です。
少しはイメージできると思います。
一般住宅では少なくなってしまいましたが、神社・仏閣では
当たり前の作りです。しかもそれらはこの世からなくなることはまずありえません。
しかしこの技術は少しずつ廃れていく傾向にあるのは事実です。
京都などの文化財が沢山点在する地域では、文化遺産専門の職人がおりますが、
他の地域では、どうでしょう。
現実的に、本当に少なくなってしまい、また現代の方々にはマッチしにくい点もあるかと思います。
でも、このような建築物が、本当に田舎のおばあちゃんの家まで行かないと
見ることができなくなるのは、職業柄、ちょっと寂しいです。
しかし、数少ないものでも特注対応に応えられる用に
我が社も技術を伝承し、伝えていくことも大事だと思っています。
皆が大好きなお祭りも、神社や神輿の造りもたまには見て下さいね。
この製品は千葉県産材といい、
『千葉の木認証制度』により
細かく管理されております。
簡単に言うと、木の履歴書みたいな物です。
伐採場所から集荷、製材までの全ての業者がわかる、
千葉県産材を証明するものです。
地産地消、県内業者の活性化、
県内の山の保全、植林地の健全化。
それを促すための、千葉県産材仕様住宅への補助金。
だから、というか補助金までいくには、証明書が必要なのだが、
この『千葉の木認証』の加盟企業にしか、この証明書が発行できないので、
必然的にご発注を頂くという、誰にとっても有難い制度なのです。
県内は勿論だが、森林保全は国際的な問題ですので、
各自治体で積極的に取り組むべきだと思います。
そこへプラスして、今日はお施主様のご要望により、
放射能の測定が行われました。
やはり気になる方は気になるのでしょう。
お話しを聞くと、最近測定依頼は増えてきているようです。
その場で、含水率とヤング係数も測定しました。
時代は目まぐるしく変化し、
製材業者も、その変化に逐一対応していかないと、
淘汰されてしまいます。
今日はとても勉強になりました。
大変ご好評頂いております、ユーカリ枕木ですが、
AUSドルの為替変動プラス、フレート(船運賃)の値上げの話しもあり、
次ロットから多少の値上がりが予想されます。
当社の在庫は現ロットの数が少なくなってきております。
本日4月7日の時点で
「102本」となりました。
次の入港は6月頃になる予定ですので、ご予定の方は
お早めにお買い求め下さいます様お願い申し上げます。
現ロットはオーストラリア・クイーズランド州産ですが、
次ロットはニューサウスウェールズ州産となる見込です。
クレオソート処理はしておりませんので、環境に優しいオーストラリアの枕木です。
お庭の植物にも影響はござませんので、
ぜひご利用下さい。