あなたを結婚へと導く大恋愛。その詳細をお伝えする前に、まずは中国最古の占術である「七政四余」を用いて、生年月日からあなたにとっての結婚とは何なのかを先にみていきましょう。
あなたの人生において、結婚が必要かどうか――その答えは「土星」が握っています。この星は、あなたが結婚しなかった場合に、とてもゆったりとした人生を送ることを示しています。
そのため、あなたが「刺激や変化があまりない生活は退屈だ」などと考えるのであれば、結婚はあなたの人生のスパイスになり得ます。そういう意味では、あなたにとって結婚とは、必要なものだといえるのかもしれません。
ただ、人生のスパイスは結婚だけではないのです。仕事や趣味や、友達付き合い……そういったものでも、毎日を充実させることは十分可能。あなたが安定を望む場合でも、結婚が波乱の人生のスタートになるとは限らないでしょう。
ひとついえるのは、結婚だけがすべてではないということ。どちらの道を選んだとしても、あなた次第で人生はいくらでも変えられるのです。
2009年4月18日頃
まず、その人の容姿からお伝えしましょう。その人は、とても背の高く体格もいいので、とにかく大きさが目を惹きます。そのため、時には威圧感を与えてしまうこともあるようです。
しかし、顔つきはとても温和。美形とは言えませんが、愛嬌のある顔をしていて、親しみやすさをに溢れています。
性格はいたって「まじめ」。人を裏切るような真似は決してせず、何事にも真剣に取り組みます。責任感が特に強く、どんな困難な仕事でも諦めるずに、必ず結果を出します。上司からも、後輩からも厚い信頼と尊敬を受ける、模範的な存在です。
ただ、少し「きまじめ」に過ぎるところがあるようで、思い込んだらなかなか考えを譲らずに、「頑固」な人に映ることも少なくありません
ですが、周囲の面倒見が非常に良くて、いつも堂々としているので、皆からは頼りにされており、集団のリーダーを任されることも多いでしょう。つまり「大物」の風格を漂わせた人なのです。
その人の将来性は非常に高いといえます。野心家でもありますので、競争に打ち勝つ力も十分。自然に皆の上に立つ地位にことになるでしょう。
ただし、その目立つ存在感は、妬みの的になることも少なくありません。時には、露骨な嫌がらせや妨害も受けるでしょうが、その人はプライドが高いので、自分から弱音を吐くようなことはしません。そんなときこそ、あなたの方が心の支えになってあげて下さい。
あなたに訪れようとしているのは、間違いなく生涯で一番ロマンチックな恋。その人の存在自体があなたを揺さぶるのはもちろんですが、何より恋の始まりかたや、それを包む風景が抜群に情緒的で美しく、ため息が漏れてしまうほどなのです。
今ここに示されているのは、物理的な意味での「出会い」ではありません。恋愛的にふたりが「出会い」、そして恋が生まれる瞬間を表しているのだと思ってください。
おそらくふたりは、印象的で幻想的な光景の中に包まれるのでしょう。たとえば、満開の桜並木、空が割れるような夕焼け、川面を渡っていく電車、月明かりの下で回る祭りのかざぐるま、山頂から見渡した街の灯……。
もちろん、ふたりきりで見るのではなく、仲間たちと一緒に歓声をあげるのかもしれません。けれども、息を呑むほどの美しさに魅了されたあなたは、心の中でその人だけの名前を呼ぶでしょう。実は、その人の想いも同じ。思わずあなたを抱きしめたくなる衝動を、必死に抑えているはず。あるいは、誰にも気づかれないように、素早く手を握るのでしょうか。いずれにせよ、お互いに「次はふたりきりで」と強く願うようになるのです。
ふたりの恋において、こうした印象的な情景は、要所要所で大事な役割を果たします。はじめてふたりきりで逢うときも、気持ちを伝えられないままに、けれども別れがたく、ただ肩を並べて歩くのかもしれません。そうやって通りがかった光景はあまりにも美しく、隣を歩く人はあまりにも愛しくて、いつまでもこの狂おしい恋の中で揺られていたいと願うのでしょう。
ただ好きだと思うだけで、涙があふれてくるような体験。心がいつも、悦びとせつなさにふるえているような毎日。ふたりはお互いに、「ただならぬ恋の渦中にいるのだ」と自覚するはずです。
【 2012年5月18日頃 】
そして――あなたたちがついに結婚へ踏み切る可能性が高いのがこの時期。未来のことを読み解くのに適した「マヤ占星術」によると、ふたりは上記のような交際を経て、このころ「家族」になる道を選ぶようです。
この頃には、すでにしっかりと心を通い合わせるあなたたちは、すでに同棲をはじめていたり、双方の家族ぐるみでの付き合いになっていたりで、ほぼ夫婦同然の深い絆で結ばれています。
そして、どちらともなく「そろそろきちんと結婚という形をとろう」という流れになっていくあなたたち。やきもきしながら黙ってふたりを見守ってきた身近な人々は、その決断を聞いてほっと胸をなでおろし、その祝福の声に包まれながら、永遠の愛を誓い合うことになるでしょう。
ふたりの結婚生活は、早い段階から長年連れ添った夫婦のごとく穏やかなものになると思われます。結婚前には、すでにあうんの関係だったふたりは、さらにお互いの気持ちへの理解度を深め、喧嘩らしい喧嘩も起こらないはずです。
また、ふたりは家庭を持つと、非常に金運に恵まれるとの暗示があり、そのうえ、お互いに堅実な金銭感覚の持ち主なので、あっという間にまとまった額の貯蓄ができます。経済的に余裕がある状況も、夫婦円満の一因となるでしょう。
ふたりの関係は、まさに「鏡」。あなたが心から尽くせば、その人もまた同じだけの想いを返してくれます。反対に、その人に対していたわりの気持ちをなくしていけば、あなたへ注がれる愛も次第に薄れていってしまうでしょう。このことをどうかしっかりと胸に刻み、末永く仲睦まじい夫婦でいられるための努力を忘れずにいてください。
恋をして、結婚をして、家族を築いて――その過程であなたにはいったいどのような変化が訪れるのか――。再「七政四余」を用いて、結婚によってあなたが遂げる成長について読み解いてみましょう。
結婚という大きな決断、人生の節目――それがあなたの人生に何をもたらすのか、あなたの場合、一口に説明できないところがあります。
というのは、「太陽」という星がほかからの影響をものともしない、恒久不変の星だから。人生の一大イベントの結婚といえど、それであなたの何かが変わるということはありません。
生涯の伴侶を得ても、あなたはあなた。仕事を持っているのだとしたら、そのまま続けていくでしょうし、趣味や遊びも、それまでどおり楽しむでしょう。
もちろん、年齢を重ねていくうえで価値観や生活スタイルが変わっていくのは当然です。けれど、それはほかの誰にでも当てはまることで、人生が変わったように感じられるほどではないのです。
ただ――あなたの配偶者にとっては、あなたとの結婚は転機ともいえる出来事なのです。あなたの存在が家庭に安らぎや温かみを与え、配偶者の人生は、結婚前よりももっと希望に満ちたものになるに違いありません。
それはきっと、あなたの幸せでもあるはず。そして、あなたがあなたである限り、それは色あせることはないのです。
人生そのものは劇的に変化しなくても、あなたは確かに、恵まれた結婚運の持ち主です。
さて、では最後に、あなたとその人との宿縁に注目し、あなたがその人と確実に出逢うために何をすべきなのかをお教えします。せっかく結婚するほど強い縁で結ばれた人がいるのですから……これからお話しすることを胸に留め、どうぞ確実に出逢いをものにしてくださいね。
あなたと運命の結婚相手は、天上である誓いをしました。それは、「お互いがそれまでに抱えている問題を乗り越えてから出逢う」という約束。ただの「結婚」ではない「天が定めし運命の結婚」は、あなたという魂をさらに成長させ、人生を発展させるすばらしいもの。しかし、それゆえに、得るためには自身がそれなりに成長していなくてはいけないのです。
星はあなたの「課題」を、「過度の依頼心をなくすこと」だと伝えています。あなたには、ピンチに陥るとつい、「誰かに助けてほしい」と甘えてしまうところがあるよう。また、悪いことが起こったとき、つい人のせいにしてしまう傾向もあるようです。そうした傾向を克服し、精神的に自立することが大切なのです。
あなたが今、「運命の結婚相手」に巡り会えていないのだとしたら、ただ単にまだ時期が到来していないこともありますが、この「課題」をクリアできていないせいもあるのかもしれません。今後、あなたが意識的にこの問題を乗り越えようとするなら、運命の出逢いは刻一刻と近づいてくるのです。
こんなことを言うと、あなたはがっかりしてしまうかもしれませんが……「恋愛にしろ何にしろ、人生に『完全なミラクル』は起きない」ということを頭に入れておくようにしてください。
もちろん、世の中にはある日突然お金持ちに見初められ、あれよあれよという間に「玉の輿」に乗ってしまった、もしくは、出逢いのチャンスすらなかった人が、ひょんなことから知り合った人と結ばれ、そのまま幸せな結婚生活を営んだ、などといった話はたくさん転がっています。
でも……それらは絶対に「完全なミラクル」ではないのです。たとえば、どんな人とでも会話が弾むような教養を身につけていただとか、普段から人一倍おしゃれに気を遣っていただとか……。それが恋愛を意識したものであったにしろ、そうではなかったにしろ、なんらかの形で努力をしていたからこそ、彼・彼女たちは傍から見ると「ミラクル」としか思えない幸せを手にできた。そうしっかりと認識し、毎日を誠実に生きること。そこからすべては始まります。