延岡の山歩人K

季節ごとの高山植物や山野草、そして彩の美しい自然にはまってしまい
写真撮りながら登山・山歩きを続けています

国宝-臼杵石仏

2013-07-02 | その他

およそ30年ぶりくらいに臼杵石仏を訪ねてみました。
いにしえのロマンに浸りながら、無の心で静かに国宝の石仏と
対面してまいりました。

昨日記事「石仏の里の蓮の花畑」からの続編です
  ご覧いただいた蓮の花は
大分合同新聞「仏の里でハス開花」のネット記事によると
石仏のハスは2000年から
仏の里に似合う花としてボランティアグループや地元の女性グループなどが
休耕田を活用して栽培を始めた。~と言う事です。

その蓮の花を石仏に供えてみました。
表題の写真は、ハスの畑に咲いていた花を石仏に合成しました。

  国宝-臼杵石仏と蓮については
   ↓ご参照
  http://sekibutsu.com/

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石仏については
以下「入場の際にいただいた資料」より転記です。

  臼杵石仏は、凝灰岩の岩壁に刻まれた60余体の磨崖仏です。 
  平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られたと言われています。
  誰が、どのような目的で造営したのか、
  はっきりしたことは分っておらず
  今もなお多くの謎につつまれています。  ~以下省略

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石仏 (一部)です。

↓ 九品の弥陀像


↓ 阿弥陀三尊像


↓ 地蔵十王像

↓ 如来三尊像

↓ 山王山石仏




↓ 古園石仏

   ↓ 同上 大日如来像

素晴らしい

石仏の前に佇むと、何か敬虔な気持ちになって
両手を合わせ、何かを祈らずにはいられない そんな気分になります。

なぜ、このような石仏が彫られたのか、不思議ですね
何時までも、保護されて欲しいです

いにしえに思いを馳せながら石仏の里を後にしました。(K)


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6 コメント

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にんげんっていいな ♪ タンポポ児童合唱団 (あQ)
2013-07-02 09:50:18
インドの釈迦が開祖という世界三大宗教の一つ仏教。

中国から朝鮮半島経由で日本に伝来。
インドでは非暴力主義の為、イスラム教徒やヒンドゥー教徒により攻め滅ぼされてしまった。
バーミヤンの古代遺跡もイスラムの偶像崇拝禁止の影響でターリバンに破壊されました。

シルクロードにより中国に伝わった仏教と共に磨崖仏も伝わり、中国各地に巨大磨崖仏群が見られます。
世界遺産に登録された、四川省の「楽山大仏」などが有名です。
さらに朝鮮半島にも伝わり「慶州南山の磨崖仏」などがみられます。

平安時代以降、日本各地にも磨崖仏が作られ、九州はもちろん四国や本州の東北地方にまで見られます。
中でも九州大分県は、磨崖仏が多いところです。
臼杵の石仏をはじめ、大分元町石仏、高瀬石仏、犬飼石仏など、平安から鎌倉時代の作が多数見られます。

若い頃、犬養町に滞在した折には、臼杵の石仏と犬飼石仏を見に行きました。
不遜ながら、石仏のお顔が地元の方に似ているというのが一番の印象でした。

本来の仏教は
「人の一生は苦であり、永遠に続く輪廻の中で苦しむことになるので、修行により解脱し苦しみから抜け出す」
そんな教えの為、仏像は存在しなかったが、民衆への布教手段や政治的意味で仏像が作られたようです。

中国の寺院は、驚きの広さを有し人々の信仰心も厚いのですが、私の一番の驚きは巨大線香です。
時には2m以上の大きな線香を何本も担ぎ、山登りをして参拝する光景は、微笑ましく可笑しくもあります。
もうもうと立ち上る線香の煙りは、大気汚染の元でしたが、現在はどうなっているのでしょうね~。(笑)

(K)様は臼杵の石仏参拝をされ、清清しい気分に成られたのではありませんか。
日本人は優しい民族であり、本来争いごとを好みません。
武士が登場する平安時代末期までは、武力ではなく信仰心などにより統治されておりました。
時代変化の激しい今日、そんな世迷言では済まされませんが、鎖国政策ではなく、共存社会を目指せれば良いのですが...。
返信する
K様が仏様に見えた!? (大工さん」)
2013-07-02 17:14:55
何時見ても凄いですねー、誰が彫ったのか、分かりませんが、圧倒され、感動します。あQ様の説明でどのように、出来てきたのかよーく分かりました。詳しいですねー。有難うございます。

大工さんは、城、神社、仏閣、石仏など、機械などのなかった時代の手作りの物に心惹かれます。
表題の石仏と蓮の花との合成写真、中々良いですねー、石仏も喜んでるように見えます。何かいいことありますよう。

>海老で鯛取(獲)る。間違ってましたね。
やはり、灯台出では駄目ですねー。間違いを、厳しく赤字で訂正しなかったK様が石仏に見えました。(決して頭のことではありません)

大工さんは「獲っても蓮かしい」と思ってます。
返信する
奥深いご解説 (あQ様/延岡の山歩人K)
2013-07-02 19:05:16

(あQ)さま

石仏や仏教について
実に詳しく分かりやすく~大変貴重なご解説いただきまして
ありがとうございます。
あQさまのは実に博識ですね、その上実体験を踏まえてのご説明なので説得力も有りました。
拙ブログだけに留めておくのは勿体ない気がします。

そういえば
あQさまは、若かりし頃「犬飼」に住んでおられたのでしたね
私は、まだ犬飼石仏を見たことが有りません。早速調べて訪ねてみようと思います。
 >不遜ながら、石仏のお顔が地元の方に似ているというのが一番の印象でした。
やはり地元の方も皆、穏やかでふくよかな顔をされているのでしょうね

 >(K)様は臼杵の石仏参拝をされ、清清しい気分に成られたのではありませんか。
ありがとうございますそのとうりです
やはり煩悩は払いきれませんが・・・・

 >鎖国政策ではなく、共存社会を目指せれば良いのですが...。
最後に素晴らしい一言で締めていただきましたが
全くそのとうりですね。
ありがとうございました。
返信する
御仏は誰が何のために (大工さん様/延岡の山歩人K)
2013-07-02 19:11:47
(大工さん)さま

誰が、何のためにどのような気持ちでノミを使っていたのか?
知る由も有りませんが
いにしえのロマンが偲ばれて、やはり石仏は素晴らしいですね

大工さんも職業柄、古い建造物等に惹かれる、その気持ち良く理解できます。
東大に行かなくて良かったですね、(東大ではサシガネやスミツボの使い方は教えてくれませんよきっと)

  >石仏と蓮の花との・・・石仏も喜んでるように見えます。何かいいことありますよう。
お褒めいただきましてありがとうございます。
私も「森伊蔵」~応募してみようかな

 >大工さんは「獲っても蓮かしい」と思ってます。
良いフォローでしたが、座布団までは・・・
返信する
Kさん へ (iina)
2013-07-03 08:31:00
石仏群は見学しましたが、石仏公園の周辺を飛ばしてました。満月寺をはじめ、蓮池など7つを見逃していました。
おととしに、国東半島の石仏を巡りたいという希望を親戚の方が叶えてくれた旅でした。ここの臼杵の石仏は念頭に
なかったので、まわってくれたお蔭でこのようなまとまった石仏に出会え感動しました。
なかでも、古園石仏の大日如来像は、頭部だけをポスターにしたのをよく見かけていました。ですから、大きな頭が
鎮座していると思っていました。国宝にする条件の1つに、この頭部を胴体に乗せることだったようです。
この石仏は、おだやかなお顔をしていて平安になります。

実は、きのうの公園の菖蒲は、もう少し早く行けばよかったと思えました。でも、ことしは可愛いカルガモに出会え、
紫陽花が見ごろでした。
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大日如来像 (延岡の山歩人K)
2013-07-03 19:24:44
(iina)さま

 >古園石仏の大日如来像は・・・
そういうことだったんですか
胴体に乗った今でも、頭部は若干の損傷とその補修痕が確認できて心配です。
これ以上の風化劣化や損傷が進まないよう、行政や関係者の皆様で見守っていただけるものと信じます。
とても穏やかなお顔で、前に立つと心が洗われます。


ばぁ
乳幼児とのコミニュケーションの第一歩である
「いない、いない、ばぁ~」は、日本全国共通語でしょうか?
子猫が上目使いで見つめて、実にあどけなく可愛いですね
猫関連笑激の傑作だと思います。

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