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伝説のブログ

スポーツや音楽、社会批評など、感じたことを語ります。

兼務やマルチタスクは失敗する

2017-06-03 17:00:17 | Weblog

 試行錯誤は大切だ。しかし、そこから明確な答えを導き出せなければ、改善はできないし、誤った試行を続けていれば、状況は悪化する。

 最近は、多くの企業が高齢化という問題を抱えている。
 若手の人材が少ないため、ベテランや中堅がいつまでも現場の最前線で働かなければならないのだ。

 それでも人材が足りないと、複数の作業を兼務することを試す場合がある。
 今、管理職であっても、非管理職であっても、複数の作業を兼務して、人材不足を穴埋めしようという傾向が盛んだ。いかにしてマルチタスクをこなしていくか、が議論されることも多い。
 しかし、人の体と脳は、1つしかないので、マルチタスクを正確にこなすことはできない。

 特に非管理職の場合は、複数の作業を兼務してしまうと、必ず並行して大量の作業をこなさなければならない時期が訪れる。
 上手くスケジューリングして重ならないようにしてあっても、すべてが計画どおりに行くことはないため、必ず作業が重複する。

 そうなると、こなしきれない作業が出てきたり、片方の作業の精度が著しく落ちたりする。最悪の場合は、両方の作業の精度が著しく落ちてしまう状況に陥るのである。

 有能な人材が複数の作業を兼務してこなすことは、一見すると効率的に見えるかもしれないが、実際は効率的ではない。
 本当に効率が上がるのは、1人ができうる限り1つの作業の大部分をこなす効率化を図ることである。そうすることによって、責任感が生まれ、作業を効率的に行おうとする妙案が生まれることも多い。
 そもそも、複数の作業を兼務できる有能な人材というのが幻想である。たいていは、1つの作業すら満足にこなせない人材なのだから。

 こう書くと、管理職は、実作業がほとんどなく、管理や監視が主であるから、複数の作業をこなせるのではないかという意見があるだろう。
 しかし、それは、こなせているように見えるだけで、実際はこなせていない。管理職は、存在していても、存在していなくても、非管理職が正確に作業を行っていれば、問題が表面化することがないだけである。
 兼務する両方で問題が起きれば、推敲や協議、対策で時間を割かねばならないのに、片方すら満足に対応できないという事態に陥るのだ。

 日本の企業では、兼務やマルチタスクを正当化することによって、責任の所在もあいまいにしている節がある。
 しかし、それが組織にとってはデメリットの方が圧倒的に大きいことを様々な経験から実感する。

 最近、マルチタスクを「携帯をいじりながら運転しているようなもの」と指摘する記事があった。極めてしっくりくる例えである。


政府が進める「ゆとり労働」の結果を読む

2017-02-19 15:43:20 | Weblog

 政府が働き方改革実現会議なるものをやっているらしい。
 テレビでは、残業時間を減らすことで業績を上げた企業を取り上げていた。一時的なビギナーズラックのような事例を挙げて、あたかも残業削減が有効な社会改革だという洗脳は、見ていて恐怖を感じた。

 政府は、一点だけを解決しようとして、舵を切り、余計に大きなひずみをもたらす、という政策を続けてきた。
 たとえば、ゆとり教育は、受験戦争やいじめ、少年犯罪などの抑制、子供が抱えるストレスの軽減のために、大々的に行われたが、学力の低下と共に国力の低下を招いて、現在では失敗政策となった。

 残業上限規制も、そのときと同じ空気を感じざるを得ない。
 電通の過労死問題は、以前述べたとおり、パワハラやセクハラの複合条件もあったため、大きな騒動となった。
 残業上限規制は、その教訓を生かすための政策ではあるが、この残業規制がもたらす結果は、おそらくゆとり教育の二の舞いとなる。

 日本は、戦後、必死に残業も厭わず働くことによって高度経済成長を成し遂げ、バブル崩壊後も何とか世界有数の経済大国の地位を維持してきた。
 しかし、現在、過労死が騒動になり、政府は、ゆとりある労働に大きく舵を切ろうとしている。いわば「ゆとり労働」である。
 どうやら繁忙期という条件では年720時間、月平均60時間が残業の上限となるようだ。

 罰則も設けるようだが、違反しなければ仕事がこなせない企業は、サービス残業を増やして逃れていくのだろう。

 それでも、テレビで大々的に社会改革と訴えていくと、それがスタンダードとなっていく傾向は否めない。
 働く量が減れば、当然生産力は落ちる。利益も少なくなり、国力も低下する。給料も高額は期待できなくなり、結婚や出産に踏み切る人々は減っていく。
 少子高齢化と貧困化は、ますます進み、経済発展を遂げようとしている諸国に追いつかれ、抜かれていくことになる。

 それが今後の日本にとって、幸福なのかどうかは判断を控えたい。
 ただ、ゆとり教育のように、10年くらいたって、その政策が失敗政策であった、と判定されている可能性は、かなり高い。


ASKAさんが新曲「X1」(クロスワン)を公開

2017-01-21 22:28:50 | Weblog

約束どおりYouTubeにて公開してくれた2曲目の新曲。
2017年2月22日発売のASKAさんのニューアルバム『Too many people』の5曲目に収録となるようです。

ASKAさんの「X1」の影響で、「X」の文字が、2人が出逢って、一緒になって、別れていく時間の流れに見えてきた。

https://www.youtube.com/watch?v=sELTbZJdznA


FNS歌謡祭の長渕剛『乾杯』を振り返る

2017-01-03 19:45:31 | Weblog

 紅白を振り返ろうと思ったが、振り返りたくなるようなシーンはなかったので、先日、長渕剛がFNS歌謡祭に出演して披露した名曲『乾杯』を振り返りたい。
 歌は、時代と共に姿を変えていく。それでも、名曲は、歌い継がれていく。まさにそれを1曲で表現したステージであった。

 日本古来の音楽をふんだんに取り入れた弾き語りは見どころがあった。イントロは、和太鼓を彷彿とさせるリズムを刻み、能を感じさせる間や声。
 さらには、挑むように歌い上げる詞は、比喩を一切使わない直接的な言葉を並べる。

 井上陽水の「最後のニュース」を思わせるような社会問題に切り込む楽曲でありながら、陽水が様々な連想を広げるような曖昧な表現で広い世界を表現したのに対し、長渕剛の表現は、突き刺さるような激しい言葉で日本の現実を批判した。
 長渕剛は、過去に紅白で名曲『親知らず』を披露しているが、当時の日本を批判的に風刺したこの曲でも、今回の『乾杯』ほど直接的な表現はなかった。
 もはや、直接的な言葉でなければ伝わらない時代になってしまったのかもしれない。
 
 驚いたのは、その後に続く『乾杯』本編も、大きく姿を変えていた。結婚に夢と希望を抱いていた原曲とは異なり、乾杯する1番のサビはなくなっていた。
 さらに2番は、友に向けた励ましの言葉から、自らの過去を振り返る過去形に変わり、自らが信じるものを貫く強い意志表示となっていた。

 歌は、時代を映す鏡である。今後、いつの日かFNS歌謡祭で再び『乾杯』が歌われるとき、もっと夢と希望が持てる社会であってほしいと願う。


ASKAさんが新曲「FUKUOKA」を公開

2016-12-25 12:59:50 | Weblog

ASKAさんがクリスマスプレゼントとして、ニューアルバム『Too many people』の中から新曲「FUKUOKA」をYouTubeで公開してくれました。
福岡の温かい方々のおかげで生まれた名曲です。福岡の皆さまに感謝です。
神曲とは、本来、こういう曲のことを言うのでしょう。

ASKAさんの新曲「FUKUOKA」

https://www.youtube.com/watch?v=HAUTw5oPOwc


大型遊撃手のスター 坂本勇人

2016-12-11 14:16:05 | Weblog
 大型遊撃手の呼び名が最も似合う選手である。大柄でありながら広い守備範囲を持ち、バッティングでも巧みなミートセンスを持ちながらパンチ力もある。さらに、甘いマスクでスター性があり、巨人の主軸を務める。
 守備も打撃も使い続けられるうちに一流の域に達して、今や日本を代表する遊撃手になった。遊撃手でありながらバッティングがいいということで、国際試合にはこれからも引っ張りだこになるはずである。

伝説のプレーヤー
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電通の労災認定問題に潜む側面

2016-10-16 12:32:00 | Weblog
電通の労災認定問題が巷で大きな話題になっている。
東大卒エリート美人女性新入社員の過労死という扱われ方であるため、インパクトが強いからだろう。
さらに、とある大学教授が、ひと月100時間を超えたくらいで過労死は情けない、という旨の記述をして炎上するという二次被害までもたらした。

その大学教授が現場で働いた経験がほとんどない人だからこんな無責任発言が出てくる、というネットの批判は的を射ている。
私も、大学教授の仕事ぶりは4年間見てきたのでその経験において言うと、大学教授が月100時間超えの残業をして過労死するという実態を「情けない」と感じるのは仕方のないことで、「世間知らずだなあ」と笑って済ませてあげればいいと思う。大学教授は、基本的に対人関係を気にすることなく、好きな時間に好きな研究を好きなだけ自由にできるという身分であるがゆえに、研究が順調ならたとえ200時間以上残業したところで過労と感じないはずである。

私の経験でも、かつて業務の多忙時と正月が重なったため、年末年始や土日を含めて常に深夜残業をこなしていくと、ひと月の残業時間が300時間を超えるという恐るべき事態に直面した社員が複数名いた。適性もあるのだろうが、好きなコンピュータ関係の仕事であるため、端末に向かって集中しているとそれほどストレスを感じることはないようで、300時間超の残業をした後でも意外と元気だった。逆に激しい肉体労働であれば、月50時間も残業すれば肉体が悲鳴を上げるはずだ。
つまり、仕事には、内容、対人関係といった要素が大きな重みを持っている。仕事内容には残業50時間が限界の仕事もあれば、残業300時間でも大丈夫な仕事もある。
対人関係が全くない仕事もあれば、複雑な対人関係に日々悩まされる仕事もある。

今回の電通の労災認定問題は、過労死として扱われているが、本質を突くと単純な過労死ではない。
ハードな仕事内容であったことは推察できるが、経緯を見ていくと、それと同等かそれ以上にパワハラ、セクハラという対人関係による重みが加わっている。
仮に割り振るとするなら、過労3割強、パラハラ3割強、セクハラ3割強といったふうに。
このうち1つしか該当がなければ、このような事態にならなかった可能性が高い。「同じ会社で100時間超えの残業をして過労死していない人もいっぱいいるんだからねえ」なんて言っている人は、過労3割強という1部分だけを見ているからだ。物事は、1つの要因によって引き起こされることは少なく、複数の要因が複雑に絡み合っている。

ネットで公開される情報とネットに投稿されるコメントは、実に興味深い。
特にコメントは、感情的になって誹謗中傷するものも多いのだが、その中に本質を鋭く指摘するコメントが混じっているからだ。
玉石混交のコメントの中から、本質に迫ったものを見抜けるか。ネット社会で重要なのはそこであるように思う。

五輪のマラソン強化を

2016-08-22 19:52:16 | Weblog
リオ五輪が終わった。
日本のメダル数は、過去最高ということで成功と言えるのだが、マラソンの結果は物足りなかった。
特に男子は、最後にあるので、どうしても余韻がずっと残ってしまう。
好成績を残して、気持ちよく五輪を終わるには、マラソンの結果が重要だ。

暑さやペースの上げ下げに強い選手を育てて選出しなければ、五輪で勝つことはできない。
それにしても、五輪は夏なのに、冬に選考レースをしていては話にならない。まずは、そのあたりから改善が必要である。

PL学園と広島が生んだ大投手 前田健太

2016-08-21 23:20:24 | Weblog
 PL学園が生んだ最後の大投手と言えば、前田健太になりそうだ。高校野球の実績では桑田真澄に劣るものの、プロ野球での成績は桑田をしのぐ通算成績を残しそうである。
 直球やスライダーの切れとコントロール、巧みな投球術やスタミナなど、どれをとっても一級品であり、大リーグでもエースになれる可能性を秘めている。
 WBCでは日本のエースとして活躍し、広島から黒田に続いて大リーガーとなった。大リーグでもタイトルを獲得してほしいものである。

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シーズン24連勝の金字塔 田中将大

2016-07-16 13:56:20 | Weblog
 マー君という愛称で親しまれているが、高校時代に甲子園を沸かせたスターは、プロに入っても順風満帆の成長を遂げた。
 野村克也監督の下でエースに成長すると、星野仙一監督の下で2013年にシーズン24連勝無敗の大記録を打ち立てて、東北楽天をリーグ優勝と日本一に導いた。
 東日本大震災から復興の道を歩む東北のシンボルとなって、その後大リーグでも活躍を続けている。
 気合のこもった力強い投球と鋭いスプリットは、全力で投げればどんな打者でも抑えられるという圧倒的な威力を持つ。
 今後は世界一になって、さらなる勇気を日本にもたらしてほしいものである。

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