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夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第12回

2013年04月29日 | キング・オブ・ドリーム--ドラッグウォー
夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第12回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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■第2章■ゴルゴダシティ 

移動するピラミッドである、ゴルゴダシティの移動宮殿「フォトン」は、
メラリーの街区から、「大赦界」をめざし移勤している。

 ビッビッと、はてな音が、移動宮殿フォトンの底部から流れてきていろ。
勾のいい人が闘けば、生きている「モーターたち」のあえぎ声や、
うめき声がそれに続いている事に気づいただろう。

移動宮殿「フォトン」内の導師の部屋は、「フォトン」のコントロール・ルームと
同義語だった。
デルガ導師は、この「夢世界」のひとつコルゴダシティの指導者である。 

 宗教的な色あいが添加されているのだが、そわでもメカニカルな
イメージはそこなわれてはいない。

「デルガ導師、もうすぐ大赦界に入ります」

 道化師マリクが、低い声で言う。
 「そう」
 デルガは、道化師に冷たく答える。

 こやつら、道化師は、あやかしの民だ。
まったく、何を考えているのかわがらん。
こいつらは、私の地位すらねらっているやもしれん。
こやつかは、何にでも。変化できる。思っただけで気持ちが悪い。
 しかし、利用できる限り利用しよう。
そう、導師デルガは恵っだ。

導師デルガは、ゴルゴダシティの住民に娯楽を与え続けねばにならなかった。
導師は、いわばイペントの大プロヂューサーでなければならないのだ。

 なぜ、導師デルガが、ゴルゴダシティの住民に娯楽を与え啖けな
けれぱならないか。

 それは、住民の持つ恐ろしいパワーなのだ。
 
娯楽を持ってして、導師ゴルゴダシティ内におさめておかなければ、彼
らは、ゴルゴダシティを、自ら出ていき、外部・巨界で超能力を発揮するだろ
う。住民たちの心エネルギーのポテンシャルは、恐るべきらのであった。
それが、もし外部へ発揮されたならば破壊のエネルギーとならさるを
得ないのだ。

導師デルガは、移動宮殿フオトンに居住する権利を有してい
フォトンは正五面体をしている。
外壁はソーラーバッテリ受光器械となっていて、
大腸光線をうけてキラキラと光っている。
輝く移動できろピラミッド、それがフォトンだ。

しかし、移動宮殿フォトンを動かしているのは人の力な・のだ。
移動宮殿フォトンの底部には、伺万人と 彼らはらの持つ
いうドレイがつながれていた。

沁経剤を注入さわていて、ほとんど入団とにいえない、肢
念動力エネルギーがコントロールされてフォトンが動く。

i‘ 4PI肢らの首すじにば電極が埋めこまおていた。
その電極に埋まられていて、電流が流れる度にうめき声と共に念動力エネルギーが
ほとにしろ。そ心意勤カエネルギーをフォトンの中枢部で集める。
ドレイは、一人づつチューブに入れられていて、
背中には、レザーメスで、シリアルナノバーが、刻みつけられていた。

 彼らは『モーター』と呼ぱれた。

ゴルゴダシティで犯罪を犯した者は、すべて奴隷「モーター」とされ移動宮殿トンの動力となるのだ。

(続く)
キング・オブ・ドリーム-あるいは創造者の夢■
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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