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夢王たちの宴■第15回異世界で生物楽器ビブラフォーンプレイヤー狩りが実行。見張りが報告。 タワーシップが出現し、後に、左手が輝く男が発見。道化師マリクは 一人つぶやく。彼は「神の左手」伝説の男なのか?

2021年03月08日 | 夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー
夢結社シリーズYK夢王たちの饗宴--ドラッグウォーの跡でー(麻薬戦争の跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高のドリームマスター夢王は、だれなのか? なぜ、この世界はできたのか?
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夢王たちの宴■第15回異世界で生物楽器ビブラフォーンプレイヤー狩りが実行。見張りが報告。 タワーシップが出現し、後に、左手が輝く男が発見。道化師マリクは 一人つぶやく。彼は「神の左手」伝説の男なのか?
 

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第15回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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「マリクさま」

マリクが、ビブラフォーンプレイヤー狩りを命令していた道化師の一人が来ていた。

 

「どうしたアリソン」

 アリソンは、マリクの手下である。

 

「リソーナ地区を見ていた道化師から、連絡があったのです。巨大な

船が実体化しようとして、失敗したようです」

 

「あたりには人はいなかったのか」

 

「どうやら、その道化師だけだったようです」

 

「それで」

 

「その実体化しようとした空間に、一人の男が倒れていたそうです」

 

「で。その男はいかがした」

 

「ご心配なさらないで下さい。ちゃんと、追跡者をつけました」

 

「そうか、そいつもビブラフォーン・プレイヤーにさせようか」

 

「しかしながら、一つ、気になることがあります」

 

「何だ」

 

「そやつの手が、輝いていていたそうです」

 

「それは、右手か、、あるいは、左手なのか」

 

「左手だったようです」

 

「左手、、神の左手だ!」

 

 おもわず、マリクは叫んでいた。

 

「えっ、何ですって」 アリソンは問いかえす。

 

「いや、いや、おまえは気にする必要はない。よいか、その男は絶対、私の前に連れ

てこい。わかったおるな」

 

「はい、わかりました」

 

「伝説のジェイ・ポラードか、、、、神の左手か」

 

道化師、マリクは、独りごちた。

(続く)

1975年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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