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ガーディアンルポ02「人間樹の星」 第2回人類戦士ガーディアンヘルムとクリスの目的は惑星ナーダ77から、将来の人類指導者MEの祖先グレイの救出作戦だ。ナーダ77支配者、空飛ぶ城と有翼人たちが飛来。

2020年12月17日 | ガーディアンルポ02■「人間樹の星」
GRガーディアンルポ02■「人間樹の星」人類指導者MEと、宇宙の敵ROWの戦い。ROWは、過去に遡りMEの家系への攻撃を。過去へ送り込まれた人類戦士「ガーディアン」の戦い
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ガーディアンルポ02「人間樹の星」 第2回人類戦士ガーディアンヘルムとクリスの目的は惑星ナーダ77から、将来の人類指導者MEの祖先グレイの救出作戦だ。ナーダ77支配者、空飛ぶ城と有翼人たちが飛来。
 

■MEは絶滅の縁にあった人類を新たな道、栄光の道へと導いた。

 

 この新生地球人類の前に立ちふさがったのがROW星人。彼らは新生人類に戦いを挑み、戦闘は果てしなく統くように思われた。

 ROW星人は、一つの作戦を発動した。

 

地球の歴史への挑戦、あるいは干渉である。

 

過去の地球ヘタイム・ジャンプを行ない、MEを生みだした祖先の人々を地球史上から抹殺する作戦である。さらに関連入物や、その環境までも魔手をのばした。

 このROW星人の作戦を察知した人類は、MEの家系を守るため、新生人類を守護するため、地球の過去へ瀕った。

 

 人類の発生より、MEが誕生するまでのMEにつらなる人々をROW星人の攻撃よりガードするため、あらゆる時代へと自ら志願した戦士を派遣した。この人類戦士達を「ガーディアン」と呼ぶ。

 

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ガーディアンルポ02「人間樹の星」(1978年作品)第2回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

http://www.yama-kikaku.com/

 

  しかし、ガーディアン彼ら2 人ヘルムとクリスは、この惑星ナーダ77からMEの祖先であるグレイを助け出し、地球に連れもどさねぱならない。そうしなけれぱ未来にMEが存在し々くなる。地球史が変わり、ヘルムもクリスも存在しなくなるだろう。

 

   金髪長身のクリスはいまだに意識を回復していない。ヘルムは彼の体をコンソールミハ

  ネルから引きずりかこす。

 

念のため体を調べることにした。ロケット後部に装備されてい

  る医療チュープヘと運ぶ。この中で自動的にタリスQ休は隅々まで調べられ、

適切な処置を  受けることかできるはずだ。

 

唐突に、船内のシグナルが点滅し、警報が響いてくる。

 

 ″コノ船ハROW星人ニ汚染サレテイルー危険ダ。乗員ハタダチニ週給セョ

´

   ヘルムは医療チューブごとタリスを引きずりだそうとした。

しかしチューブは徽動だにしない。

 

船内に警告がくりかえされる。ブザーが鳴り始める。

 

  ″週船セ゜・退船セ゜″

 

   クリスをチューブから出そうとする。今度はチューブの開閉機構が作動しない。急いで

  船外へ説出し痙ければならない。

どこにROW星人がいるのたろうか。

明滅するランプは自爆  時間が迫っていることを示している。

 

ヘルムはレイ・ガンを使い、やっとのことでタリスをチューブから引きずりたす。宇宙

服を着る間ももどかしく、タリスを背負い、ハッチヘと向かう。

 

 やっとのことで船から離れ、かろうじて、安全圏にのかれた。

同時に船体は大きな爆発をおこし、ふきとんだ。

 

爆風がヘルムと、彼の背中のタリスをなぎたおした。ナーダー77の

大気はほとんど地球と変わらない。

 

 彼らは完全にROW星人にしてやられた。

船がなく々った。つまり、グレイを助けだしたと

ころで、地球へ帰る足がないのだ。おまけに助けを呼ほうにも、連絡手段もない。

 

 ナーダー77の領主の忠実な防衛隊がすぐさまやってきた。

 

有翼人だ。

 

サイボーク技術で加工されたキメラ人間だ。

彼らは背に翼を持ち、自在に空を飛びまわることができる。さらに彼らはレ

イ・ガンを手にしている。

 

 あたりは砂漠地域だ。隠れようがない。

 

 彼らのロケットの爆発が、有翼人達の注意をひいたのだろう。さらに有翼入の上には、あのフ

ライング・キャッスルがヘルムの視界いっぱいに姿をあらわしていた。有翼人の守護神の

ごとく、絶対的々存在感をナーダ77のうすぐらい空の上に与えている。

 

 わずかな可能性にすらヘルムは賭けなければならない。絶望的な思いで、ヘルムはそれらを青

い瞳を通してなかめていた。

 

 力強い羽ばたきと共に、ヘルムの目の前に一入の有翼人が舞い降りてきた。

 

「何者だ。そして伺用でこのナーダ77にやってきた」

 いささか不明瞭だったが、その有翼人は斂河共通語を話した。

 「私はマット。貿易商人です。けっしてあやしい者ではありません。ごらんの通り、船が

  故障して、不時着したんです」

 

  「ほう、貿易商人だと」

   他の有翼人達は、上空でヘルムとクリスをねらっている。

  「ここはナーダ77だぞ。ここには『地獄船じごくせん」しか立寄れない。一般の貿易船はこの星に足

  を踏み入れようとし忿いし、むしろ恐れている。知っての通り、あの輸出品の分かげで窟な」

 

彼はニヤリと笑い、地平線の彼方にある森林群らしきものを指さした。彼の顔のうろこが不気味にてかっている。

 

 

 

 

ガーディアンルポ02「人間樹の星」(1978年作品)第2回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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