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新人類戦記 第三章 聖域 第26回西暦2050年闇の王と呼ばる東郷神人は、日本の富士山山麓の研究所跡で「新人類戦記」を、両人類の過去記憶から描き出すことを始める。

2021年05月28日 | 新人類戦記第3章
新人類戦記第3章聖域南西アフリカ、紛争地域ビサゴス共和国に入りを抜け、ジョバ河をさかのぼり、悪魔の山アコンカグワを目指す2人の姿があった。アコンカグワ地下古代都市で人類創世の神が復活した。
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新人類戦記 第三章 聖域 第26回西暦2050年闇の王と呼ばる東郷神人は、日本の富士山山麓の研究所跡で「新人類戦記」を、両人類の過去記憶から描き出すことを始める。
 

新人類戦記 第三章 聖域 第26回

作飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

http://www.yamada-kikaku.com/

(1980年作品を2021年に改定)

(1980年アメリカとソビエトの冷戦時代の話から2050年へと)

 

 

■東郷神人ー闇の王ー独白■

 

私は闇の王と呼ばれているようだ。

 

本名は東郷神人カミト神に選ばれし人と言う意味だ。

 

新人類と神人類がそう呼ぶのだ。

 

今、私東郷神人はその「人類戦争」の後の姿を

 

見ている。

この私のオフィスは日本の富士山山麓にある。

 

旧日本政府の「サムライノクニ」の研究施設の跡であるこの施設は

当時のアメリカ軍によって滅ぼされた。

 

上空を見れば旧東京首都エリアから月のクレーターまで

届く雲上エレベーターがよく見える。

 

それは天国からおとされた蜘蛛の糸のようにも見える。

 

それはキズナなのだ。生き残った新人類・旧人類の上空。

それが戦争の跡をかみしめて見ているのだ。

 

今は西暦2050年だ。

 

西暦1980年から始まった人類戦争は長く続いた。70年だ。

もう人類戦争のから70年なのだ、

 

新しい人間からの記憶から薄れてようとしている部分もある。

 

それは私は記録しようと言うのだ

 

それ故「闇の王」たる私東郷神人は人類戦記のクロニカル記録を

 

BIGMAMAデータに記録していかなければならない。

 

それが私の亡くなった父と母のためだ。

 

お気づきかもしれないが初期の新人類であった母ジウ

と日本の政府「サムライノクニ」のエージェントでも

あった東郷竜が父親だった。

 

2人は戦争の最後に、それこそ最後の出撃の前に、幼い

子供であった私に言った。私の耳朶に残る。

 

「必ず我々のことを記憶し、そして人類戦記として記録していってね。

 

神人かみと。」

 

それが私の生きる生きがいであった。

 

 

■私の事務所の大きな体積をしめる球体モニターがある。

それは直径10メートルはあり

青色をしていて闇の空間に浮かんでいく。

 

球体モニターに向かって

私は、私の持てる超能力である「人々記憶を呼び戻す力」によって

過去の人々の戦争記録を記憶を呼び戻し、巨大頭脳BIGMAMAに

記録していかなければならない。

 

 

それぞれの人類の人々の記憶から、戦争に関わることを

個体基礎記憶から聞き出し記憶の(BIGMAMAで生まれるに記録

していくのだ。

それがまさに地球の記憶であり「新人の戦記」である。

 

それ以外にランダムに1割の関係者の今は

亡きイメージを呼び起こしいる

 

それが私に与えられた使命なのだ。

 

私は、時折事務所の外にある広がる蒼穹を見上げる。

 

月につながる絆、月エレベーターは、私の幼い頃の記憶を生み出す。

 

そうだ、私の幼い頃の記憶なのだ。あれは月の神だ。

 

お気づきであろうが、当時の地球上のビサゴス共和国、アコンカグワ

がそのまま巨大円盤機体となり月の裏側に移動していった

 

それゆえ、当時のアメリカとソビエト政府は

共謀し地球から攻め行ったのである。

 

彼らアメリカとソビエトはお互いに疑いながら

しかしこの時には共通の目的で共謀し、連合宇宙軍を作り

 

超人類を対応すべきロボット部隊とアンドロイド軍隊

を作って何度も付を攻撃したのだ。

 

 

■旧人類と新人類の停戦条約が結ばれた時のことだ。

 

巨人の創造神は、その時、月の神殿にいた幼い頃の私に

言ったのだ。

 

 

「君がジウと竜の息子のカミトか。

よく聞いて覚えておいておくれ。

君の両親は、我々新人類を裏切った。とてもひどい裏切りだ。

 

しかしまぁ仲間の新人間に虐殺させようとした。

しかしそれは果たされなかった。

 

私の意向は全く無視された。

しかし

君たち新人類は学ばればならぬ。

 

私は初期の新人類たちに命令したのだ。旧人類を滅ぼせと。

 

しかしその約束は守るなんてなかった。私の創造物たちはまたもや

私を私創造神を裏切り、多数の新人類をが上を地球上にばらまきながら

地球上の上だけでもなく月世界での戦闘を起こした。

 

 

カミト君、創造神である私は疲れた、疲れたよ。

絶望したと言ったほうがいいだろう。

だからこの月の神殿で1度眠ることにするよ,

新しい時代が来るまで待つつもりだ。

 

私が今度目覚める時、君たち旧人類新人類どちらか期待し

よう。長い眠りにつく前の期待だ。

 

しかし忘れないでくれ。

私は君たち旧人類・新人類を作り上げたが。

私が生まれた星団には私と同じような神がいる。

いずれ他の星星での仕事がおわり、新しい神たちが

この地球にやってくるだろう。

 

これは私の予言だ。

 

 

私が、君たち両人類が、作り上げた地球が

どう思っていたかだ。

この新しい神々の集団は

この地球はどう考えるかだそれは常に疑問である。

 

カミトくん。これは必ず記憶しておいてくれ。そして

記録しておいてくれ。そして人々のそれを伝えるのだ。」

 

 

そして巨大な創造神は眠りについた。

 

その時は、我々新旧両人類は神に対する勝利を喜んだのだ

 

 

しかし、実際のところ、そうでは無い。

 

闇の王たる私は私の与えられた使命として初期の両人類の記録を

このビックママに記録していく。

 

これからこの第3世代の新人として後の地球人類の

ために残す記録として残しておく。

 

当時の旧人類新人類の頭にはCIチップが埋め込まれていた。

そのICチップの数々の断片が私のデータボックス中に

全て残っているのだそこから

 

私は掘り起こさなければならないのだ。

 

真の「新人類戦記」を。

 

新人類戦記 第三章 聖域 第26回

作飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

http://www.yamada-kikaku.com/

(1980年作品を2021年に改定)

(1980年アメリカとソビエトの冷戦時代の話から2050年へと)



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