祐喜子のひとりごと

日々のつれづれを書いていこうと思っています。

お父さんの病院です。

2016-04-02 22:11:19 | 日記


お父さんの病院の駐車場に車を入れ、坂道を登ると病院の屋根の上にマリヤ様が両手を大きく空に向けて広げている姿が、
目に入ります。「安心して神様の み手に、おゆだねしましょう」と言って下さっているような気がしていつも勇気をいただいています。
入口には,この前まで白梅の大木に花が満開で、 冬の寒さを耐え、一番に咲く白梅のふくいくたる香りに思わず笑顔になっていました。

上の駐車場には大きな桜の木が何本もあり、蕾も赤く膨らみはじめ、花の咲くのを楽しみにしています。
 お父さんとは、おばぁちゃんも一緒に、お弁当をもって、よくお花見に行きましたね。仙台に来てからは、大河原や、
船岡公園、榴ヶ岡公園、山形の霞城公園、愛宕神社、三神峰公園、などなど、お父さんはお花見が大好きでした。
病が進行してからは、近くの笊川の土手で、ご近所さんとお花見を楽しみましたね。そういえば泉のKちゃんご夫妻や
美里町のSちゃんご夫妻と仙北のお花の名所めぐりもしましたよね。長女の義母さんとも、三人で楽しみました。
お父さん! もうすぐ桜が咲きますよ。
お父さんの病室では桜が見えないので、車椅子のリハビリの時にお玄関で一緒に見ましょうね。
元気をいただけると思うわ。楽しみね。

お父さんは 大変な読書家で、いつも本を開いていました。私の理想の人は、がっちりして、腕が太くて(笑)字が綺麗で
いつも読書をしている人。だから、私は、お父さんが着物を着て、静かに本を読んでいる姿を、素敵だなぁと眺めていたのよ。
知っていた?  本の中でも、お気に入りは司馬遼太郎、藤沢周平、そして色々な作家が書いた「良寛」でした。
私が、「あそこが痛い、ここが痛い」と言う度に「良寛様は病の時は病になるが よろしく候」と言って、病でなければ
味わえないながめもあるのだよと、のんびり笑っていました。だから今のお父さんは、良寛様の言葉通りに、病を受け入れ
穏やかに すごしているのでしょうか。
そんなお父さんを見て先生をはじめ、スタッフの皆さん、シスターさん、売店の奥さんなど、皆さんから、いつもお声を掛けて
いただいているのでしょうね。さすが!私の旦那様です。(ちょっとほめ過ぎでしょうか)
お父さん、これからも一緒に頑張りましょうね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ICレコーダーに、てこずっ... | トップ | 素敵なお店に行ってきました。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事