「た」も面白そうなのがたくさんあって、本当は7冊くらい借りたかったのですが、心を鬼にして5冊に絞りました。。。
そういえば、絵本の表紙を撮る際の、我が家の和室の敷物が冬仕様になりましたよ(笑)
だるまちゃん・りんごんちゃん さく かこさとし 瑞雲社
「た」からはじまる絵本と言ったらだるまちゃんシリーズ でもこの作品は一連の、横長サイズのものとは一応、位置づけが異なるのかな。
「か」からはじまる絵本で紹介した『からすのそばやさん』では創造力豊かすぎるあらゆる種類の蕎麦が出てきましたが、この作品でも、おそらくこれからも・この先も目にしないであろうような(笑)様々な種類のリンゴが出てきてまさに「かこさん節炸裂」という感じ(笑)
この作品では人形劇という形で「お話の中のお話」が組み込まれていて、「あやひめ」と「りんごんむら」の由来が紹介されているのも面白いです。長野県飯田市の人形劇フェスタについては知らなかったです。調べてみたら、今年も7月末から8月初めの6日間、開催されたそうです。
たんじょうびおめでとう! マーガレット・ワイズ・ブラウン さく レナード・ワイスガードえ こみや ゆう やく 好学社
マーガレット・ワイズ・ブラウンさんは「こ」で紹介した『ことりのおそうしき』の作者、レナード・ワイスガードさんは「う」で紹介した『うさぎたちとふしぎなこうじょう』の絵を描いている人です。
とにかく絵が可愛い。絵本全体が、グリーティングカードのようで、実際、裏表紙の左下にプレゼントを贈る側と受け取る側(ToとFrom)、それに日付を記入するスペースがあるので、この絵本そのものが誕生日プレゼントにはぴったりな感じ。
たんぽぽ 植村利夫・文 網中いづる・絵 講談社
黄色がきれい。私は服とか、身の回りの小物などは青系が圧倒的に好きなのですが、実は黄色も、結構好きなのです。
黄色って気持ちが明るくなりますよね。
この作品で「わたし」というのは作者の植村さんかな。とってもやさしい言葉と絵が、ちょっと落ち込んでいるようなときに癒してくれます。たんぽぽのように明るく、やさしく、強く、生きたいなあ。
たまごって ふしぎ アリス&マーティン・プロベンセン/作 こみや ゆう/訳 講談社
絵がメルヘンチックなので、ストーリーもそうなのかと思いきや。。。これは科学絵本の一種かも 確かに、表紙の女の子も本を片手に、「何の卵なのか」を調べているような様子です。
「たまご」というとどうしても鳥の、片方が少しとがったあのいわゆる「卵型」のたまごを思い浮かべますねえ。大きさはいろいろで。。。表紙の女の子が見ているのは小さな鳥の卵。
鳥の卵だと「可愛い」が先立つけど、カエルや昆虫の卵となるとちょっとグロい感じにもなってくる(笑)
でも考えたら卵から生まれてくる生き物のほうが圧倒的に多いのですね。うん、たまごってふしぎだ~
それと、偶然にも(=借りるときには気づかなかった)、『たんじょうびおめでとう!』の訳者さんと同じです。
だってだってのおばあさん さく・え 佐野洋子 フレーベル館
『100万回生きたねこ』で有名な佐野洋子さんの作品。おばあさんと一緒に暮らしている猫が、言葉もしゃべるし服も着ていて、ほとんど人間みたいなのが面白い。
年をとっても心は若く、生き生きと。私もそんなおばあさんになりたいです。
あとがきに書かれている街はどこなのだろうと知りたくなりますが、元気なおばあさんがたくさんいる街はきっとあちこちにあるのでしょうね。
絵本レビュー、月に2回のアップを目指していますが、次回の「ち」まで少し時間があくかも。。。ぼちぼちマイペースで続けていきます。いつも読んでくださってありがとうございます