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一般社団法人山口県バスケットボール協会公式ブログ

インターハイ報告書(慶進高)

2008-12-20 22:20:36 | 読み物
男子・豊浦に引き続き、大変遅くなりましたが、7月末に行われたインターハイ(全国高校総体)の報告書を掲載します。慶進高校は、ウィンターカップ予選で敗れたため、インターハイに続く全国大会出場はなりませんでした。新チームの奮起を期待しましょう。

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「インターハイを終えて」

慶進高等学校
女子バスケットボール部
主将 角田杏子

 皆様、たくさんのご声援ありがとうございました。

 私達3年生にとっては最初で最後のインターハイ。その為、試合にかける想いは強くチームが一致団結して臨むことができました。しかし、悔しさと課題が残る試合となり、次へと繋がる良い経験となりました。

 新チームになって苦しかったこともたくさんあり何度も挫折しそうになりましたが、皆で励まし合い全国大会出場を目指して頑張ってきました。この仲間で掴んだインターハイの切符はとても価値のあるものとなり、一生の思い出です。

 初めての全国大会ということもあり、皆、緊張の面持ちで東京へと向かいました。大会直前、私達よりも強い他県の学校と練習試合をさせていただき、本番に向けて一人ひとりが自信をつけることができました。

 試合当日、たくさんの歓声の中、大阪府代表の大阪薫英女学院との試合が始まりました。第1ピリオドは選手一人ひとりが緊張しながらも、積極的にシュートまで行くことが出来て良いスタートが切れたと思います。第2ピリオドは相手にミスマッチをつかれ、インサイドで得点されてしまいました。上手くディフェンスから流れを掴むことが出来ず、前半は2点のビハインドで終了しました。第3ピリオドには、相手のゾーンプレスを上手く攻めきれず相手のペースで試合が進みました。第4ピリオドに入り、一人ひとりの勝ちたいという気持ちがプレーに現れてきたことでゲームの流れを掴み、得点を重ねましたが、追いつくことができず61対67で負けてしまいました。

 慶進の持ち味であるディフェンスからのブレイクがあまり出せず、また、インターハイ前から課題としていたボックスアウトがまだまだ徹底できていなかったと思います。勝てない試合ではありませんでしたが、全国大会というレベルの高いゲームの中で自分達の力を発揮することの難しさを感じました。そして個人やチームの新たな課題を見つけることができました。その課題を克服し、ウィンターカップ出場はもちろんのこと、一勝でも多く勝ち進めるように頑張って行きたいと思います。

 最後に、ご支援、ご協力をしてくださった皆様、ご指導して下さった先生方、保護者の方々に深く感謝いたしております。本当にありがとうございました。そして、全国大会という大舞台でプレーできたことを誇りに思い、これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。

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■大会名
平成20年度全国高等学校総合体育大会
第61回全国高等学校バスケットボール選手権大会(インターハイ)

■結果
[女子1回戦]7月29日(火)9:30 県立本庄高校
慶進(山口)61(15-10 11-18 17-28 18-11)67大阪薫英女学院
詳しくは、下記サイトをご覧ください。

彩夏到来 08 埼玉総体バスケットボール公式サイト
http://interhigh.jabba-net.com/2008/

バスケットボール情報サイト
http://www.basketball-zine.com/

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インターハイ報告書(豊浦高)

2008-11-29 21:35:43 | 読み物
大変遅くなりましたが、7月末に行われたインターハイ(全国高校総体)の報告書を掲載します。豊浦高校は、ウィンターカップ予選で敗れたため、インターハイに続く全国大会出場はなりませんでした。新チームの奮起を期待しましょう。

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「彩夏到来08埼玉総体へ参加して」

山口県立豊浦高等学校
バスケットボール部
主将 白川 真

 7月25日早朝、学校をマイクロバスで出発した。埼玉までは長旅とあって、途中奈良の天理大学に寄り、練習ゲームを重ねることになった。試合の日が近づくにつれ、少しずつ緊張感が増してきた。26日に埼玉入りした私達は、27日に会場入りし、富山商業とモデルゲームをして、準備を整えた。翌28日、競技別開会式を迎え、さらに緊張というか興奮感が増した。私達は心新たにプレッシャーを払いのけ、胸の中で沸き起こる抑えきれない感情を感じた。そして、試合の日を迎えることとなった。

1回戦の相手は福大大濠高校。試合前のウォーミングアップからしっかり体を動かし、気持ちを一つにして試合に臨んだつもりだったが、全員が初めて経験する全国大会のうえに、強豪校とあって、普段通りのバスケットを展開することができず、ミスが目立った。大濠対策として、24秒を目一杯使って相手のリズムを崩して攻める作戦を実行した。しかし、相手のディフェンスが厳しく、ボールキープが困難で、大濠#6を中心に速い展開で攻められ、外角のシュートも効果的に決められ、自分達のリズムはいっこうに掴めないまま前半は終わった。後半、このまま負けるわけにはいかないので、全員で踏ん張り、意地で頑張るが、焦る気持ちからか最後まで自分達のバスケットができず、今までにない大差で敗退した。試合後、現実を受け止めることができず、ぼう然とその場に立ちすくんでしまった。時間がたつにつれて悔しさと不甲斐なさでいっぱいになったと同時に、私達を応援してくださった方々や一生懸命指導してくださった先生方、チームの仲間達など、たくさんの方々に大変申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

しかし、この現実をしっかり受け止め、この雪辱をはらすべく、11月のウィンターカップ県予選を勝ち抜き、自分達の「守って走る」という豊浦のバスケットを是非全国に知らしめてやりたいと強く思った。県予選は熾烈な争いが予想されるが、「勝ちたい」という思いを強く抱いて、改めて全国の切符を勝ち取りたい。そして、これからも一戦一戦全力で頑張って行こうと思います。

 最後になりましたが、今まで温かく見守ってくださったOBや保護者の方々、応援してくださった多くの方々に厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。これからも豊浦高校バスケットボール部の応援をよろしくお願いいたします。

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■大会名
平成20年度全国高等学校総合体育大会
第61回全国高等学校バスケットボール選手権大会(インターハイ)

■結果
[男子1回戦]7月29日(火)16:10 深谷市総合体育館
豊浦(山口)50(10-27 9-22 14-29 17-42)120福大大濠(福岡)

詳しくは、下記サイトをご覧ください。

彩夏到来 08 埼玉総体バスケットボール公式サイト
http://interhigh.jabba-net.com/2008/

バスケットボール情報サイト
>http://www.basketball-zine.com/

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バスケット関係新刊書の紹介

2008-09-08 15:46:27 | 読み物
yabba-web.comに広告を出していただいている大修館書店のバスケット関係の新刊書籍を紹介します。

■書名
選手の潜在能力を引き出すクリエイティブ・コーチング

■著者・訳者
ジェリー・リンチ 著 水谷豊、笈田欣治、野老稔 訳

■価格
定価:1,890 円( 四六判・338頁)


■書評

 本書を一言で紹介すれば、「勝たせるためのコーチング理論をアメリカトップコーチの成功事例を引き合いに出しながらまとめた解説書」であり、究極的には「勝つための指導書」であると言うことができる。私は、これまで同類の書籍はいくつか読んできたが、本書の中で特に興味を惹いたのは、著者ジェリー・リンチの「勝ちを多く収めるコーチほど勝ちに囚われていない」という、一見矛盾する主張である。その趣旨は、以下の一節に凝縮されている。

 結果を出せるコーチは、「失敗はなんとしても避けなければならない」という旧来の考えを超越した指導を自分にも選手にも心がけている。潜在能力を最大限に発揮できるようなチャンスがあるならばたとえリスクをともなおうとも、それに挑戦させようとする。そして、選手が逆境を真摯に受け入れ、挫折を前向きな方法で跳ね返すのを助けるのである。 選手はコーチを通して、敗北を後の勝利につなげる方法や危機を上達のチャンスに変える方法と同様に、失敗にどう耐え、受け入れるかについて学ぶのである。(p289 第9章 勝負から学び取る 2 敗北に耐える)

 教師である私にとっては、部活動は教育の一環であるが、「競技スポーツの指導者」としては、やはり「試合で勝利する」ことが練習の目的である。勝利することは感激であり充実感を与えてくれる。しかし、大会で優勝できるのは1チームのみであり、たとえ優勝しても、その後永遠に勝ち続けることは不可能である。いずれどこかで負けを経験することになる。試合に負けたとき、私は、「負けたことで全てが終わり、それまでの努力が全否定されるわけではない」と選手に伝えてきた。しかし本音を言えば、それは自分にとっての慰めであり、言わば、負け惜しみに近いものであった。真の意味において、負けた事実を受け入れてきたとは言えなかった。本書は、長年このような釈然としない思いを抱き続けてきた私の目から鱗を落としてくれた。
 負けることが全ての終わりでなく成功への踏み台と分かった時、コーチ、選手は迷いなく自分のなすべきことに集中できる。人間は勝敗の結果はコントロールできないが、自分の行動・思考はコントロールできるのである。「人は失敗から学ぶ」「逆境の中から重要なものが生まれる」。以前からよく聞かされ自分にも言い聞かせてきたがが、実際にそれを成し遂げたマイケル・ジョーダン、リック・ピティーノの成功例が文中に記されていることにもより勇気づけられた。コーチングポイントとしてこのようにも記載されている。

「失敗とは何かを失うことではなく、何かを得る機会だ」とわからさせることで質の高いプレーをすることが可能になる。成功への途上で経験する挫折をたいせつにすることが実は非常に重要であることを選手に教える。(p300 第9章 勝負から学び取る coaching point)

(文責:山口県バスケットボール協会 企画・広報委員会)
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ご注文は、お近くの書店または、下記ページからどうぞ

http://thistle.est.co.jp/tsk/detail.asp?sku=40944&page=1

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ウィンターカップ報告書(誠英高)

2008-02-21 23:25:45 | 読み物
「ウィンターカップを終えて」

誠英高等学校
女子バスケットボール部主将
前田清華

 皆様、たくさんのご声援ありがとうございました。

 私達は昨年度同様、高校での最後の全国大会であるウィンターカップの出場権を手に入れることができました。ウィンターカップは、バスケットボールだけの全国大会ということもあり、大会前は、憧れの東京体育館でまたプレーができると思うと、私自身わくわくしていたし、チームの士気も高揚していました。
 しかし、県予選ではチームの主力メンバーの一人でもある松森が膝を負傷し、大会には間に合わないという現実をつきつけられ、私達にとって、今までにないくらいのショックでした。また、私も大会前に足首を捻挫し、他にも、足の痛みに耐えながら練習していた部員もいました。ウィンターカップでは、多くの負傷者をかかえながら臨まなくてはいけない状況になってしまいました。
 試合当日。相手は、石川県代表の津幡高校。津幡高校とは、よく練習試合もしていたし、お互いを知っているチームでした。試合は、序盤、私達は今まで練習してきたチームディフェンスや一対一の強さなど、私達らしさが出ていたと思います。後半からは、相手のスリーポイントやミスのない確実なバスケットで離されてしまいました。試合には負けましたが、この大会には絶対に間に合わないと言われていた松森が出場し、一緒にプレーできたことは、私にとっても部員全員にとっても深く胸に残る試合となりました。
 結果は、インターハイ同様一回戦敗退で、全国での一勝の厳しさを改めて痛感しました。しかし、試合終了後はインターハイの時とは違い、あの悔しくてどうしようもないくらいの思いはなかったです。私自身は大会前にケガをして、チームに迷惑をかけてしまいましたが、この試合では負けはしたものの、仲間との心の繋がりや絆を感じることのできた貴重な試合だったと思います。
 この大会で私達三年生は引退しましたが、全国大会という夢の舞台でのあの一試合は、ずっと心に残ると思います。このような体験が出来たのも、ご指導くださった先生方をはじめ、力強いご声援をいただいた皆様方のおかげだからこそだと思っています。本当に感謝しています。ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。

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ウィンターカップ報告書(山口高校)

2008-02-21 23:22:02 | 読み物
「ウィンターカップ2007に出場して」

山口県立山口高等学校
バスケットボール部 主将 大田 崇央

 この度のウィンターカップでは、強豪の北陸高校と善戦はしたものの、76-75の1点差で敗れてしまい、自分にとっては悔いの残る試合となりました。
 ゲーム序盤は、体が硬く気持ちだけが先行し、なかなかシュートが入りませんでした。一方、北陸高校はガードの#7廣島を中心にゲームを組み立て、マッチアップで20㎝以上身長差のある#9張にボールを集めて得点を重ねていきました。山口高校も持ち前のチームディフェンスで#9への寄りを速くしたり、面取りのポジション争いを頑張ったのですが、多くのファールをとられてしまいました。
 後半に入ると、前半同様センターを守る#18中原さん、#7友森のファールが重なり重苦しい雰囲気になりそうでしたが、そこを打開したのが、#17隅廣さんでした。怒濤の得点で前半の北陸のリードを4Qには同点にしました。
 しかし、その4Qに#18中原さん、#7友森が相次いで5ファールで退場し、替わって自分がセンターを守ることになりました。普段から守ったことがなかったのですが、先輩にアドバイスをもらいコートに立ちました。やはり相手からすると攻撃の狙い目で、ことごとく中にボールを入れられ、オフェンスの起点にされました。そして迎えた残り3.3秒の場面。自分としては、精一杯のプレーでボールチェックにいったつもりでしたが、ファールとなり、相手にフリースローが与えられ、それが決勝点となってしまいました。3年生の3年間を僕の手で終わらせてしまったことが、今でも申し訳ないと思い、悔しさでいっぱいです。しかし、この悔しさを必ず克服して、また東京体育館でプレーすることで借りを返したいと決意しました。
 さらに、今回のウィンターカップ出場については、3年生4人の力なしで語ることは出来ません。3年生は県総体の決勝で負けて以来、受験勉強との両立をさせながら、厳しいチーム練習の上に自主練習をしていました。その努力の結果、あの北陸高校相手にひるむことなく力を発揮し、真に心の底からバスケットボールを楽しんでいるように見えました。日頃の練習では、他の部員に厳しさを求める以上に自分に厳しい隅廣さんも、この日ばかりは、シュートを決めたときに笑顔をのぞかせた場面もありました。いろいろな素晴らしいプレーも、努力で築き上げていくものだということを3年生は実証してくれました。
 このような選手たちがぶつかり合う全国大会というものは、各県の代表が出場するだけでなく、人の違った一面、人の大きさを気づかせてくれる最高の場所だとわかりました。自分たちも全国大会に出場するだけでなく、そこで力が発揮できるように、これからも日々努力していきたいと思います。
 最後になりましたが、コーチ・監督・保護者の方々、OBの方々、協会の方々また全国大会出場に関してご尽力くださった皆様に深く感謝いたします。

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国体成年女子報告

2008-02-21 23:10:00 | 読み物
ずいぶん遅くなってしまいましたが、昨年10月の秋田国体で3位入賞を果たした成年女子の報告を掲載します。
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『寒くて熱かったバスケ王国!』

 9月28日、成年女子は秋田入りをしました。
 山口を出発する時、まだまだ暑さが厳しかったのに、北へ北へと進むにつれて外を見れば半袖の人が居ない。寒いとは聞いていたけどこんなに寒いとは。現地の人に聞くと、着いた日の秋田と山口の気温の差は10℃近くあったとか。目的地に着き、駅のホームで私たちを迎え入れてくれた地元の高校生や、歓迎してくれる地域の方々の顔を見ると、この日の為の準備がどれだけ大変だったことか感謝の気持ちでいっぱいになったと同時に、この期待に応えることが出来るかというプレッシャーと不安がありました。
 去年のミニ国敗退という悔しい結果もあり、今年は例年に比べ練習回数も多く、スタビライゼーショントレーニングを新たに指導して頂き、個々の体力アップを図りました。6月からは毎週のように県外遠征や、地元の高校に協力して頂いての練習ゲームというハードスケジュールが続く一方で、疲労と不安ばかりが残る日々でした。そんな中、沖縄を除く九州全県が集まる練習会に参加させて頂いた時のこと、ふるさと選手と初めて合流し、ゲームの中でも生活面においてもチームとしてのまとまりを感じ、九州のチームと対等に戦うことが出来、それまでの不安が期待に変わりました。その後の練習では地元にいるメンバーで十分戦える力をつけることを目標とし、ふるさと選手が加わった時に更に強いチームになることを目指して取り組みました。回を重ねるごとに身体はきつかったけど、この仲間とバスケットが出来ることが嬉しくて、一試合でも多くこのメンバーと一緒にバスケがしたいと思いました。その結束力と勢いと多くの方の応援により、ミニ国は一位で突破し、本国体の切符を手に入れました。
 私たちの勢いはその後も止まらず、一回戦目の相手が去年優勝した山形県と聞いた時も、これに勝てば上位入賞も夢じゃないと思いました。
 そして期待と不安を抱えて挑んだ一回戦目は終始山口リードのゲーム展開で、終わってみれば74対69で強豪山形に勝利。二回戦目の滋賀戦は82対47で圧勝。この時点で三位入賞という結果をあっけなく果たしていました。
 結果的に最後になってしまった準決勝の熊本戦、第1ピリオドはリードで終わるものの、第2ピリオドでは相手の猛反撃を受け前半14点差のビハインド。そのまま第3ピリオドも点差は縮まらず迎えた第4ピリオド。もう一回山口に波が来るまでベンチも選手も観客席も最後まで諦めませんでした。残り4分、最後のチャンスが来て山口の逆襲。しかし、時間は過ぎて行き最終的に73対65で熊本に敗れました。
 試合が終わった時、悔しいという気持ちよりもチームが一つになれたこと、多くの人に支えられて応援して貰えたこと、仲間と熱いバスケが出来たこと、様々な気持ちが溢れ出てこの数ヶ月間必死になってやってきたことが終わり心にぽっかり穴が空いていました。
 秋田で過ごす最終日は荷上場集会所で催されたお別れ会で全員がそれぞれの思いを振り返り、そして普段出来ないバスケ三昧の日々と暖かくお世話して下さった荷上場の方との別れを惜しみつつ山口に帰りました。
 勝つこと、勝ち続けることはとても厳しく難しく、優勝した開催県である秋田は全ての面で日本一だったと思います。ただ自信を持って言えるのは、チーム全員が協力し合い自分に誇りを持ち、一つの目標に向かって突き進んだこと。そしてそんな山口のチームは最高だったということ。また今回結果を残すことが出来たのは、今のメンバーの力だけでは到底足りなかったということ。これまで監督として、スタッフとして、選手として、またそれ以外にも山口成年女子の為に試行錯誤して下さった方の力のお陰だということ。冷静に振り返ってみて多くのことを感じました。
 今まで応援、協力して下さった方々、本当にありがとうございました。今後は厳しい状況の中、自分たちのチームでも更に真剣に取り組む必要があります。また4年後の山口国体へ向けて、他のスポーツに比べまだまだマイナーなバスケットを盛り上げていく為にも、広い視野を持って練習に励んで行きたいと思います。

 山口県成年女子キャプテン 角田 愛子

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第62回国民体育大会(秋田わか杉国体)
平成19年(2007年)9月30日(日)~10月4日(木)
[成年女子] 二ッ井総合体育館
9月30日 1回戦 山口74(26-22 23-13 11-11 14-23)69山形
10月1日 準々決勝 山口82(28-7 22-9 14-20 18-11)47滋賀
10月2日 準決勝 山口65(22-18 8-26 12-16 23-13)73熊本
 ☆山口は3位

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秋田国体報告(少年男子)

2007-11-02 23:38:06 | 読み物
秋田国体を終えて

宇部工業高等学校バスケットボール部 3年 池田 親平

 今年度は少年男子の部が全県出場だったので、例年より早く選抜チームとしての練習や遠征合宿に取り組んでいました。3月には鹿児島サミット、7月には大分遠征、8月には近県テストマッチと福大カップ、9月には徳山大学合宿とかなりハードなスケジュールもありましたが、12人全員が目標である秋田国体ベスト4に向けて一生懸命練習してきました。国体チームで大変なことは、何と言っても選抜チームなのでコミュニケーションや雰囲気作り、プレイでの呼吸合わせです。普段は敵同士ですから、うまくいかないことがほとんどです。しかし、ハードな練習や遠征合宿で時間を共にしていくうちに、チームはだんだんと一つにまとまっていきました。特に、食事の時に、私達3年生が2年生に対し愛情たっぷり飯をついであげたりして、練習以外の場面でもよくコミュニケーションがとれるとても仲のいいチームでした。

 9月26日に目立った怪我人もなく、ほぼ万全のコンディションで「バスケの街能代」にやってきました。「バスケの街能代」といっても、これといって何もなく、冷たい北風が吹くただの田舎町で私達は困惑しました。現地での練習や大学生との練習ゲームでしっかり気持ちを切り替え、さらに総合開会式に参加してチームの気持ちは完全に国体モードになっていきました。

 山口県は、1回戦不戦勝、2回戦で高知県と対戦することになりました。高知県はインターハイ出場の明徳義塾高校を中心とするチームで203cmのセネガル人アリウンを擁する強豪です。アリウン対策や相手選手の特徴をDVDで何度も見て頭にたたき込み、試合に臨みました。

 第1Q、山口県の持ち味である粘り強いディフェンスができ、相手にストレスをためさせ、攻めを自由にさせませんでした。オフェンスでも、内角外角をバランスよく攻めて、19-14とリードする最高の立ち上がりでした。第2Qに入り、高知県が2-1-2のゾーンのディフェンスに切り替えて流れを変えようとしてきました。外角のシュートを思い切って撃つことができずミスが続き、自分たちのリズムが狂ってしまい、一気に相手のペースになり19点のリードを許してしまいました。後半、私達は積極的に攻めていき、ディフェンスも集中力を切らすことなくしつこく当たっていきましたが、アリウン中心に得点を重ねられ結局89-78で負けてしまいました。

 多くの練習を積み重ねてきて、それが最後まで出し切れなかったし、何よりこの山口県選抜チームで1勝もできなかったことが悔しくてたまりませんでした。いつも熱い指導で私達をサポートしてくださった先生方に勝利という形で恩返しできず、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。それと同時に国体という全国の舞台で勝つことの厳しさを改めて実感しました。私達は、この経験を生かし、次のさらなる高いレベルに挑戦していかなければなりません。私達の代では、思うような結果が出せませんでしたが、下級生には伝統ある山口県のバスケットを継承して、上位入賞をしてもらいたいと思います。また、2011年山口国体の目標である優勝に少しでも近づけるように頑張ってほしいと思います。

 最後に、今年度の山口県国体チームの活動において、ご支援、ご協力してくださったバスケット関係者の方々、お世話になった保護者、県民の皆様、そして、練習会場などで協力してくださった学校関係者の方々に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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[少年男子]能代山本スポーツリゾートセンターアリナス
10月1日 2回戦 山口78(19-14 6-27 21-20 32-28)89高知

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佐賀インターハイ報告(宇部工)

2007-10-23 19:20:12 | 読み物
「佐賀インターハイを終えて」

宇部工業高等学校 バスケットボール部
主将 宗野克洋

 7月27日朝8時、私たちは全員緊張した面持ちで佐賀へ向け出発した。昼前には試合会場の唐津市文化体育館へ到着し、モデルゲームのため会場入りしたが、その途端さらに緊張と言うか興奮が増して来た。

 金光藤陰とのモデルゲームを終え宿舎に移動したが、静かで落ち着きのある高級温泉旅館には全員大感激で温泉と食事が緊張をほぐしてくれた。

 いよいよ29日の愛媛代表新田高校との1回戦。全員が初めて経験する全国大会で予想以上に緊張してしまい普段通りのバスケが展開出来ず1Qは3点リードの重苦しい雰囲気でスタートした。2Q以降はようやく緊張もほぐれ、落ち着きを取り戻し、大応援団の声援に押され、満点の内容ではなかったが、なんとか勝利する事が出来た。

 2回戦は優勝候補の一角である延岡学園と対戦。208cmの留学生対策として、福岡第一や明徳義塾などの強豪校と練習試合を重ね、自信を持って挑んだ戦いだった。序盤から留学生にインサイドを攻められながらも、岸本の3点が抜群に当り始め1Qを
20対23 の3点ビハインドで終えた。2Q以降は208cmの留学生に加え、198cmのPFにインサイドを支配され、なお且つ外角からも効果的に決められ防戦一方になり、焦る気持ちから最後まで自分達のバスケが出来なかった。結局、 57対90 とい
う、最近経験した事のない大差での敗北となった敗北だった。

 この2試合、宇部工業のバスケットを発揮できなかった。守りきって走る、宇部工業のバスケを全国に知らしめる事が出来なかった事が、勝ち負けより悔しかった。だがこの悔しさを晴らす機会は自分達にはまだ残っている。12月に行われる選抜大会では、引退した3年や先輩方の想いと共に、宇部工業のバスケットを存分に発揮したい。まずは11月の県予選。熾烈な争いが予想されるが1点差でも良いから、勝ちたい。

 この「勝ちたい」という想いを強く抱いて、改めて全国への挑戦権を勝ち取り、私たちの目標である全国ベスト8へ一歩でも近づきたい。

 最後に、ご支援、ご声援頂きましたOBや保護者の皆様、並びに県バスケット協会関係者の皆様に深くお礼申しあげます。
今後も宇部工業バスケットボール部の応援を宜しくお願い致します。


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平成19年度全国高等学校総合体育大会
第60回全国高等学校バスケットボール選手権大会

[男子1回戦]7月29日(日) 唐津市文化体育館
宇部工(山口)82(20-16 20-13 21-15 21-20)64新田(愛媛)

[男子2回戦]7月30日(月) 唐津市文化体育館
宇部工(山口)57(20-23 12-22 10-21 15-24)90延岡学園(宮崎)

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佐賀インターハイ報告(誠英高)

2007-09-22 10:50:34 | 読み物
「佐賀インターハイを終えて」

誠英高等学校女子バスケットボール部
主将 前 田 清 華

 皆様、たくさんのご声援ありがとうございました。

 今年は、昨年度同様インターハイに出場することができました。やはり高校生最後のインターハイということで、昨年よりは大会にかける想いが強かったです。しかし、本当に悔しさばかり残る大会となってしまいました。

 新チームになってから、全国大会で勝つためにチーム一丸となって日々練習を重ねてきました。苦しい練習も仲間達と支え合い、乗り越えることができました。

 そして、いよいよ大会当日。私達の初戦の相手は、長崎県代表の長崎西高等学校でした。試合前のウォーミングアップから、しっかり体を動かし気持ちも一つにして試合に臨んだつもりだったのですが、試合は序盤から終盤までずっと相手のペースのままで、自分達の力を全く発揮することができず、終わってしまいました。
 試合が終了して、私達を応援して下さった方々、またわざわざ佐賀まで足を運んで下さった方々、それと毎日一生懸命私達にご指導して下さった先生方、ユニフォームを着れなかったチームの仲間達など、たくさんの方々に申し訳ない気持ちでいっぱいでどうすることもできませんでした。何がいけなかったのか、どうすればよかったのか考えてみても、あの時の私にはその答えを見つけ出すことができませんでした。
 今チームは、インターハイの悔しさをバネに、またウィンターカップへ向け再発進しています。今思うと、インターハイでは、ひた向きに戦っていくこと、バスケットを楽しむことを忘れていたのかもしれません。あの時のわからなかった答えを見つけるためにも、また一からやり直し、日々の練習から頑張っていきます。

 今回のインターハイは、私個人にとってもチームにとっても本当に悔しくて、もう思い出したくないほどの苦い体験を味わいましたが、大会のおかげで気付くことのできなかった、一番大切なことに気付くことができました。この貴重な体験を絶対に忘れず、しっかり胸に刻み込み、これからまた努力していきたいと思います。

 これからも応援よろしくお願いします。

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平成19年度全国高等学校総合体育大会
第60回全国高等学校バスケットボール選手権大会

[女子1回戦]7月29日(日) 唐津東中学校(佐賀県唐津市)
誠英(山口)51(7-26 9-24 12-18 23-20)88長崎西(長崎)



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応援についてのお願い(山口県協会理事長)

2007-08-26 19:11:03 | 読み物
先日、広島市で行われたミニ国体において、山口県チームの応援者の一部に、目に余る言動が見られ、近くで応援されていた他の方々に大変不快な思いを抱かしてしまいました。このような事態が生じたことを大変遺憾に思います。

日本バスケットボール協会発行の競技規則(ルールブック)の「まえがき」には、次のように書いてあります。

「本規則の願いは、この競技が、人間の体力や気力および人間らしい心を最高度に発揮して行われることである。(中略)この精神をあますことなく発揮するには、プレイヤーと審判と観衆と指導者との四方向からの努力がぜひとも必要である。(中略)観衆は、規則のよき理解者としてよいプレイに賞賛を送り、よいプレイヤーを勇気づけるのが役目である。」

会場に来られる皆様には、選手を讃え励まして、チームが最高の力が発揮できるような応援をぜひともお願いしたいと思います。また、自チームはもちろん、相手チームや審判に対しても中傷や揶揄ととられるような方法での応援はぜひ控えてくださいますよう重ねてお願いします。

平成19年8月
山口県バスケットボール協会
理事長 川武  修

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