ずいぶん遅くなってしまいましたが、昨年10月の秋田国体で3位入賞を果たした成年女子の報告を掲載します。
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『寒くて熱かったバスケ王国!』
9月28日、成年女子は秋田入りをしました。
山口を出発する時、まだまだ暑さが厳しかったのに、北へ北へと進むにつれて外を見れば半袖の人が居ない。寒いとは聞いていたけどこんなに寒いとは。現地の人に聞くと、着いた日の秋田と山口の気温の差は10℃近くあったとか。目的地に着き、駅のホームで私たちを迎え入れてくれた地元の高校生や、歓迎してくれる地域の方々の顔を見ると、この日の為の準備がどれだけ大変だったことか感謝の気持ちでいっぱいになったと同時に、この期待に応えることが出来るかというプレッシャーと不安がありました。
去年のミニ国敗退という悔しい結果もあり、今年は例年に比べ練習回数も多く、スタビライゼーショントレーニングを新たに指導して頂き、個々の体力アップを図りました。6月からは毎週のように県外遠征や、地元の高校に協力して頂いての練習ゲームというハードスケジュールが続く一方で、疲労と不安ばかりが残る日々でした。そんな中、沖縄を除く九州全県が集まる練習会に参加させて頂いた時のこと、ふるさと選手と初めて合流し、ゲームの中でも生活面においてもチームとしてのまとまりを感じ、九州のチームと対等に戦うことが出来、それまでの不安が期待に変わりました。その後の練習では地元にいるメンバーで十分戦える力をつけることを目標とし、ふるさと選手が加わった時に更に強いチームになることを目指して取り組みました。回を重ねるごとに身体はきつかったけど、この仲間とバスケットが出来ることが嬉しくて、一試合でも多くこのメンバーと一緒にバスケがしたいと思いました。その結束力と勢いと多くの方の応援により、ミニ国は一位で突破し、本国体の切符を手に入れました。
私たちの勢いはその後も止まらず、一回戦目の相手が去年優勝した山形県と聞いた時も、これに勝てば上位入賞も夢じゃないと思いました。
そして期待と不安を抱えて挑んだ一回戦目は終始山口リードのゲーム展開で、終わってみれば74対69で強豪山形に勝利。二回戦目の滋賀戦は82対47で圧勝。この時点で三位入賞という結果をあっけなく果たしていました。
結果的に最後になってしまった準決勝の熊本戦、第1ピリオドはリードで終わるものの、第2ピリオドでは相手の猛反撃を受け前半14点差のビハインド。そのまま第3ピリオドも点差は縮まらず迎えた第4ピリオド。もう一回山口に波が来るまでベンチも選手も観客席も最後まで諦めませんでした。残り4分、最後のチャンスが来て山口の逆襲。しかし、時間は過ぎて行き最終的に73対65で熊本に敗れました。
試合が終わった時、悔しいという気持ちよりもチームが一つになれたこと、多くの人に支えられて応援して貰えたこと、仲間と熱いバスケが出来たこと、様々な気持ちが溢れ出てこの数ヶ月間必死になってやってきたことが終わり心にぽっかり穴が空いていました。
秋田で過ごす最終日は荷上場集会所で催されたお別れ会で全員がそれぞれの思いを振り返り、そして普段出来ないバスケ三昧の日々と暖かくお世話して下さった荷上場の方との別れを惜しみつつ山口に帰りました。
勝つこと、勝ち続けることはとても厳しく難しく、優勝した開催県である秋田は全ての面で日本一だったと思います。ただ自信を持って言えるのは、チーム全員が協力し合い自分に誇りを持ち、一つの目標に向かって突き進んだこと。そしてそんな山口のチームは最高だったということ。また今回結果を残すことが出来たのは、今のメンバーの力だけでは到底足りなかったということ。これまで監督として、スタッフとして、選手として、またそれ以外にも山口成年女子の為に試行錯誤して下さった方の力のお陰だということ。冷静に振り返ってみて多くのことを感じました。
今まで応援、協力して下さった方々、本当にありがとうございました。今後は厳しい状況の中、自分たちのチームでも更に真剣に取り組む必要があります。また4年後の山口国体へ向けて、他のスポーツに比べまだまだマイナーなバスケットを盛り上げていく為にも、広い視野を持って練習に励んで行きたいと思います。
山口県成年女子キャプテン 角田 愛子
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第62回国民体育大会(秋田わか杉国体)
平成19年(2007年)9月30日(日)~10月4日(木)
[成年女子] 二ッ井総合体育館
9月30日 1回戦 山口74(26-22 23-13 11-11 14-23)69山形
10月1日 準々決勝 山口82(28-7 22-9 14-20 18-11)47滋賀
10月2日 準決勝 山口65(22-18 8-26 12-16 23-13)73熊本
☆山口は3位
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『寒くて熱かったバスケ王国!』
9月28日、成年女子は秋田入りをしました。
山口を出発する時、まだまだ暑さが厳しかったのに、北へ北へと進むにつれて外を見れば半袖の人が居ない。寒いとは聞いていたけどこんなに寒いとは。現地の人に聞くと、着いた日の秋田と山口の気温の差は10℃近くあったとか。目的地に着き、駅のホームで私たちを迎え入れてくれた地元の高校生や、歓迎してくれる地域の方々の顔を見ると、この日の為の準備がどれだけ大変だったことか感謝の気持ちでいっぱいになったと同時に、この期待に応えることが出来るかというプレッシャーと不安がありました。
去年のミニ国敗退という悔しい結果もあり、今年は例年に比べ練習回数も多く、スタビライゼーショントレーニングを新たに指導して頂き、個々の体力アップを図りました。6月からは毎週のように県外遠征や、地元の高校に協力して頂いての練習ゲームというハードスケジュールが続く一方で、疲労と不安ばかりが残る日々でした。そんな中、沖縄を除く九州全県が集まる練習会に参加させて頂いた時のこと、ふるさと選手と初めて合流し、ゲームの中でも生活面においてもチームとしてのまとまりを感じ、九州のチームと対等に戦うことが出来、それまでの不安が期待に変わりました。その後の練習では地元にいるメンバーで十分戦える力をつけることを目標とし、ふるさと選手が加わった時に更に強いチームになることを目指して取り組みました。回を重ねるごとに身体はきつかったけど、この仲間とバスケットが出来ることが嬉しくて、一試合でも多くこのメンバーと一緒にバスケがしたいと思いました。その結束力と勢いと多くの方の応援により、ミニ国は一位で突破し、本国体の切符を手に入れました。
私たちの勢いはその後も止まらず、一回戦目の相手が去年優勝した山形県と聞いた時も、これに勝てば上位入賞も夢じゃないと思いました。
そして期待と不安を抱えて挑んだ一回戦目は終始山口リードのゲーム展開で、終わってみれば74対69で強豪山形に勝利。二回戦目の滋賀戦は82対47で圧勝。この時点で三位入賞という結果をあっけなく果たしていました。
結果的に最後になってしまった準決勝の熊本戦、第1ピリオドはリードで終わるものの、第2ピリオドでは相手の猛反撃を受け前半14点差のビハインド。そのまま第3ピリオドも点差は縮まらず迎えた第4ピリオド。もう一回山口に波が来るまでベンチも選手も観客席も最後まで諦めませんでした。残り4分、最後のチャンスが来て山口の逆襲。しかし、時間は過ぎて行き最終的に73対65で熊本に敗れました。
試合が終わった時、悔しいという気持ちよりもチームが一つになれたこと、多くの人に支えられて応援して貰えたこと、仲間と熱いバスケが出来たこと、様々な気持ちが溢れ出てこの数ヶ月間必死になってやってきたことが終わり心にぽっかり穴が空いていました。
秋田で過ごす最終日は荷上場集会所で催されたお別れ会で全員がそれぞれの思いを振り返り、そして普段出来ないバスケ三昧の日々と暖かくお世話して下さった荷上場の方との別れを惜しみつつ山口に帰りました。
勝つこと、勝ち続けることはとても厳しく難しく、優勝した開催県である秋田は全ての面で日本一だったと思います。ただ自信を持って言えるのは、チーム全員が協力し合い自分に誇りを持ち、一つの目標に向かって突き進んだこと。そしてそんな山口のチームは最高だったということ。また今回結果を残すことが出来たのは、今のメンバーの力だけでは到底足りなかったということ。これまで監督として、スタッフとして、選手として、またそれ以外にも山口成年女子の為に試行錯誤して下さった方の力のお陰だということ。冷静に振り返ってみて多くのことを感じました。
今まで応援、協力して下さった方々、本当にありがとうございました。今後は厳しい状況の中、自分たちのチームでも更に真剣に取り組む必要があります。また4年後の山口国体へ向けて、他のスポーツに比べまだまだマイナーなバスケットを盛り上げていく為にも、広い視野を持って練習に励んで行きたいと思います。
山口県成年女子キャプテン 角田 愛子
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第62回国民体育大会(秋田わか杉国体)
平成19年(2007年)9月30日(日)~10月4日(木)
[成年女子] 二ッ井総合体育館
9月30日 1回戦 山口74(26-22 23-13 11-11 14-23)69山形
10月1日 準々決勝 山口82(28-7 22-9 14-20 18-11)47滋賀
10月2日 準決勝 山口65(22-18 8-26 12-16 23-13)73熊本
☆山口は3位