とこのへや

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感想(映画:シャーロック・ホームズ)

2018-06-17 22:14:32 | 管理用

「シャーロック・ホームズ」を観た。
 ロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウ 2010年。

思ったとおり、ただの推理モノではない全くのアクション・ムービー。
夫の好むところである。
そして、私の好物、ディテールにこだわっていて、うんちく満載。
私の理解が遅いので、展開が速すぎてやや辛いところもあったけれども、
なかなかに惹きこまれる内容であった。
検死のシーンだけでなく、食事中には見たくない描写もあり。
ま、映画見るときにがっつり食事ってわけでもないからね。

日本での理知的で物静かな英国紳士の雰囲気の名探偵を想像していると、
裏切られた感があるホームズ像、またはワトソン像。
でも原作をちょっとでも読んでいれば、こっちがホントかも?と思うところだ。
昔のホームズもので映画になっているものってうっすらとした記憶でしかないけれど、
日本の声優さんが「名探偵なんだから」と、賢そうな声でしゃべっているだけで、
本当はもっと皮肉屋で嫌われ者で食えない奴として今までも描かれていたのかも。
(英国風のセンスやニュアンスが日本人には伝わらなかっただけで)
活字である原作からの変換時の勘違いと言えるかもしれないじゃん。
原作本では確かに拳闘では強い、ってあったと思うし。
フランス語が達者だったりとか、素早く動くところとか、変装の名人とか。

「ワトソン君」は軍医で、なんとなく肉体派ではないイメージだったけど、
この映画の中ではバリバリ軍人っぽさが漂ってる。

それはホームズがお茶目な(いや、かなり憎らしい)ところがあることに
対しての反応、「頭いいのにしょーがねぇなー、このおっさん」という、
ホントに呆れているけど、彼が粗暴そうでありながら無口で優しくって
言えないみたいに見える。
そんな勝手に辻褄合わせをしたくなるような、ジュード・ロウ演じる肉体派
ワトソンの「はまり感」がある。

ホームズが推理するところについては巧い表現だな、と思うところが随所にあった。
細かくは書かないけど。
だって、そこが一番楽しいところかなぁって思うもの。
自分で見つけたいじゃない?
それにシーンはいつも、見ごたえある絵になってたから。

とにかく、座って推理しているとかじゃなくて、
いつも研究熱心で、解決したがりで、理論に基づいて
口だけでなく肉体でも、とにかくいつもアウトプットしているホームズだった。


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