2015年3月6日(金)~11日(水)
◆ 3月6日(金) 「くま」が捕まる!
朝、くぅ・じぅ姉さんから
「(長野)緑地の「くま」が捕まっている~!」
とココママは聞き、「えっ~~!」と絶句。
ココママは長野緑地へと駆けつけました。
野犬の「くま」は動物愛護センターが設置した檻の中で
恐怖でブルブルと震えていました。
ココママが差し出す好物のジャーキーも食べません。
(檻の中の「くま」)
「くま」は長野緑地に住みついて数年が経ちます。
最初は野犬がいると心配していたワンコ連れも
毎日のように「くま」と接するうちに
「くま」に親近感を持つようになっていったのです。
(顔が黒く熊に似ていることから「くま」と呼ばれる)
くぅ・じぅ姉さんとココママは「くま」が殺処分になるのではないかと
気が気ではありません。
「くま」を檻ごと回収に来た動物愛護センターの職員に
「くまは殺処分されるのですか!」
「くまを飼いたいと言っている人がいるんです!」などと
2人は泣きながら必死に訴えました。
職員から「現在、北九州市では殺処分を行っていない」
と言うことを聞きホッとした2人。
その後、ココママは「くま」に関わるワンコ仲間に連絡し
今日の状況を伝えたのでした。
◆3月11日(水) 動物愛護センターで「くま」と面会
長野緑地の野犬「くま」のことを日ごろから気にかけている
柴犬の「あんず」ちゃんと「ひなた」くんのママと一緒に
ココママは小倉北区西港にある動物愛護センターに行き
保護されている「くま」に会って来ました。
(写真撮影は禁止されました)
センターの犬舎の中でいつも横たわっていたらしい「くま」。
2人が「くま、くま…」と呼びかけると
「くま」が立ち上がり、私たちのそばへ来たのです。
くんくんとココママの手を匂い
そして、笑ったのです!
「くま、大丈夫よ~。もう少しここにいたら出られるよ。頑張って!」
と声掛けしたところで面会時間を終え、犬舎を後にしました。
この後の「くま」は
収容期限が切れたら動物愛護団体でトレーニングを受け、
譲渡先を探すことになるそうです。
どこの団体で訓練を受け、最終的にどこに貰われて行くのか
私たちには教えてくれないそうです。
おそらく、もう二度と「くま」と会えないでしょう。
だけど、職員は言いました。
「きちんと対処します」
「殺処分はありませんので、信頼してください」
「くま」の一連の出来事については
柴犬の「あんず」ちゃんと「ひなた」くんのママのブログに
詳しく載っていますのでご覧ください。
その1 「くま捕まる!」
その2 「くま面会アポ」
その3 「くまの様子」
私たちは親しみを感じていた「くま」ですが、
みんなが利用する公園を住処にする野犬です。
なかには「くま」を怖がり、
「くま」がいるために公園に来たくないという人もいます。
そんな市民の声も尊重する必要があります。
しかし、「くま」は好きで野良犬になった訳ではありません。
心無い「人間」に捨てられ、野犬として必死に生きていたのです。
長野緑地に行っても、もう「くま」とは会えませんが、
殺処分されることなく、
今後、どこかで幸せに暮らせることを考えると
これで良かったのかなと思うココママなのでした。
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