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私らしく・・・今を生きる

恋愛も仕事も、変化の年。私らしく・・・・今を生きたい。

東京都教員採用試験 一次選考

2006-07-09 | 教員採用試験
とうとう東京都教員採用試験当日を迎える。

2月から通い始めた予備校。
右も左もわからなかったけど、とにかく突っ走ってきた。
あとは自分のやってきたことを信じ、全力を出し尽くすのみ。

でも・・・・やっぱり不安
結局前日からの緊張は溶けず、夜は12時にベッドに入ったのにまったく眠れず2時過ぎまでベッドの中でのたうちまわってたし。
試験中眠くなったらどうしよう・・それより、緊張しすぎて朝から吐き気がする。
こんなに緊張するの、いつぶりだろう。心臓がバクバク鳴ってるのがわかる。
でもそんな自分を振り返り、教員になりたいという夢を再確認する。

PAPAとMAMAが協力して、お弁当を作ってくれた。
もちろん、試験に勝つために、「カツ」をチョイス。

バックにはお守りを。
一つは、両親からのプレゼント。もう一つは・・・。

そして、明治大学の教授をしていたおじいちゃん、小学校の教頭先生をしていたおじさんの写真が並ぶ仏壇へ、いってきますの挨拶。

「私、二人のような先生になりたい。頑張ってきます。」

試験会場へは、意外と早くついた。まだ教室へ入れなかったため、外のベンチでまっていた。
すると、予備校の先輩が。なんか、ほっとした。そして、いよいよ開場。
お互いの健闘をたたえあって、握手。いざ、教室へ。

試験会場って、なんて独特な雰囲気があるんだろう。いる人全員が天才に見えてくる。
そして、あっという間に答案用紙が配られた。

私は、ここでも自分の心臓の鼓動の速さに驚いた。むしろ、その鼓動の速さを聞いて、余計に緊張が高まった。
でも、やるだけのことはやってきた。予備校の自習室、地元の図書館、かわりばんこに通いつめて、勉強してきた。緊張なんてしてられない。やるっきゃない。そう、自分に言い聞かせた。

10:30~12:00 教職・一般教養試験
 
全50問。法規・答申のほか、一般教養試験
13:10~14:10 専門試験(小学校全科)
 
全30問。学習指導要領他
14:30~16:00 論文試験
 
2問のうち、どしらかを選択して解答。1200字~1500字

教職一般は、予備校の予想では中央審議会答申が中心にだされるのではないかという予想だった。でもねらいを定めた答申は出題されず。それよりも、基本的な教育基本法や教育公務員特例法などの問題が出題された。一般教養は、例年よりもやや難易度は下がっている様子。でもここでなんとか点数を1点でも多く稼ぎたい。
わからない問題はあったけど、なんとかひととおり完成。
本来点数をとるべき教職問題に、自信がない問題がややあった。そのため、不安を残したまま午後の専門科目へ。

せっかく作ってくれたお弁当。でも、未だに緊張がとけず、結局3分の1は残してしまった。
そしてすぐに午後にむけて参考書を手にして復習。

小学校全科は9教科全てが出題される。毎年出題の傾向があった。社会は地図が出され、音楽はリコーダーの指使い、コードなどが出題されるはず。
でも、今年は傾向が変わってしまった。かわったという事実に少し驚きつつ、問題をといていった。
国語の長文読解から始まり、各教科の学習指導要領の問題で締めくくられる。私はいつも、最初にうしろのほうの学習指導要領の問題から手をつけてみる。なぜなら、考えなくていいから。
全科の問題は、1時間しかないため、見直す暇がほとんどない。残り時間もわずかとなり、あわてて国語の長文問題へ。

ん?? なんか・・・これ・・・・この文章・・・・見たことアル

たしかにこの文章で問題を解いた記憶があった。何で取り扱ったのかは覚えてない。でもきっと、予備校でやったのだろう・・・文章を読まなくても、内容がわかってしまった。ラッキーと思い、問題を解き進む。
試験後予備校のみんなに聞いてみると、見たことない、初めてだったと言っていた。でも、私は絶対みたことある・・・そう思い、自分の解いた参考書を片っ端から探してみた。すると・・・

あった。予備校で最後に配られた去年の全国の都道府県の専門科目の過去問集に。
岐阜県の去年の問題だった。
もちろん、問題の形式は違うものだったけど、まったく同じ文章だった。
私は全国の過去問集を自分で地道に解いていた。東京都同じマークシート形式の県から順番に手をつけ、その後徐々に記述式の県の問題に手をつけていた。その中に、たまたまこの問題があった。

こんなことってあるんだ・・・そういえば、私、高校受験のときにもこんなことがあったな・・・

そして、論文。
筆記の点数がぎりぎりでも、論文がよければ受かると言われている。
反対に、いくら点数がよくても、論文がひどいと落とされるといわれている。
だから、論文はたくさん書いた。たくさん練習した。ざっと20本以上書いた。
学校の校長先生、予備校の先生方に添削してもらい、自分の柱となる教育観を考えておいた。

そしたら・・・・予想がどんぴしゃであたった。

論文の課題Aは
「確かな学力」について。
学ぶ楽しさや学ぶ意欲を高めるために、教員としてどう指導していくかという問題。

何回も練習したテーマ。唯一予備校の先生にAをもらったテーマ。
このテーマを見た瞬間、いろいろ不安に思っていた気持ちが一気に吹き飛ばされる。

「書ける・・・」

そう思った。
柱だけ下書きし、あとは自分の書いた論文を思い出しながら記述していった。
最後のまとめを書き始め、ラスト3行になった瞬間、今までの緊張から解き放たれるこの瞬間を待っていたかのように、目に涙が溢れてきた。涙で字がかすむ中、最後の1文字を書き終えることができた。

終了のチャイム。



終わった・・・・・・



夜、予備校の仲間とこじんまりと打ち上げ
普段あまりビールを飲まない私だけど、この日ばかりは本当においしく感じた
でも、まだ不安が残るせいか、大ジョッキで何倍飲んでも、酔えない自分がいた

長いながーい一日でした。

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