さてさて、蛭ヶ岳からの下山です。
市原新道を下りるために山荘の裏側に来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/16/f4c8840d8ff1059a1d97b6a46669cdf9.jpg)
左手に焼山から姫次に続く尾根道が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/dd/7998a0c88ea4d9c4c813e6f7f4a1266f.jpg)
下りる方向はこちらです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/09/792c4dcecb69ae38ef424b8731eea8c7.jpg)
(すでに、こちらの方向を見ている点が過ちである)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/58/350593ca6cc167e8af75fd28e51d408d.jpg)
単純に白馬尾根の隣を下ればよいと思っていたのが間違いの元だったのですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/10/edfdb7aca07d5c5e8f53e225646107e8.jpg)
問題は、この草原です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/19/3d7c6387634be0f9821d8a3185824960.jpg)
ここまでは、登山道を示すピンクのテープがありました。
この草原を右側に歩いたのが、いけなかったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/bc/ee7e6f2d93230a8878a205d67d28e591.jpg)
たしか1ヶ月前にネットを検索した際に見た画像では、尾根を右方向に下るというのをぼんやり覚えていました。
画像では、左側に迷うルートを赤い矢印で示しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/89/92a197a51f33e85c550d6fd96fc79e93.jpg)
が、それは、この草原を抜けてからのことだったのですね。
さらに右側に尾根がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/bc/ee7e6f2d93230a8878a205d67d28e591.jpg)
このように、下山コースでは、いくつもの尾根に分かれるので、その都度どちらに降りるのかの判断が必要です。
もしも違う尾根を下ると、コースを外れてしまいます。
この尾根に続いている道は複数あることから、登山者がこれほど多いとは考えられないので、鹿の足跡だと判断しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/6a/b079d9be345661476468fee099e482f0.jpg)
しかし、まだ鹿柵があるので、このルートを安心して降りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/46/f98e488f30bd8158190d510d603e2bfe.jpg)
やがて道がなくなったので、わずかに残された痕跡をたどります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/a4/37a4293e70661aae51b5000ce9a06903.jpg)
すでにこの時点で、草原の右側の誤ったルートに入り込んでいたようです。
しばらく進むと、この尾根が誤りだったことに気がついて、隣の尾根に移動する道を見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/b1/e122ab41ec1267f0e3cf32340617df27.jpg)
矢印に沿って歩いた跡があります。
が、ここは鹿さんの道だということが分かりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/bb/6c2685c9a015f9fe662ee52acaf3ae8a.jpg)
だって、人が通るのならば、このような枝が生えているわけはないからです。
しかも、この辺はクマさんもいるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/fa/052d2ebef63cabd8c60c25ee2723ebab.jpg)
もう市原新道の尾根とは、完全に分離しているので、すでに戻ることは不可能です。
(・・・と思ってはいけない! ここならば、まだ戻って正規のルートを探したほうが賢明でした)
<<教訓>>
道に迷ったら、効率のよい修正路を探すのではなく、正規のルートを確認できる場所まで戻るほうが結果として楽である。
わずかながら植林されている場所を見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/60/8cc7e16e68416189da8353f03b63111c.jpg)
この植林よりも崖側を下らなければ良いと判断しました。
(植林されていないということは、人も入れないほどの急斜面ということですね)
このテープを見つけると救われた気になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/66/2d713c0868d26346185345f50929bfb2.jpg)
が、それは必ずしも登山道を意味しているのではないことが分かりました。
<<教訓>>
テープには登山道だけでなく、作業用のテープが混在しているので、それを信じると間違ったルートになる!
ここは早戸川の渡渉が必要な場所ですが、作業用のテープが入り乱れ、正規の道を惑わす場所でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/bf/d4de23e58e043847c4ffd392c2fc0d38.jpg)
ここでは、とにかく右のがけ下に入り込まないように、尾根道を下ることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/41/6981c16f368748f4e213504083a8b3b5.jpg)
尾根道は、けっこう急斜面です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/18/0312eb6aa085810f3d7ed1a008b4228c.jpg)
そして、沢まで降りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/5c/a2d426a7102fd95e1b48a632da12cc4f.jpg)
あらためて降りた場所を見てみると、テーピングの印などありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/9f/9a0c1054c2be31e68317c9924fcdeb72.jpg)
つまり、ここは正規のルートではないということです。
この沢に沿って谷を降りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/1f/91dc6f7db914157212e7f0ac4eda72d7.jpg)
かなり気温が低いので、沢は凍っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/37/4836742632f8bc0637032c3c4a76697e.jpg)
そして無事に入り口まで戻ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/fb/c1c089758632b78668b502871d873891.jpg)
蛭ヶ岳の最短ルート・市原新道で迷わないコツをまとめます。
蛭ヶ岳へは、この画像の場所から川をまっすぐに進まずに、右手の山道を進めば早戸大滝への道に出ます。
帰りのために、川に降りてきた道の場所を覚えておいて下さい。
そして雷滝まで川に沿って歩き、市原新道を登るべきです。
市原新道は、とにかく尾根を上がればよいので、まず迷うことはありません。
そして下山に白馬尾根を使うことです。
白馬尾根の入り口は、鬼が岩を過ぎて鹿柵の間から入ります。
入り口付近は足跡が不明瞭ですが、気にしないでなるべく中央を進んで下さい。
笹の草原に入ると、明確な踏み跡が現れるので、それを探して下さい。
もし迷っても、そのまま進み植林を目指せば道を間違えることはないでしょう。
今回の過ちは、行きは雷滝を目印にしなかったこと。
帰りは、市原新道の草原地帯で右に降ったことでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ae/95bb3b22078b8ba37dc1bd624ee79bcc.jpg)
ま、来年になって暖かくなったら、一緒に登ろうねyuyuさん!
迷ガイドがついているからね〜
市原新道を下りるために山荘の裏側に来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/16/f4c8840d8ff1059a1d97b6a46669cdf9.jpg)
左手に焼山から姫次に続く尾根道が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/dd/7998a0c88ea4d9c4c813e6f7f4a1266f.jpg)
下りる方向はこちらです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/09/792c4dcecb69ae38ef424b8731eea8c7.jpg)
(すでに、こちらの方向を見ている点が過ちである)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/58/350593ca6cc167e8af75fd28e51d408d.jpg)
単純に白馬尾根の隣を下ればよいと思っていたのが間違いの元だったのですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/10/edfdb7aca07d5c5e8f53e225646107e8.jpg)
問題は、この草原です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/19/3d7c6387634be0f9821d8a3185824960.jpg)
ここまでは、登山道を示すピンクのテープがありました。
この草原を右側に歩いたのが、いけなかったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/bc/ee7e6f2d93230a8878a205d67d28e591.jpg)
たしか1ヶ月前にネットを検索した際に見た画像では、尾根を右方向に下るというのをぼんやり覚えていました。
画像では、左側に迷うルートを赤い矢印で示しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/89/92a197a51f33e85c550d6fd96fc79e93.jpg)
が、それは、この草原を抜けてからのことだったのですね。
さらに右側に尾根がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/bc/ee7e6f2d93230a8878a205d67d28e591.jpg)
このように、下山コースでは、いくつもの尾根に分かれるので、その都度どちらに降りるのかの判断が必要です。
もしも違う尾根を下ると、コースを外れてしまいます。
この尾根に続いている道は複数あることから、登山者がこれほど多いとは考えられないので、鹿の足跡だと判断しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/6a/b079d9be345661476468fee099e482f0.jpg)
しかし、まだ鹿柵があるので、このルートを安心して降りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/46/f98e488f30bd8158190d510d603e2bfe.jpg)
やがて道がなくなったので、わずかに残された痕跡をたどります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/a4/37a4293e70661aae51b5000ce9a06903.jpg)
すでにこの時点で、草原の右側の誤ったルートに入り込んでいたようです。
しばらく進むと、この尾根が誤りだったことに気がついて、隣の尾根に移動する道を見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/b1/e122ab41ec1267f0e3cf32340617df27.jpg)
矢印に沿って歩いた跡があります。
が、ここは鹿さんの道だということが分かりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/bb/6c2685c9a015f9fe662ee52acaf3ae8a.jpg)
だって、人が通るのならば、このような枝が生えているわけはないからです。
しかも、この辺はクマさんもいるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/fa/052d2ebef63cabd8c60c25ee2723ebab.jpg)
もう市原新道の尾根とは、完全に分離しているので、すでに戻ることは不可能です。
(・・・と思ってはいけない! ここならば、まだ戻って正規のルートを探したほうが賢明でした)
<<教訓>>
道に迷ったら、効率のよい修正路を探すのではなく、正規のルートを確認できる場所まで戻るほうが結果として楽である。
わずかながら植林されている場所を見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/60/8cc7e16e68416189da8353f03b63111c.jpg)
この植林よりも崖側を下らなければ良いと判断しました。
(植林されていないということは、人も入れないほどの急斜面ということですね)
このテープを見つけると救われた気になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/66/2d713c0868d26346185345f50929bfb2.jpg)
が、それは必ずしも登山道を意味しているのではないことが分かりました。
<<教訓>>
テープには登山道だけでなく、作業用のテープが混在しているので、それを信じると間違ったルートになる!
ここは早戸川の渡渉が必要な場所ですが、作業用のテープが入り乱れ、正規の道を惑わす場所でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/bf/d4de23e58e043847c4ffd392c2fc0d38.jpg)
ここでは、とにかく右のがけ下に入り込まないように、尾根道を下ることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/41/6981c16f368748f4e213504083a8b3b5.jpg)
尾根道は、けっこう急斜面です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/18/0312eb6aa085810f3d7ed1a008b4228c.jpg)
そして、沢まで降りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/5c/a2d426a7102fd95e1b48a632da12cc4f.jpg)
あらためて降りた場所を見てみると、テーピングの印などありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/9f/9a0c1054c2be31e68317c9924fcdeb72.jpg)
つまり、ここは正規のルートではないということです。
この沢に沿って谷を降りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/1f/91dc6f7db914157212e7f0ac4eda72d7.jpg)
かなり気温が低いので、沢は凍っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/37/4836742632f8bc0637032c3c4a76697e.jpg)
そして無事に入り口まで戻ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/fb/c1c089758632b78668b502871d873891.jpg)
蛭ヶ岳の最短ルート・市原新道で迷わないコツをまとめます。
蛭ヶ岳へは、この画像の場所から川をまっすぐに進まずに、右手の山道を進めば早戸大滝への道に出ます。
帰りのために、川に降りてきた道の場所を覚えておいて下さい。
そして雷滝まで川に沿って歩き、市原新道を登るべきです。
市原新道は、とにかく尾根を上がればよいので、まず迷うことはありません。
そして下山に白馬尾根を使うことです。
白馬尾根の入り口は、鬼が岩を過ぎて鹿柵の間から入ります。
入り口付近は足跡が不明瞭ですが、気にしないでなるべく中央を進んで下さい。
笹の草原に入ると、明確な踏み跡が現れるので、それを探して下さい。
もし迷っても、そのまま進み植林を目指せば道を間違えることはないでしょう。
今回の過ちは、行きは雷滝を目印にしなかったこと。
帰りは、市原新道の草原地帯で右に降ったことでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ae/95bb3b22078b8ba37dc1bd624ee79bcc.jpg)
ま、来年になって暖かくなったら、一緒に登ろうねyuyuさん!
迷ガイドがついているからね〜
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます