衝撃的な出来事はNYに来て何回も体験していますが
中でも本当に悲しくて言葉が出なかった出来事があります。
私の知り合いのジャズミュージシャンの20歳の男の子が
夢がありNYへ来た時の話です。
彼は大学生の時からジャズにハマり
演奏するようになりました。
ジャズと言ったらNY!
知り合いのミュージシャンも数人いるし
夢を追って期待膨らまして渡米しました。
私は彼とNYのゲストハウスで知り合い
話すようになりました。
夢があり、とてもいい子で、まだ無邪気な部分もあり
頑張り屋で応援したくなる子でした。
彼は深夜にあるジャズセッションへ
毎日、行っていました。
そんなある日、
ゲストハウスのみんなでくつろいでいたら
彼がいきなり痙攣して白目を向いて
意識不明となり倒れたのです。
ゲストハウスにいるのは私のぞいて全員
短期で来ている観光ビザの子ばかりで、
みんなどうしていいのか分からずパニックになりました。
そして救急車を呼んで彼は病院へ運ばれました。
元気だった人が目の前で急に倒れて衝撃的な姿を目にして
動揺が隠し切れずその日はみんな心配で寝れませんでした。
次の日、みんなで病院へ行きましたが
クダをたくさん付けられて寝ている彼の姿を見た時に
また衝撃を受けました。
ただ事じゃないかも...
そう思いました。
ご両親に連絡するにもみんなゲストハウスで出会ったばかりで
そこまで彼と付き合いが長くないので連絡先を知りません。
そこまで彼と付き合いが長くないので連絡先を知りません。
彼の荷物を勝手に見るのは良くないことですが
仕方ないので連絡先がわかる人はいないか探しました。
仕方ないので連絡先がわかる人はいないか探しました。
彼のジャズミュージシャン仲間の1人と連絡が取れ、
両親にも連絡が取れました。
ご両親はすぐに飛行機に乗りNYまで来ました。
まさかこんな事になるなんて思ってもみなかったと
思います。
初めてアメリカへ行く理由が子供が入院した知らせで
しかも知らない土地で英語も出来ないそうなので
とにかく不安だったと思います。
ご両親が病院に来るまでミュージシャン仲間も
病院に来てくれて私達は毎日、交代で彼のそばにいました。
それから彼のご両親が到着して病院にいたので
私達は様子を見ながら病院へ行っていました。
しばらくチューブだらけの体で寝ている彼の姿を
見ているだけで本当に心苦しかったです。
早く良くなって欲しいと心から願っていました。
ある日、ご両親から呼ばれ彼の病状は
原因不明でお医者さんも為す術がないと聞きました。
あんなに夢を語っていた彼が
こんな事になってしまって、私達も悲しかったです。
そして
ある日突然、
彼が亡くなったと聞きました。
言葉が出ませんでした。
彼が倒れてから1ヶ月で彼はこの世からいなくなったのです。
まだ彼は20歳でこれからいろんな経験ができたのに
こんな事になるなんて
誰も想像してなかったと思います。
それから彼のご両親に話を聞きましたが
彼は一生、意識のない植物状態のままだと
お医者さんから言われたそうです。
それでご両親は苦渋の決断だったと思いますが
この結果を選んだそうです。
人は一生にいろんな決断を迫られる時がありますが
これは究極に想像を絶する決断だったと思います。
子供の命を自分たちの決断で終わらせることが
どれだけ悲しいことか。
涙が溢れ出して止まりませんでした。
それと同時に早くあのチューブだらけの体から解放されて
自由になって欲しいと思っていたので
もう自由だからねと心の中で彼に伝えました。
そして今でも彼が私に夢を語ってくれたことは
忘れません。
いつまでも彼は私の中にいて
夢を追って輝いて生きています。
いつも辛いこと、悲しいことがあっても
彼を思い出し、生きている事に感謝し、
一生懸命、後悔のない人生を生きなきゃと思います。
私に夢の大切さと諦めない心を教えてくれた彼に
今でも感謝しています。
ありがとうね。
ゆっくり休んでね。
Rest in peace...