
実はこのエントリは昨日アップしようと準備していました。「イ・ウンジュ」ssiのことはまだ整理できていません・・・
反省をした次のレビューは香港映画・・・反省しとるんか!!
という事で香港映画『天上の剣』をレンタルDVDで観ました。
GeoGeoで週末レンタル一本39円セールをやっていたので、『チム あこがれの人 』『愛と、死を見つめて』と一緒に、ジャケットに「チャン・ツィイー」がセンターにいたのでつい借りてしまいました。
ですから内容も登場人物も知らず観始めたんですが、結構観たことがある人ばかりでした。最近お目にかかった『風雲 ストーム・ライダーズ』『特攻!BADBOYS』のイケメンお二人、「セシリア・チャン」は『星願 あなたにもういちど 』『ラブ・レター ~パイランより~』にて。そして極めつけは「サモ・ハン・キンポー」、観終わってCAST紹介を見るまで全然気付きませんでした。すごい貫禄が付いてます。
内容は中国風ハルマゲドンとでも表現すればよいでしょうか?大活劇スペクタクルロマン作品です。はっきり云って私は好きです。
オープニングから作品の約三分の一まで、登場人物や物語の背景の説明も無く一気につっぱしります。観客置いてけぼりです。魔王が一暴れしてから、やっと落ち着いて物語が動き始めます。
Blogなどで観終わった方の感想を読んでみるとストーリーが判らなかったという方が多いようです。これだけのボリュームで104分しか無いのですからある意味当然なのかもしれません。ですからいつもとは趣向を変え、ネタバレで書いていこうと思います。
まず登場人物たちは人ではありません。いわゆる仙人や道教の道士たちと思われます。作品の舞台も題名の通り天空です。ですから、みんな空を飛びまくりです。
自然界の力と一体になるべく修行する仙人たちが住む天空界に、邪の霊力を持つ魔王が席巻していた。天空の地『崑崙』(コンロン)には、師弟の関係の仙人が修行していた。麗しき女仙人『弧月(クーユ)』(セシリア・チャン)と弟子の『天宋(ディンチョン)』(イーキン・チェン)だった。『天宋』への師弟を超えた想いに悩む『弧月』は、自らの武器『環月輪』を与え、他の地で修行を行うよう命じる。一人『崑崙』に残った『弧月』に対し魔王が襲い掛かり、『弧月』は灰と化してしまう。
二百年後、魔王は『白眉(パクメイ)』尊師(サモ・ハン・キンポー)率いる蜀山(ウオメイ)に戦いを挑んできた。尊師の命を受け人間の住む下界へと向かう剣の翼を持つ『辰子(ツァンチー)』(ルイス・クー)は親友である『天宋(ディンチョン)』と再会する。二人は『樂天』(チャン・ツィイー)の父である大将軍率いる人間の軍勢に撤兵を促すが、時既に遅く魔王が部隊を襲い、『樂天』一人を残し全滅してしまう。
一方蜀山では『白眉』とともに『英奇(インケイ)』(セシリア・チャン)『無忌(モウゲイ)』(パトリック・タム)の二人「天雷双剣」と、七人剣士、そして彼らの弟子達が反撃を開始、敗れた魔王を蜀山の麓に追い込んだかに見えたが、それは魔王の策略であった。数々の仙人・尊師たちが捜し求めてきた霊力の洞穴への入り口が彼らの力により開かれてしまったのだ。
『英奇』は『辰子』と共に現れた『天宋』を見て不思議な感覚に戸惑っていた。その感覚は『天宋』も同じであった。思いを断ち切り洞穴に侵入した『辰子』と『天宋』は洞穴の霊力に振り回され、遅れて飛び込んだ『白眉』の手により助け出される。『白眉』は『辰子』にはこの地に残り見張ることを、そして『天宋』には一門への警告を出すよう命じた。(ここまでで30分)
天空の蜀山で『白眉』は魔王を倒す為に新たな武器が必要と論じ、天撃剣と雷炎剣を合わせる事を天雷双剣に命じる。しかしその試みは失敗に終わり二人は地上に落下してしまう。地上で見ていた『天宋』は『環月輪』の導きにより落下した『英奇』を助け出す。
瞑想に入ることを決意した『白眉』は『天宋』にウオメイの長になることを言い残す。雷炎剣の使い手『無忌』の再生の術を施す。『白眉』は「精神の力」「宇宙の力」そして「再生の力」の三要素の結合こそが魔王を打ち破る新たな武器になると説き、「精神の火」を遺し「宇宙の力」を探すべく異空間に姿を消した。
『無忌』の生まれ変わりは『廉刑(リムイン)』と名づけられるが、彼には以前の記憶が無い。『英奇』が彼の師となった。彼は自らの剣を探し出すべく修行を開始する。
一方洞穴を見張る『辰子』の前に小さな妖魔(ケリー・リン)が現れた。傷つき飛べなくなった妖魔に憐れみを感じた『辰子』は仮の翼を与えた。洞穴の霊力が漏れ、妖魔が死に瀕したとき、妖魔を助けようとした『辰子』は妖魔の虜となってしまう。
蜀山にて、『英奇』が『弧月』の再生した姿と信じる『天宋』は『英奇』が『弧月』の記憶を取り戻すよう天撃剣を掴もうとするが失敗、地上に燃えながら落ちてしまう。『英奇』は『天宋』を助けようとするが叶わず、彼を地上に葬った。
残された七人剣士と弟子達の前に『辰子』が現れた。邪道に落ちた彼の手によりウオメイ一門は地上に落ち、『英奇』は囚われ、蜀山も破壊される。
法力を取り戻した『廉刑』の手により「精神の火」は死んだ『天宋』に結合、彼は再生する。『白眉』の合図を見た『天宋』は「宇宙の力」とも結合、究極の力を手にした。
洞穴に向かった『天宋』と『廉刑』。二人は囚われの身だった『英奇』を助け出し、『辰子』に立ち向かう。『天宋』死闘のさなか『英奇』に向けて放つ言葉はかつての師の言葉だった。戦いの末自らを取り戻した『辰子』はかつての約束を果たすよう『天宋』に言い放ち、『天宋』は約束を果たした。
地上を覆う魔王の血雲に対抗すべく『廉刑』と『英奇』は再度剣の結合を果たし、魔王に反撃を開始する。
最後の戦いを挑むべく二人の元に合流した『天宋』は、魔王の真実の姿を見ることになる・・・
主目的だった「チャン・ツィイー」はあまり活躍しません。あの美しい容姿を封印し、ボーイッシュな剣士として登場しますが、ストーリー的にもあまり重要ではありませんでした。
ヒロインは「セシリア・チャン」。どこか儚げな印象のある彼女ですが、本作ではワイヤーアクションに挑んでいます。一部の方が書かれていましたが、もし彼女の役を「チャン・ツィイー」が演じていたらどうなっていたでしょうね。「チャン・ツィー」の動きの美しさは『LOVERS』で実証済みですし・・・
作品が語りたいテーマとは『輪廻転生』そして『愛』ではないでしょうか。
修行の妨げともなる愛に翻弄され、邪に取り入られてしまう導師たち。しかし愛の力により復活を果たすのです。
物語の冒頭の『弧月』の想いを寄せる師とは『天宋』の前身だったのかもしれません。
評価 ワイヤーアクションとCGに免じて 星 よっつ
・天上の剣-The Legend of ZU-@映画生活
P.S.
『辰子』の寄生された姿は『ゼイラム』を思い出しちゃいます。
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内容は中国風ハルマゲドンとでも表現すればよいでしょうか?大活劇スペクタクルロマン作品です。はっきり云って私は好きです。
オープニングから作品の約三分の一まで、登場人物や物語の背景の説明も無く一気につっぱしります。観客置いてけぼりです。魔王が一暴れしてから、やっと落ち着いて物語が動き始めます。
Blogなどで観終わった方の感想を読んでみるとストーリーが判らなかったという方が多いようです。これだけのボリュームで104分しか無いのですからある意味当然なのかもしれません。ですからいつもとは趣向を変え、ネタバレで書いていこうと思います。
まず登場人物たちは人ではありません。いわゆる仙人や道教の道士たちと思われます。作品の舞台も題名の通り天空です。ですから、みんな空を飛びまくりです。
自然界の力と一体になるべく修行する仙人たちが住む天空界に、邪の霊力を持つ魔王が席巻していた。天空の地『崑崙』(コンロン)には、師弟の関係の仙人が修行していた。麗しき女仙人『弧月(クーユ)』(セシリア・チャン)と弟子の『天宋(ディンチョン)』(イーキン・チェン)だった。『天宋』への師弟を超えた想いに悩む『弧月』は、自らの武器『環月輪』を与え、他の地で修行を行うよう命じる。一人『崑崙』に残った『弧月』に対し魔王が襲い掛かり、『弧月』は灰と化してしまう。
二百年後、魔王は『白眉(パクメイ)』尊師(サモ・ハン・キンポー)率いる蜀山(ウオメイ)に戦いを挑んできた。尊師の命を受け人間の住む下界へと向かう剣の翼を持つ『辰子(ツァンチー)』(ルイス・クー)は親友である『天宋(ディンチョン)』と再会する。二人は『樂天』(チャン・ツィイー)の父である大将軍率いる人間の軍勢に撤兵を促すが、時既に遅く魔王が部隊を襲い、『樂天』一人を残し全滅してしまう。
一方蜀山では『白眉』とともに『英奇(インケイ)』(セシリア・チャン)『無忌(モウゲイ)』(パトリック・タム)の二人「天雷双剣」と、七人剣士、そして彼らの弟子達が反撃を開始、敗れた魔王を蜀山の麓に追い込んだかに見えたが、それは魔王の策略であった。数々の仙人・尊師たちが捜し求めてきた霊力の洞穴への入り口が彼らの力により開かれてしまったのだ。
『英奇』は『辰子』と共に現れた『天宋』を見て不思議な感覚に戸惑っていた。その感覚は『天宋』も同じであった。思いを断ち切り洞穴に侵入した『辰子』と『天宋』は洞穴の霊力に振り回され、遅れて飛び込んだ『白眉』の手により助け出される。『白眉』は『辰子』にはこの地に残り見張ることを、そして『天宋』には一門への警告を出すよう命じた。(ここまでで30分)
天空の蜀山で『白眉』は魔王を倒す為に新たな武器が必要と論じ、天撃剣と雷炎剣を合わせる事を天雷双剣に命じる。しかしその試みは失敗に終わり二人は地上に落下してしまう。地上で見ていた『天宋』は『環月輪』の導きにより落下した『英奇』を助け出す。
瞑想に入ることを決意した『白眉』は『天宋』にウオメイの長になることを言い残す。雷炎剣の使い手『無忌』の再生の術を施す。『白眉』は「精神の力」「宇宙の力」そして「再生の力」の三要素の結合こそが魔王を打ち破る新たな武器になると説き、「精神の火」を遺し「宇宙の力」を探すべく異空間に姿を消した。
『無忌』の生まれ変わりは『廉刑(リムイン)』と名づけられるが、彼には以前の記憶が無い。『英奇』が彼の師となった。彼は自らの剣を探し出すべく修行を開始する。
一方洞穴を見張る『辰子』の前に小さな妖魔(ケリー・リン)が現れた。傷つき飛べなくなった妖魔に憐れみを感じた『辰子』は仮の翼を与えた。洞穴の霊力が漏れ、妖魔が死に瀕したとき、妖魔を助けようとした『辰子』は妖魔の虜となってしまう。
蜀山にて、『英奇』が『弧月』の再生した姿と信じる『天宋』は『英奇』が『弧月』の記憶を取り戻すよう天撃剣を掴もうとするが失敗、地上に燃えながら落ちてしまう。『英奇』は『天宋』を助けようとするが叶わず、彼を地上に葬った。
残された七人剣士と弟子達の前に『辰子』が現れた。邪道に落ちた彼の手によりウオメイ一門は地上に落ち、『英奇』は囚われ、蜀山も破壊される。
法力を取り戻した『廉刑』の手により「精神の火」は死んだ『天宋』に結合、彼は再生する。『白眉』の合図を見た『天宋』は「宇宙の力」とも結合、究極の力を手にした。
洞穴に向かった『天宋』と『廉刑』。二人は囚われの身だった『英奇』を助け出し、『辰子』に立ち向かう。『天宋』死闘のさなか『英奇』に向けて放つ言葉はかつての師の言葉だった。戦いの末自らを取り戻した『辰子』はかつての約束を果たすよう『天宋』に言い放ち、『天宋』は約束を果たした。
地上を覆う魔王の血雲に対抗すべく『廉刑』と『英奇』は再度剣の結合を果たし、魔王に反撃を開始する。
最後の戦いを挑むべく二人の元に合流した『天宋』は、魔王の真実の姿を見ることになる・・・
主目的だった「チャン・ツィイー」はあまり活躍しません。あの美しい容姿を封印し、ボーイッシュな剣士として登場しますが、ストーリー的にもあまり重要ではありませんでした。
ヒロインは「セシリア・チャン」。どこか儚げな印象のある彼女ですが、本作ではワイヤーアクションに挑んでいます。一部の方が書かれていましたが、もし彼女の役を「チャン・ツィイー」が演じていたらどうなっていたでしょうね。「チャン・ツィー」の動きの美しさは『LOVERS』で実証済みですし・・・
作品が語りたいテーマとは『輪廻転生』そして『愛』ではないでしょうか。
修行の妨げともなる愛に翻弄され、邪に取り入られてしまう導師たち。しかし愛の力により復活を果たすのです。
物語の冒頭の『弧月』の想いを寄せる師とは『天宋』の前身だったのかもしれません。
評価 ワイヤーアクションとCGに免じて 星 よっつ
・天上の剣-The Legend of ZU-@映画生活
P.S.
『辰子』の寄生された姿は『ゼイラム』を思い出しちゃいます。

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香港映画もハリウッドCG大作に負けて無いですね。
この映画見て、素直にそう感じました!
イーキン、巧いですね(^O^)v
天上の剣でTBありがとうございました。
気付くのが遅れてお返事がすっかり遅くなって
しまいましたが、
また機会があれば、ぜひぜひ遊びにきてくださいね♪