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「エミリー・ローズ」試写会にて 何故悪魔に憑かれたのか

2006年03月11日 | cinema

BBT主催『エミリー・ローズ』の試写会に行ってきました。


女性弁護士『エリン・ブルナー(ローラ・リニー)』は死刑確実と思われていた殺人事件の裁判に勝訴、法曹界の注目を浴びていた。彼女は更なるステップアップのため、世間が注目する裁判を担当することになった。
突然、謎の死をとげた19歳の女子大生『エミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)』。彼女はさまざまな幻覚と痙攣に苦しみ医学的治療を受けていたが、症状は一向に改善せず逆に悪化の一途をたどっていた。みずからを悪魔に憑かれたと判断した『エミリー』は、信頼する『ムーア神父(トム・ウィルキンソン)』に救いを求めた。『ムーア神父』は悪魔祓いの儀式を執り行うが、やがて『エミリー』は命を落してしまう。
薬の投与をやめさせた為に死に至ったとして警察は『ムーア神父』を拘束。彼は過失致死罪で裁かれることとなり、弁護士『エリン』が彼の担当になったのだった。
あくまで病気による死であると主張する検察側と、悪魔祓いの正当性を主張する被告側。裁判は検察側有利で進んでいたのだが・・・


ホラーではなく法廷劇です。


現実的に『エミリー・ローズ』の症状、検視報告等の観点から冷徹に裁こうとする検察側。現代社会の大多数は検察と同じ視点ではないでしょうか。
たいして自らの潔白を証明するのではなく、たった一つの真実の為だけに審判を受ける被告である神父。相反する二つの視点から裁判は進められていきます。
この作品の大きな特徴は事実を元に作られた作品であることです。科学・医学の進歩により否定されてきた悪魔憑きが現代において裁判として裁かれたことがあった事に関して驚かざるを得ません。
悪魔を否定する現代ではありますが、一方では神を信仰する(キリスト教のみならず)信者が多数を占めるのも事実であり、二面性が現代の特徴といえるのかもしれません。

法廷劇のため、出廷する証人たちによって『エミリ-・ローズ』のことが語られていく手法はある意味古典的です。しかし編集の妙により物語の世界へ引きずり込まれていきました。クライマックスの悪魔祓いの儀式のシーンが演技であることが信じられませんでした。

『エミリー・ローズ』を演じたのは新人「ジェニファー・カーペンター」。驚くべきはあのうなり声などはほとんど特殊効果を使用せず、彼女自身の声であること、痙攣や不自然な身体の動きすら彼女の演技によって再現されているとの事。彼女の存在が無ければここまで深いリアリティと震撼せざるを得ない恐怖を覚えることはなかったでしょう。

悪魔を否定するか肯定するかは人それぞれであると思います。しかしこの作品を見ることで、闇の力の存在について一度は考えさせられることになることは間違いないでしょう。(わたし個人の意見としては闇を否定することは、光をも否定することだと思っています。光無きところに闇は存在しないと。)
『エミリ-・ローズ』の言葉が世界に広めていく事がこの作品の最大の役割なのかもしれません。

評価 星 よっつ


公式サイトはコチラ

エミリー・ローズ/THEEXORCISMOFEMILYROSE@映画生活


P.S.
この試写会を見たその夜、午前2時59分に目が覚めてしまったのは単なる偶然だったのでしょうか?



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (zattchi)
2006-03-12 00:19:40
コメントありがとうございます

エミリー怖いです

あんなに怖い顔初めてです

CMみてもいまだに・・・
返信する
エミリー (だぁかね)
2006-03-14 02:30:48
TB&コメントありがとうございます。

観てからというもの、怖くて寝れません(ウソ

あぁ・・・あと30分経ったら寝れる・・・
返信する
悪魔の存在 (かのん)
2006-03-19 11:59:02
法廷劇なんですけどそれにしては怖いです。

悪魔はやっぱり人の心の中ににいるんでしょうか。
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