
GWに向けて新作映画が続々公開されていますね。見たい作品がたくさんあるんですが、今日はファボーレ東宝で『インファナル・アフェアⅢ 終極無間』と『コンスタンティン』を見てきました。『阿修羅城の瞳』『甘い人生』の前売りもGet済みです。
まずは『インファナル・アフェアⅢ 終極無間』。
『インファナル・アフェア』シリーズ三部作の完結編ですね。主演はモチロン『2046』の「トニー・レオン」と『LOVERS』の「アンディ・ラウ」のお二人です。
潜入捜査官『ヤン(トニー・レオン)』刑事、『ウォン(アンソニー・ウォン)』警視ら多数の警官の死に関連した調査のため、『ラウ(アンディ・ラウ)』警部は内部調査課を離れ、庶務課に配属されていたが、調査の結果『ラウ』警部の証言が採用され彼の正当防衛が証明された。
内部調査課に戻った彼の前に保安部の『ヨン(レオン・ライ)』警視が現れる。『ヨン』と中国本土の武器商人『シェン(チェン・ダオミン)』との密会を知った『ラウ』は、『サム(エリック・ツァン)』の内通者が『ヨン』だとにらむ。
『ヤン』の死の後、傷心の旅に出ていた精神科医『リー(ケリー・チャン)』は香港に帰り、『ラウ』と連絡を取るが・・・
結構前のシリーズの細かいところは忘れてるもんですね。
三部作ではありますが、1作目の続編的な感じです。2作目はあくまでシリーズのバックボーンといったところでしょうか。
1作目同様静かな緊張感がクライマックスまで続きますが、作品のインパクトとしてはやはり1作目を超えることはできなかったと思います。どんでん返しに関しては私は気づきませんでした。ただ勘のよい人は途中で分かっちゃうかもしれませんね。
物語の展開としては、時系列が複雑に絡み合っています。そして時には交わっており、集中してみないと訳が分からなくなるかもしれません。
ネタバレ
演出上のポイントを上げるとすれば、『対比』になるのでしょうか。警官でありながら裏社会に潜入する男、裏社会に住みながら警察にもぐりこみステップアップしていく男二人の対比。一人の男の死を挟んでその前後の時間の対比。そして過去と決別し新しい道を見つけようとあがく男と不気味に彼の前に現れ立ちはだかろうとする男との対比。
象徴的だったのは、精神科医とのカウンセリングで潜入捜査官であることに誇りを持ち、心情を吐露することなく精神科医との絆を勝ち得た『ヤン』と、救いを求めるべく自らの秘密を明かす『ラウ』。明らかに心の弱いのは『ラウ』でした。
三作目の主人公は紛れも無く『ラウ』です。一人生き残った彼に待っていたのは無間地獄でした。彼は善人になろうとあがきますが、人として壊れていきます。そして善人として同一化しようとしたのは誰あろう『ヤン』でした。ロッカーでの鏡のシーン、そしてクライマックスがそのことを物語っていると思います。
本作を見る前に前作、特に1作目を復習してから見ることをオススメします。
評価 星 さんてん ご
『インファナル・アフェア 無間道』のレビューはコチラ
『インファナル・アフェア 無間序曲』のレビューはコチラ
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・インファナル・アフェアIII 終極無間@映画生活
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新作を劇場で見るなんて、今の私にはとても贅沢。。。面白かったです♪
インファナル・アフェアⅢは見終わった後、
時間の前後で混乱してるところがあったので、
こちらで再確認することができました。
DVDが出たらもう一度チェックしたいですね。
ところで「コンスタンティン」トラバしていただいたのですが
私のパソコンからそのページが見れないみたいなんですが。。。
おかしいですね。
コメント感謝です。
「コンスタンティン」のTBに関しては最近gooのサーバの反応が悪くてアクセスが集中する時間になるとコチラの転送したデータがうまく反映されない状況になっています。
ご迷惑をおかけしました。
>kinakoさん
どんどんTBしてください。大歓迎です。
たしかに戦う相手の居なくなったラウが自分と
戦う物語でしたね!
また1と2を何度か見たくなってしまうシリーズ
です。TB貼らせていただきまーす!
一作目の衝撃には勝てませんが、ラウとレオンたちの魅力がより引き出されている作品だと思いました。
私も同じように「1」は超えられなかったなぁと残念に思いながらも、トニーの明るい表情(とくにあの笑顔♪)が見られたので救われた(癒された)作品でした。また来週にでも観に行きたいですね。
でもこのシリーズは私のベスト10に入ります。
私も感想を書いておりますので、TBさせていただきました。よろしかったら遊びにきてください。
でも、1で謎だったことが分かったのと(伏線多すぎっ!)、ヤンのこぼれるような笑顔がいっぱい見られたのでOKでした(笑)
時系列の複雑さ・・やられました。途中で混乱しまくり、ついていくのに必死でした(^_^;
ラウの救いのなさに呆然とし、「無間道」のテーマをひしひしと感じさせられました。ハリウッドにリメイクできるのかなぁ~と思います・・
TBさせていただきました!
一作目を見た時の、衝撃と言うか感動と言うか・・・は、すごかったです。
香港映画は衰退してきている、なんてちらほら聞こえてたところにこの映画だったモノですから。
Part3、早く見に行きたいと思っております。
確かにⅠⅡⅢの中で点数高いのはⅠかもしれませんね~。
全てのテンポやタイミングが素晴らしかったので。
でもⅢもう一度行こうかと企んでおります(笑)