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■WYZ流立体菜園・緑花術■ New Vertical Edible Garden Technique

次世代型の立体菜園花壇に育つ 花・野菜・樹木などの植物紹介

■ テラマットを使った傾斜屋根で、芝生がどれだけ育つかの実験結果が出た

2010-05-31 | 屋根緑化
2006年10月に、傾斜屋根にテラマットを使って芝生を張ってから3年半経った。

僅か5~7cm厚さしかない土壌替わりのテラマットに6種類の芝生を重ねただけの傾斜屋根で、
目土を一切せず、肥料もできるだけやらず、芝刈りは年3回程度で、
どれだけ育つかの実験だったが、約3年は大丈夫との結果が出た。
テラマットをさらに重ねるともう数年は大丈夫だと考えられる。

普通ならこんな傾斜屋根に芝生を張るためには、土壌を止めるのが大変だし、1年も経つと雑草との戦いになる。
テラマットなら2~3枚重ねてその上に芝生を載せるだけで済むし、雑草が殆ど生えない。
テラマットがずり落ちないようにするには木で止めるだけで簡単だ。

●2006年10月 施工の様子






●2007年6月 芝生は6種類


●2008年5月


●2009年2月 根が回っている様子


●2009年5月


ここまで3年間は順調に緑を維持していたが、重量の加減で目土を一切していなかったので、
根が詰まってしまったのと夏の暑さと相まって急激に枯れ始めた。
それからは雨水のみで成長を見守った。

●2009年8月 一部芝生用の着色を試みた


●2010年5月 今までになかった雑草が少しはびこり始めた


●雑草を取って綺麗に 一部乾燥に強いセダムを植込む


重量がまだいける屋根ならテラマットをさらに1枚重ねて、
その上に生きた芝生を載せれば、また、綺麗な芝屋根になる。

今回はそれが出来ないので、乾燥に強いセダムを植え込んだ。
また、これから色んな植物を植え込む予定。
サボテンなど面白いかも。












■和みの森食堂の芝屋根

2010-04-16 | 屋根緑化
先日、久しぶりに三国でやっている”和みの森食堂”の芝屋根を見に行った。
ここのオーナーは東京農業大学出身のインテリな植木屋さんだが、
非常に多趣味で、このお店も自分でリノベートして昨年6月に完成させた。

屋根に芝生をやりたいと相談があったので、協力させて頂いた。
約1年経った現在、北欧の手作りの草屋根風な感じがして、いい雰囲気が出ている。











芝屋根は1年経った現在、結構育っている。
ベースに乾燥芝(テラマット)を使っているのでズリ落ちも殆どないようだ。
通常、傾斜屋根に芝生を張るとしたら、土の流失防止対策の施工に費用が掛って大変。
テラマットを使えば簡単にできるし、費用も安い。

屋根に芝を張っているおもろいお店だとご近所で凄く評判とになって、見学者も多いそうだ。
オーナーはこれから色んな植物を植えて、もっと面白いものにしたいと意気込んでいる。
そういえば、2階の屋根にはローズマリーを植えていたな。
これからどんな屋根ガーデンが出来るか楽しみ。


●施工時の様子






このお店のテーマは”まちなかの銭湯”
廃業したお風呂屋さんから脱衣箱やテーブル、ソファなどをタダで貰ってきて、
オシャレなレトロのカフェ風にしている。









●オーナーご自慢の水耕栽培の”サンチュ”