アセンションへの道 PartⅠ その理論と技法

2012年には銀河の中心と太陽系そして地球が整列し時代の節目を迎えます。アセンションの理論と技法について考えます。

第9章 2012年に備える ② 全てを肯定する生き方

2010-03-19 21:55:07 | 第9章 2012年に備える
② 全てを肯定する生き方
  
筆者はこれまで、このブログの中で、『バシャール』を度々引用してきた。この本の初版は20年以上も前に出版されたものであり、多くの点で筆者が長い間馴染んできた『生命の実相』などの考え方に通じる内容が多いのだが、筆者が丁度1年ほど前に初めてこの本を読んだ時、何故か非常に新鮮なものを感じた。特に筆者の気に入っている個所が、同書(ペーパーバック版)第1巻に記載されているので、その部分を引用する。
「すべての状況、すべての象徴というものは、本当は中立です。そして中はからっぽです。それがあなたの目にどんなふうに映るとしても、ものの意味というのは関係ありません。あなたがそれに意味を与えています。あなた自身がこれを見たらこういうものだと信じろといわれてきたことを、自動的に受け入れているのです。すべてのもの、シンボルは基本的に中立です。いい方を変えれば中性です。あなた自身がそれに意味を与えたものが、あなたに対しての意味となります。それに肯定的な意味を与えれば肯定的な結果がでます。否定的な意味を与えれば否定的な結果が出ます。非常に簡単な物理学、非常に簡単な機械的なものです。ですからある状況を見て、自動的に“みんなこの意味知ってるよ”なんて考えないでください。自分自身でそれにどういう意味を与えたいのかということを決断してください。」

つまり、自分の人生に何が起ころうとも、その起こった出来事、目撃したこと自体は中立であり、それを肯定的に捉えれば、肯定的な結果を生じるという意味である。
更に、そのことは、過去も含めて同じことが云える。即ち、これまでの人生の節目で、あの時あのような決断をしなければ、こんなことにはならなかったのにとか、あそこであの人が出て来なければうまく行ってたのになどといった後悔をしたことが無いだろうか。過去に生じた出来事、重要な局面での他人の関与或いは影響など全ては、自分が引き寄せたものであり、それは自分の魂の奥深い部分(霊或いはオーバーソウルと云うべきか)で、それが自分の成長にとって有意義であるからこそ引き寄せることに同意したものである。又、そのことを改めて認め、過去の苦難や失敗、或いは怒り、憎しみ、恨みと云った感情を持ったことも含めて、自分の人生の貴重な体験として感謝して受け入れること、即ち全てを肯定することが、自分の波動を上昇させることに繋がる。 

因みに、坂本政道氏は『アセンションの鍵』(著作M)の中で、ネガティブな感情すら受け入れる(統合する)必要があると述べているので、その部分を引用する。
「第3密度の中で、意識の振動数が上がっていくにつれ、次第にこういうネガティブな感情(怒り、憎しみ、恨みなど)は存在しなくなると考える人が多いようです。何があっても怒らないし、恨まない、憎まない、呪わない、恐れない、そういう聖人君子になると考える人がほとんどでしょう。ですからこういう感情が自分に出てくると、こんなことではいけない、まだまだ修行が足りないと思ったり、或いは、自分はなぜそういう感情を否定して、自分にはそういう悪い感情は一切ないのだ、と見て見ぬふりをします。人によっては、たとえそういう感情を持つことがあっても、自分にはそういうネガティブな感情はないと思い込んでいる人もいます。実は、こういうふうに自分のネガティブな感情を素直に認めないのは、否定していると云う意味でネガティブな反応です。振動数を下げる反応なのです。バシャールが言っていたのは、第3密度の我々の意識が上がっている段階で、まず、通らなければならない段階は、こういうネガティブな感情を受け入れるという段階だということです。」

話は前後するが、ここで「ネガティブ」という言葉が多く出てきたので、それを「ポジティブ」即ち「肯定的」という言葉と対比させた表を、著作Mから引用しておく。
「ポジティブ」       ⇔  「ネガティブ」
・肯定的、楽観的      ⇔ ・否定的、悲観的
・喜びが基にある考え方   ⇔ ・恐れが基にある考え方
・何事も楽にできる     ⇔ ・何事も困難
・統合           ⇔ ・分裂
・調和          ⇔ ・非調和
・真実の自己に繋がっている ⇔ ・真実の自己から外れている
・他者への奉仕       ⇔ ・自己への奉仕

それでは、今「ポジティブ」の欄に出てきた、「喜びが基にある」とか「何事も楽にできる」、「統合」或いは「真実の自己に繋がっている」人生を送るためにはどうすれば良いのだろうか。それを推し量るバロメーターのことをバシャールは「ワクワクする気持ち」だと云っている。その部分を再度同書の第1巻から引用しよう。
「今まで何回か生まれ変わっているかも知れません。でも、今回の人生は今回だけです。今回の人生の目的、基本的な目的というのは、自分自身を、充分に生きるということです。今回のあなたは、今までもありませんでしたし、これからも有りません今回は今だけです。百パーセント自分になるということは、次のようなことです。インテグリティーをもって、つまり統一性をもって自分が一番ワクワクすることをやることです。・・・定義づけします。ワクワクする気持ちとは、肉体を通して翻訳されて伝わる言葉、メッセージなんです。どういう言葉かというと、自分の選んだ道をちゃんと進んでいるかどうか。それを教えてくれる翻訳された言葉なんです。ワクワクする気持ちは、三つのことをあなたに教えてくれます。ひとつ目は自分の道です。二つ目は、自分がそれをやれば努力なしで出来るということです。三つ目は、それをやれば非常に豊かに出来るということです。・・・自分でワクワクするという気持ちを受け取ることの出来たときは、もうそれが出来るということなんですね。・・・あなたがそれを受け入れれば必ず起きます。否定的な事を信じていれば、否定的な結果を得ます。肯定的なことを信じていれば肯定的な結果を得ます。・・・ワクワクするものをちゃんとやるときに、素晴らしい喜びと健康を得ることができます。

筆者は第6章で、世界劇場の考え方(或いは哲学と云っても良い)に就いて説明した。世界劇場は、或る意味、我々人類全てが同意したシナリオ(台本)に基づいて進行しており、個々人は、そのシナリオに基づいた役柄を演じている役者である。そしてその芝居は、演じている役者がそれぞれの役柄に相応する個性を発揮した時に初めて、文字通りドラマチック且つ面白くなる。ワクワクする気持ちというのは、自分自身が世界劇場のシナリオの中で自身の役柄を演じ切り、自分のみならず参加している役者全員をも楽しませてくれる、その意味では自分の個性を存分に発揮しながら全体とも調和する方向性を示してくれる道標なのである。

尚、このブログは書き込みが出来ないように設定してあります。若し質問などがあれば、wyatt999@nifty.comに直接メールしてください。筆者が直接回答するか、或いはQ&Aの欄で、質問の内容共々回答させて頂くか検討致します。


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