アセンションへの道 PartⅠ その理論と技法

2012年には銀河の中心と太陽系そして地球が整列し時代の節目を迎えます。アセンションの理論と技法について考えます。

第9章 2012年に備える ⑦断食とピラミッドパワー

2010-04-23 20:02:55 | 第9章 2012年に備える
⑦ 断食とピラミッド・パワー

筆者は随分前から、何となく断食に興味を持っていて、時々伊豆のとある施設で断食を試みてきた。断食は復食が難しく、例えば3日間の断食をする場合、復食に同じく3日間かけて、お粥から徐々に普通食に戻して行く(従って都合6日間は仕事が出来ない)。それも、一日に二食ずつである。3日間の断食を終えた後の最初の食事(復食第一日目)は、お粥と梅干1個、それから殆ど実の入っていない薄い味噌汁だったと記憶しているが、その時ほど食事の有難みを味わったことは無かったし、味覚が敏感であったことはなかったと思う。又、その後も復食の際に徐々に追加されるパン(朝食)やらデザートの美味しかったことは、感激無くして語れないほどである。そして何より、断食の後は全身の神経がバランス良く働いているのが実感でき、その時の得も云われぬ爽快感は筆舌に尽くし難い。又、額の第三の目のあたりがすっきりして頭の回転が速くなったように感じる。当時(10年以上も前)の筆者は、断食の間、近くの海辺を散歩したり(付近に有った飲食店から漂ってくる美味しそうな料理などの匂いは拷問のように感じられた)、適度な運動をしたり、本を読んだり、或いはその施設で施してくれる鍼やバンキーなどの治療(それ以外にも、光線治療など、体を温める治療が多い。恐らく、断食をすると体を冷やすので、それを補う為であると推察している)を受け、のんびりと過ごしていたのだが、今にして思えば、断食をした時こそ、同時に瞑想も試みるべきであったと少し後悔している。但し、断食はかなり危険なので、読者諸賢が無手勝流で面白半分に試みることは余りお勧めできない。興味がある方は、断食の目的を明確にし、自分で専門の施設などを良く調べた上、自己責任で決断願いたい。
と云うことで、本節はいきなり筆者の断食体験談から始まったが、古来断食は悟り或いは解脱に至る為の修行法として、僧侶などによって盛んに行われて来たことは周知の事実である。又、聖書に於いて、キリストも悟りを開く前に40日間という、もし事実であれば超人的とも思われる期間、断食をしたと記録されている。それはそれとして、聖書には断食に関連して少し気になる記述があるので、先ずはそのくだりを引用してみたい。

マタイによる福音書、第17章で、てんかんで苦しんでいる我が子を直して貰おうと思って、イエスの弟子に頼んだが直して貰えず、イエスを頼って来た者に対して、イエスが答える場面である。
「イエスは答えて言われた。“ああ、なんという不信仰な、曲がった時代であろう。いつまで私はあなたがたと一緒におられようか。いつまであなたがたに我慢出来ようか。その子をここに、私のところに連れてきなさい”。イエスがお叱りになると、悪霊はその子から出て行った。そしてその子は癒された。それから、弟子たちが秘かにイエスのもとにきて言った。“私たちは、どうして霊を追い出せなかったのですか”。 するとイエスは言われた。“あなた方の信仰が足りないからである。よく云い聞かせておくが、もし、からし種一粒ほどの信仰があるなら、この山に向かって『ここからあそこに移れ』と言えば移るであろう。このように、あなた方に出来ない事は、何も無いであろう。しかし、このたぐいは祈りと断食とによらなければ追い出すことは出来ない。」
・・・と言うことで、断食は霊能を高める為にはどうやら必須の修行法であり、その効果は、肉体の波動を上昇させることによってもたらされるのでは無いかというのが筆者の推断である。

ここで読者諸賢には再度、第4章「ピラミッドの謎」を思い起こして頂きたい。そこで筆者は、坂本政道氏やドン・エルキンズの書籍を引用し、ピラミッドの重要な機能の一つは、人をファラオに至らしめるイニシエーションの儀式に用いて、振動数を高めるものであったと説明している。それでは、その儀式とは一体どんなものだったのか、その詳細は『バシャール X 坂本政道』(書籍T)に譲るが、次に本節と関係する部分を同書から紹介しておく。
「・・・(筆者註:ギザの大)ピラミッドは、“上の如く、下も然り”という原則をそのまま実現していくものとして造られています。ですから、あなたのエネルギーを引き上げるための反響として働きます。内部の部屋(編註:大回廊のこと)とそこで執り行われた儀式を見ると、部屋そのものがある傾斜で上がっているので、イニシエーションを受ける人が上がって行くにつれてエネルギーが増幅されます。・・・そして、この“王の間”と“女王の間”との関係とは、その経験の中で男性性のエネルギーと女性性のエネルギーのバランスをとっているのです(これはバシャールが盛んに説明している概念で、人間の魂の中には輪廻転生を通じて男性性と女性性が共存しており、進化と共にその両性がバランスして行くというもの。例えば観世音菩薩は男性でも女性でもなく、その両性がバランスした中性だと云われている)。・・・そして“王の間”の実際の棺のような箱の中で、男性性のエネルギーと女性性のエネルギーのバランスがとれ、それが純粋なスピリット、ハイヤーセルフの純粋なエネルギーそのものになるのです。・・・このイニシエーションの儀式こそが、人を王やファラオに至らしめた儀式だったのです。なぜなら、この儀式を行うことによって、その人の電磁場エネルギーの周波数を彼らが神だと思っていた存在たち、つまり、アヌンナキ(第3章、①人類の起源を参照)の先祖たちのエネルギーに近づけることが出来たからです。つまり、この儀式を行ってエネルギーを変えることによって、彼らは自分たちが神だと見なしていた異星人のエネルギーの周波数に到達しようとしていたのです。儀式の多くに含まれていたのは、呼吸法や瞑想、黙想などです。ときには断食も行われました。」

坂本氏は、『分裂する未来』でも、やはりバシャールとの交信で得たピラミッドに関する情報を次のように紹介している。
S「(筆者註:バシャールとの)ロスでの対談で、2012年に向けて1万4千人が目覚める必要があると言われましたが、目覚めるにはどういうことをしていけばいいのですか?」
B「自分にとって効果があると思われる何らかの儀式を行うといい。あなた(筆者註:坂本氏のこと)ならヘミシンクだ。ヘミシンクを聞いていくことで目覚めていく。ただ儀式というのは許可証にすぎない。ヘミシンクなどあなたが選んだ儀式をやると意識の振動数が上がっていく。やっている間に一時的に上がる。不断やらないときはまた元の振動数に戻ってしまうが、日々の生活の中でいろいろな気付きが起こるようになる。自分が持つネガティブな発想、行動パターンが現れてきて、気付くチャンスを与えてくれる。そういうチャンスを使ってネガティブをポジティブに変えていく。そうすることで振動数が上がっていく。ピラミッドはヘミシンクより優れた方法だ。但し、危険を伴う。生命エネルギーがチャクラや体内のエネルギー・チャネルに流れ込みやすくなる。そうすると、自分の持つネガティブな因子が日々の生活の中で形をとって現れてくる。それに気付き、ポジティブに変えていくことで振動数をあげていくのだが、このプロセスは一歩ずつ慎重に進むべきだ。急ぐと、ネガティブな因子が一挙に吹き出て来る可能性がある。ガイド(筆者註:守護霊のことと思われる)などの導きの下に行う必要がある。」

そして、面白いのは、坂本氏が小さなピラミッドを作って、ギザのピラミッドと同じような効果を出すことを研究している点である。以下は再び書籍Tからの引用であり、Sが坂本氏、Bがバシャールである。
S「たとえば、これを今に復元しようと、小さなピラミッドを造って、その真中に座って座禅して瞑想する人がいるんですが、そういうものでは効果が限られていると考えた方がいいんでしょうか。」
B「そうですね、それだけでは効果は極めて限定的なものになります。それは、かつて何らかの儀式によってエネルギーが強化されたのだ、ということの記憶です。しかしながら、現在の技術でピラミッドをフラクタル・アンテナ(筆者註:自己相似的な、無数の三角形からなる図形で、ピラミッドの壁面をこの形をした伝導体で製作することで、低次アストラル界のエネルギーを取り込むことが出来る)として再現するお話をしてきましたが、個人がその再現したピラミッドの中の適切な焦点に同じような日数、座ることによって、この儀式を自分の内面で完全に行うことができます。ただ、その場合、注意深くなさることをおすすめします。ビジョンが見えてきたり、混乱したりするかもしれませんので、やはり断食や瞑想が必要ですし、それについていけるだけの肉体の強化が確実に為されなければなりません。非常にパワフルに増幅されますので、このような旅に出るには十分な準備がなされていなければならないのです。」

そして実際、坂本氏はフラクタル・アンテナ付きの小型ピラミッドを試作し、自らその中でヘミシンクを行うという実験をしたことが、同氏の『アセンションの鍵』(2009年12月3日に初版発売)に紹介されている。坂本氏がその実験を行った結果、ものの数分で目が回ってしまったということであるが、その後の経過が、2010年4月16日に発売された同氏の『ピラミッド体験』に記載されるはずなので、筆者は早速アマゾンで発注し、この週末(4月24/25)に読むつもりでいる。この『ピラミッド体験』を読んだ上での新しい発見があれば、また改めて本ブログにて紹介したい。

尚、このブログは書き込みが出来ないように設定してあります。若し質問などがあれば、wyatt999@nifty.comに直接メールしてください。筆者が直接回答するか、或いはQ&Aの欄で、質問の内容共々回答させて頂くか検討致します。


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