いやー、興味深いお話でした。シドニー・ポラックのマスターズクラス!
「現代映画界の大御所」シドニー・ポラック
●皆さんはシドニー・ポラックという人物をご存知でしょうか。大の映画ファンであれば、彼の名を耳にしたことぐらいはあるはず。
●1934年7月1日アメリカ生まれ。古くからハリウッド映画の基盤を支えてきた映画監督。 俳優の演技力に固執し、ハリウッドから数え切れぬほどのスターを生み出してきた。 ●『愛と哀しみの果て』でアカデミー賞監督賞。また同作品は作品賞も含む7部門においてオスカー獲得。その後も数々のヒットを飛ばし、トム・クルーズ主演『ザ・ファーム/法律事務所』でも監督を務め、スタンリー・キューブリック監督の『アイズ ワイド シャット』で今度は役者としてトム・クルーズと共演。監督・製作・出演まですべてをこなす。2003年製作参加したジュード・ロウ主演『コールド マウンテン』はアカデミー賞6部門にノミネートされ、レニー・ゼルウィガーに助演女優賞をもたらした。 ●他、彼の作品に出演・共演した主な人物は、ジェーン・フォンダ、ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン、アル・パチーノ、ポール・ニューマン、メリル・ストリープ、ハリソン・フォード、ケネス・ブラナー、ブルース・ウィリス、デニス・クエイド、アンディ・ガルシア、スーザン・サランドン、ミシェル・ファイファー、ビル・マーレイ、ティム・ロビンス、メグ・ライアン、キーファー・サザーランド、ショーン・ペン、ニコール・キッドマン、ジョシュ・ハートネット、レイチェル・リー・クック、ケイト・ブランシェット、ベン・アフレック、サミュエル・L・ジャクソン、グウィネス・パルトロウ、ナタリー・ポートマン、など、挙げればキリがない。トム・クルーズすら赤子扱いできるハリウッド映画界の重鎮。こんな長い説明を読んでしまったあなたも今日から立派なシドニー・ポラック通♪ |
その彼が前日、映画監督としてマスターズクラスを映画祭のイベントの一つとして開いたところ、人気爆発でほとんどのプレスが入れず、45分前から延々に並んでいた私は運よく入場を許可され・・・。
会場一斉からのスタンディング・オベーションで迎えられたポラック
彼の過去の作品のクリップを紹介しつつ解説していくアクターズスクール方式のお話。途中、編集のコツや映画音楽の役割なども話してくださり、講義の後は質問コーナー。ひっきりなしに質問がやみませんでした。通常、コンペ作品の記者会見でも途中で質問がなくなって司会者がムリやり聞いてみたりするぐらいなのに。やはり彼は尊敬に値する監督なのですね。約2時間弱という長い時間でしたが全く飽きることなく聴いてしまいました!
次から次へと休みなくポラックへ質問が続く
ユーモアやジョークも交えながら話し、会場の笑いを誘う
ハリウッドの歴史と共に歩んできた男、シドニー・ポラック