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おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

こころの壁

2020-06-25 07:42:00 | Weblog





なぜ ときかれると
その理由が 
わからなくなる


訊かれるまでは
しっかり 説明できたことが
なぜか 記憶の壁のむこうへ
飛び出して


どうでもよくなってしまう


何か・・ といわれると
なんでもないと 思わず
言ってしまう


その 反射的な速さは
すごい


説明のつかない
防護壁が 心の中に
瞬間に 出来るのだ


こころに 壁を
用意しなくてもよい
そんな人が
すぐ近くにいると


まったりとした
好きな自分で
いられると 
思っている


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いつの間にか

2020-06-24 07:37:00 | Weblog





時おり 
風を使いにして
わたしの心に 忍びこむ


ゆめの続きを 見たくて
まどろんでいる頬に 触れ


いつも思っているよ と
気づかせてくれる


夕暮れ時 

太陽の熱が 
まだ残る 田舎道を
そぞろ歩くと


いつの間にか あなたが
そばにいる 不思議


こうして 長い一日の
終わりが はじまる。



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心模様

2020-06-23 12:33:04 | Weblog





一点で気持ちが 通じ合うと

それからは 心の視線が絡み合う



互いが求めているものが

誰のことより よくわかる



互いの嫌がることは避けて

心地よいことだけを選ぶ



食べ物の嗜好まで気になり 

好きなものが似ることになる



香水の香りさえ

素振りで 好きを見分け



すべてが あなた色になる



その過程を 経て

飽和状態に 辿りつくまで



恋するこころは 

自分を 殺している痛みを

感じない



ある時 我にかえった 心が

ぬぐいきれない 喪失感で

満たされると



ほんのちょっとした片隅から 

心の 崩壊が始まる



そして訪れる 別れ

繰り返される 心模様



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謎めいて・・・

2020-06-22 07:06:00 | Weblog




あなたへの
思いを 手紙にしたため
赤い ポストに
投函します。


電話や メールや
ラインなど
電波を利用した
コンタクトは
あまりにも 
簡単すぎて
寂しいのです。


それに
赤いポストは
なんと 艶めかしい
存在でしょう。


返事が来ないのは
郵便の遅れでしょうか

どこかへ
迷子になったのでしょうか


それさえ
謎めいて


二人の間の
距離感が
もどかしく
もどかしさゆえ
なお、
思いは 募るのです。


愛を そだてるとは
そういう 過程の
話なのですよね。


大人の愛の
進行形を
たなごころにのせて


眺めながら
時間を過ごす 
無駄なような

それでいて


何よりも 満ち足りた
時間の流れを
ゆりかごに のせて
揺らします。


kan
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明日を語らぬ愛

2020-06-21 11:05:19 | Weblog





軒うつ雨の音を

聞きたいと思う夜




そこには 憂鬱と怠惰が
まどろみ

昨日の 快活が 影を潜める




戸をたたく 風を

招き入れたいと思う夜




言いようのない 不安と

紫陽花の嘆きと




そして 果て知れぬ

逡巡の 影を抱いて




明日を語らぬ愛が

眠りにつく



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思いをこめて・・

2020-06-20 12:28:36 | Weblog





ひまわりの 花束を
あなたに 贈ろうと
思います。


花言葉を 
知っていますか
それは 声に出さない
メッセージ


ささやかな
贈り物です


あくる朝 目が覚めたら
あなたの 傍に
この花束を


朝のさわやかな風と 
言葉に尽くせない
思いをこめて


このままの時間が
流れていくことを
信じられる時に
決めました。


変わらないでと
願いをこめて・・・



画像Webより拝借
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告白・・

2020-06-19 07:58:00 | Weblog







雨の音を 聞いていると

彼方からの ささやきが

運ばれてくる




遠くて 小さくて ささやかで

けれど 

たった一つの真実を

伝えようとするかのようで

時が過ぎるのを 忘れて

耳をかたむけてしまう



伝えたい たった一つのこと

胸の中で 燻り続けている想い



雨の音を 味方にして

しとしと と

じんわりと

飽きることなく



その粘膜質な想いの羅列は

聞き入れば それなりに

つたわるものだけれど



五月晴れのような

あるいは 

灼熱の八月の空のような

からりとした

あっけらかんな告白が・・



そのほうが 

好きなんだけど・・な



わたしは・・
 


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きっと・・

2020-06-18 07:44:00 | Weblog





ずるく生きようとは 思わない



いつも正面から見つめて

無理をせず

手に負えないと感じたときは

いさぎよく引き返す勇気もある



けれど

半面 よわむしの私は

時の流れの いたずらに翻弄されて

自分を見失うことも 多い



大切なものをなくしたような

喪失感にとりかこまれて



素直なわたしを殺して

生きていることに気づいたとき



このひろい 空のどこかから

じっと見つめていて 

見守ってくれている視線を

たどろうとする



その先に 

きっと

あなたがいるから



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2020-06-17 07:22:00 | Weblog





朝のかおをして 散歩していると

サンダルの軽い足音が

道連れとなって ついてくる




白い仔犬のリードをひいた

若い女性の顔が

まぶしい太陽を遮るように

小手をかざして 近づく

おはよう・・




手にした 紫陽花の一枝を 

さしだして

あたりまえのかおをして 

手渡すと



怪訝なかおの わたしを

ふりむきもしないで

その姿は やがて 小さくなって

朝霧の向こうに

溶けこんでしまった




朝のかおをしたわたしに

紫陽花が 

似合うというのだろうか




今、

ほほがほころんでいると

思った

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痛みが・・・

2020-06-16 06:12:00 | Weblog






痛みを感じながら

時の流れをながめている



傷の痛みではない

心の痛みでもない



ただ 痛んでいる



痛んでいるのがわかる



痛みが 叫び始める前に

何とかしなければ



その思いだけが 

心をせかせる 




ずいぶんと沢山の時間を

過去のものにした

頬被りして過ごしたあのころの

記憶は もう生々しくはないけれど

過去帳に 記されて

忘れることを 許されない

生きている限り ともにあるもの



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訳のわからない涙

2020-06-15 08:29:00 | Weblog






優しい瞳を持つ少女は

哀しませてはいけない

その目にたまる涙を

美しいと思うあまりに

意地悪な言葉を投げかけて

苦しませてはいけない




少女が大人になった時

瞳から こぼれる涙を

手のひらに受けながら

かつて なぜか訳のわからない涙が

頬を伝った日を思い出すだろう




かつて 誰かを 慕ってほのぼのとした

気持ちが 芽生えたことを

記憶の中で 想いをはぐくみ

人を恋うることが

不条理な 想いの荒波に出会う

始まりであることを

いみじくも 知ることになるだろう




恋は 誠に厄介なもので

時には 不条理そのものであるから



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気づく瞬間

2020-06-14 10:29:36 | Weblog





小さな 約束が

あったような

文書にならない取り決めが

守られてきたような




記憶の中で まどろむ時

すべてが 不確かなことなのに

すべてが 

厳としてあることの 不思議




幼いころ 遊びのなかで 

クローバーの花を摘んで

首飾りを作ってくれた時

指先に籠めた願いを

知らずにいたけれど




思春期のころは

それが 

言葉にならない約束ごとだった




大切なものを 過去へ

置いてきてしまった

かも知れないと・・ 




なにかしら 気づく瞬間が

まどろみの中で 蘇っても

咎めることは できない



だれにも



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不確かなこと

2020-06-13 06:40:00 | Weblog







不確かなことを
確かめるように
覗き込む


覗き込まれた心は
勿忘草の陰で
息をひそめる


駄目です


不確かなことは
そのままにするがいい


真実は 思っているより
過酷なことが
多いものです


勿忘草が 耳元で
ささやく
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このまま

2020-06-12 06:10:00 | Weblog






このまま で と
あなたは言う


いつまでなのか
私は 訊かない


このまま を こわすと
二人も 壊れてしまう


このまま を 壊す時
沢山のものが 壊れる


だけど


いつまでなのか
私は 訊きたい


訊かないことで
私が 壊れることもある
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ある 躊躇

2020-06-11 06:40:00 | Weblog







時が過ぎて
思い返すと
何かが はじめの思いとは
違っていることに
気づくことが おおい。


薔薇を買うつもりで
花屋を 訪れたのに
店を出るとき この手には
ガーベラと かすみ草が


詩集を買うつもりで
本屋を訪れたのに
帰りには 旅行の小冊子


赤いブラウスが欲しくて
ブティックへ 行ったはずが 
黒のシフォンの それが
私の手に


決して 移り気な人ではないのに
どこかで
気持ちを 翻す 力が働き
初めの思いとは 
違う結果が残る


結果を 後悔することはないが
ふとした時に
そのことを 思い出して
気持ちの中に
ある 躊躇が 目覚める


人の気持ちが
かくも 不確かで あることを
かなしむ。



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