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おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

夕暮れ

2020-06-10 16:49:25 | Weblog







夕暮れは 夏も 冬も
寂しい時間ですね
いつも


夕暮れが 訪れる時
何か 聞こえませんか


誰かが すすり泣くような
何かを 探しているような


それは 
わたしの 声です
わたしの 心の声です


車の きしむ音かもしれない
電話の 鳴る音かもしれない


それとも
誰かが わたしを よんでいますか
誰かが わたしを 探していますか



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曲がり角の向こう

2020-06-08 08:30:00 | Weblog





曲がり角を過ぎれば

あたらしい視界がひらける

その中に あなたが居れば

とまどいながらも

寄り添って

深い吐息を 分け合えるだろう



曲がり角の向こうに

今と同じ 景色をみれば

きびすをかえして

もとの私に もどるだろうか

元の景色は そのままだろうか



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透明な風

2020-06-07 06:19:00 | Weblog





透明な風になって
6月の空を 駆ける


川の流れや 木立の中の
鳥たちの いとなみ


街の車の流れ
人々の 変わりない日常


その上を 駆け抜ける
風に 熱い思いを託そう


街の辻や 公園の遊具の陰に
漂って 完全燃焼しそこなった
青春の 生き残りたち 


6月の空は ことのほか心地よい
梅雨の雨雲が
戻ってくるまで


互いの 苦しみに 蓋をして
午後も
夕暮れも

そして 夜も

青春を回顧する時間を
共有しよう



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涙と雨と・・

2020-06-06 08:39:08 | Weblog






低い重いそらから
たえまなく 雨がふりそそぎ
あたり 一面が 
水滴に まみれて

取り返しの付かない
一点を 思いださせる



あのとき 

この雨の 降り方のように
底知れない 哀しみを
涙で 表現していたら

だれかが 苦しみを
取り除けただろうか


泣きたい気持ちの時は
思いっきり 泣くがよい


その涙に 辟易して
誰かが どこかで
笑い出したら

涙の雨は 
いずれ 乾くことを
哀しみは 
いずれ 薄れることを

だれかが 笑いとばして
教えてくれたら



あのとき 泣くことをこらえて
胸の奥深く
とじこめた 哀しみが

時折 顔をだして
人生の あちこちで
むねを しめつけることが
なかっただろうに


哀しみが 
ひそかな相棒になるのは
望んではいなかった



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私でない わたし

2020-06-05 07:08:00 | Weblog






気ままな時間を過ごした午後
自分の世界に 戻るのが
難しいことを 知る


架空の時間の中で
創り上げた 自分自身と
向き合うことを 避けて

私は 誰になりたかったのか


本当の 自分と向き合うのは
大きな犠牲が 伴うようだ


私にとって 大きな犠牲とは
何なのだろう


確かに存在する 現実を
認めないことから
私の 架空の世界への 逃避行が
はじまった。


できれば もう少し
今を 避けて

夢の中で 自分を甘やかし
過去と今との 挟間で


できれば もうすこし
私でない わたしで居たい
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迷いを抱いて

2020-06-04 09:55:00 | Weblog






家々の明かりが
ともり始めるころ


人は 疲れを肩に乗せ
家路を急ぐ


帰りたくない 日もある
帰りたくない 人もいる


決められた ルーティンを
成し遂げる ために
ただ、 帰る


いつも 何をすべきか 
わからなくなる 若い心は
迷いを抱いて
巷の 明かりを 恋しがる


迷いだした 心たちは
偽りの 慰めのために
夜の街を 彷徨する


それを ルーティンに対する
反乱と 呼ぶべきか


悩める心も 生きている

生きているうちは
悩み続ける



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たわいもなく・・

2020-06-03 14:14:41 | Weblog






まるで 
恋する少女のように


好きな歌を
口ずさみながら
通りを 抜けて
山手の 植物園へ


あゆみは ほぼスキップ
沢山の花たちと
夢の話を さんざめき


沢山の花たちと
ゆめのひみつ を
すこし わけあう。


それは 恋する少女に似て
たわいもなく

不確かな 
約束もない 夢物語


花たちは 曇り空を
忘れて 
少女の夢を 
さえぎらない


曇り空からは
やがて 涙の粒が
あふれ出すのを
知っているけれど


憧憬に満ちた
時間が 流れて


現実の時間が
夕暮れを 運んでくると


浮かれた思いを
少し 後悔しながら


明日へと
身構える 


少女の時間は
瞬く間に 過去になる



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小さな約束

2020-06-02 14:17:44 | Weblog






小指を 絡ませた
時間まで さかのぼり


何か 忘れているような
気がしても 訊ねもしない


それは 信頼なのか 
それとも 欺瞞なのか


時が過ぎて いつの日か
確かめれば よかったと
後悔するだろうけれど


信じたいという
気持ちの裏返しなのだから


曖昧を とがめない
不文律のなかで


小さな 約束が
明日の 希望となる



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紫陽花の陰で・・

2020-06-01 07:21:00 | Weblog






胸のつかえが とれぬ時は
夢の中へ逃げ込む支度をする


気が付くと
庭の片隅の紫陽花の陰で
蟻が せかせ かと 動き回るから
姦しくて


見つからないように
こっそりと
パンくずを 撒いて
蟻の 気をそらす


たちまち 沢山の 仲間が
集まってきて 
本来の目的を
何をしようと していたのかを忘れて
パンくずに群がり
大騒ぎをしてしまう バカな連中


わたしは 夢の支度にもどって
胸のつかえが 
とれない人に 戻って

夢の中でだけ
つかえがとれて 
自由になれるという話を
信じているふりをして

眠りの中へ 逃げ込む



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ささやきなら・・

2020-05-31 08:43:00 | Weblog






少し 耳障りな 落とした声

秘め事なら

もうすこし こっそりと

聞かせるためなら

低くても 滑舌をすっきりと

そう、 

秘め事なら

人目をはばかって





五月の若葉の ささやきなら

おおっぴらに

薫風とともに

まっている 恋人のために



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偽善者?

2020-05-30 06:10:00 | Weblog






行づりの知人たちと
しばしの 談笑

笑顔で別れたけれど
何を話したのかさえ 思い出せない

どうでも良いことに
相槌をうち 互いの理解者のように
語りあうのに

その人の 思いに 
何の興味も持てないことを
気づかれないように
笑顔で 話す。

私は 偽善者だと 思う

そう思うけれど
この 接し方を
やめることが できない。

生きていく上での
潤滑油 だと
心が 嘯いている



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空気みたいに

2020-05-29 06:06:00 | Weblog






しずかに 寄り添って
空気みたいに
存在感のない 人



語りかければ 目線で
返事をして
かすかな 微笑を
応諾の 合図とする 人



人ごみの中には 入りたがらず
数歩あとを 遅れることなく
ついてあるく



別れる時は
少し 小首を傾けて
軽いお辞儀を する



大きな声では 笑わず
大きな声で 呼ぶことも無く
手を 小さく 振って
しずかに 去っていく



まるで 皇族の人の
所作 を まねているような
おとなしい人



なにを 考えているのか
わからないけれど
敵では 無いのだと
体全体で 表現している



そんな 人に なりたいと
思った 五月の午後。



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答えを探して・・

2020-05-28 07:38:00 | Weblog






人は 行動を制限されると

従順に従う気持ちと

どこか 抜け道を探す気持ちが

こころの中で せめぎあう




ステイホーム と言われれば

小犬のように 

不要不急を自問しながら

家の中で 所在を探している




とおくの人とは半年以上

あうことを 制限され

県境をこえての 

外出は 不要不急を自問したうえで

あきらめの連続




だれもが 叫びたくなっているのに

叫ぶことすらしない

制限解除の時がきても

新たな 火種になることを考えると

今の暮らしと 変わるような気がしない




どうすればいいのやら・・

どうすればいいのですか




どうすれば後悔せずにいきられるのですか



答えを毎日 探している



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心の棘

2020-05-27 07:58:37 | Weblog






あなたでなければ という



だめなんだ とつぶやく



心の棘(とげ)を 抜くことが 

毎日心を悩ませる




安らかな眠りを過ごしたと

一人 ゆとりをかみしめる時間

気持ちの良い目覚めは

庭木に訪れた 山鳥の

声を潜(ひそ)めた 歌声




夢の中で ささやいた

あなた恋しの 詩のリズム




何気なく開いた 

古いメッセージのページ

仔猫をもらってきた と一言




好きではないと言わなかった私

好きになろうと つとめたこともある

理由を聞かれたら 困ることになる

一方的な わがままな思いでしかなく

蛇を 見たくないほどの 

狂おしいものではない




犬のほうが より好きだと話して

話の矛先(ほこさき)を変え 触れなかった心の棘

世の愛猫家の 顰蹙(ひんしゅく)を買う

脅威(きょうい)におびえて

愛くるしいまなざしは 

すきなのよ とても・・と

心の棘(とげ)を 一つ抜く



今日も・・
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意識の片隅で

2020-05-26 08:10:28 | Weblog





あなたが 微笑みながら 踏みしめた山辺の途を

取り残されたあなたの記憶の中に

二人で肩を並べて座った 語らいの小岩の陰に




私は 数時間 数日間 あるいはもっと・・

探しているのだけれど

あなたの微笑みは 私が作り上げた

空しい映像の繰り返しで




現実のあたたかさも 冷たさも

あなたの息吹の 安心も

何も 伝わっては来ない




秋風が吹いて 小枝がかすかに震えるように

あなたが うなずく素振りだけでも

見逃さずに受け止めようと

あなたの周りを 徘徊しては

あなたの眠りを妨げてしまう




この 眠気はなんだ



現実のつらさから逃れるすべを

眠りの中に 求めるのなら

一番必要なものは

あなたの胸のぬくもり




それこそが 幸せのかたちだと

意識の片隅で ニンフがささやく



世の中は 雨

昨日も あめ、

わたしは 睡魔の手の内で

このまま 目覚めることのない時間を

探している




目覚めて 笑顔で おはよう!

目覚めて 今日も 元気!



何気ない挨拶を 交わせる幸せ

あなたと 分け合いたい 夢



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