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Thaksin Shinawatra元首相のパスポートが無効にされたと昨日書いたが、どのように海外を逃げ回るのかと興味があった。
中米のニカラグラ政府から特別大使として外交官用旅券が発行されていた。
ニカラグアを1月に訪れたThaksin Shinawatra元首相はDaniel Ortegaニカラグア大統領と面会している。その際外国投資を呼び込むための特別大使として任命され、翌2月には外交官パスポートが渡されたとのことである。
さすが億万長者のタイ元首相である。事前にパスポートは用意してあり、それも外交官パスポート。これなら第3国でタイの2つの逮捕状が出されていても逮捕されず堂々と世界中旅行できることでしょう。
興味を引いたのでニカラグアを調べてみるとDaniel Ortega大統領は左派政権。首都はManagua。
ニカラグア経済は中米の中でも最も立ち後れており、GDPは約50億ドル、一人当たりGDPはわずか867ドルであった。中南米ではハイチと共に「最貧国」である。
日本を含む各国ODAが経済の動向を左右する極めて重要な要因であり、元首相の投資を呼び込む特命大使は大義名分があり、利害関係が一致していてわかりやすい。