ウイング マレーシア・クアラルンプール校

総合学習塾ウイングマレーシア・クアラルンプール校。マレーシア・アジア経済・政治・社会情報など幅広い話題を提供。

フィリピン洪水・大統領給与2か月分寄付

2009年09月30日 | アジア
フィリピン北部を通過したKetsana (台風16号)の影響により首都マニラ周辺各地で洪水や土砂崩れが発生し、少なくとも240人以上が死亡した模様。

気象当局では、太平洋上で発生しつつある新たな暴風雨が10月1日にフィリピン海域に到達し、ルソン島に豪雨をもたらす可能性があると警告している。

Ketsanaは、首都マニラとその周辺地域に例年の1カ月分以上に相当する雨を24時間で降らし、マニラの約80%が洪水被害を受けた。

当局の試算によると、同台風によるこれまでの経済損失額は約23億4000万ペソ(約45億円)。180万人以上が被災し、375,000人が避難所生活を強いやられている。

Gloria Arroyo大統領は、2か月分の給与を寄付することを決め、各大臣にも同様の寄付を求めた。

しかし、大統領の給与はわずか50,000ペソ(約10万円)、各大臣は30,000ペソ。政治家はビジネスで儲けるため、それが同国の汚職にもつながりやすい。
この寄付金額が適当なのかどうかはなんとも言いがたい。

公務員には、12月のクリスマスボーナスを前倒しで支払うように求めた。

また大統領はイメルダ夫人で有名になったMalacanang宮殿を、被災者基地にした。
.
天災に襲われた貧困層は路頭に迷う以外にはないだろうが、適切な援助がされることを望むが、ミャンマー同様に支援物資は政府関係者により着服され、転売される可能性が高く本当に必要な被災者の手に届く物はごく一部になることだろう。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿