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WindArt Blog

楽譜・CD情報

わくわくみゅーじっくほーるPART2

2008年02月29日 | 公開レッスンレポート


2月、京都府立桃山高等学校において「わくわくみゅーじっくほーるPART2」が開催されました。毎年八木澤教司さんをゲストに招き、新譜の公開レッスンを行っています。演奏は桃山高等学校吹奏楽部、会場には京都、また大阪からも指導者の先生方が来られました。

曲は八木澤作品のオリジナル、編曲作品を中心に演奏され、新譜「碧き宇宙ー生命の雫」の公開レッスンも行われました。桃山高校は数多く八木澤作品に取り組んでおり、美しいコラールも素晴らしい演奏を聴かせてくれます。「碧き宇宙ー生命の雫」はまもなくレンタル開始予定、CD音源も発売に向け準備を進めております!ご期待下さい!

もうひとつ興味深かったのは「輝きの海へ」の小編成版。人数が少なくても壮大なスケールを出すサウンドは健在です。


桃山高校は3月27日(木)及び28日(金)呉竹文化センターおいて定期演奏会が行われます。素晴らしい演奏を聴かせてくれることでしょう。みなさんぜひ起こし下さい。

吹奏楽の新レパートリーを探るin 茨城

2006年02月22日 | 公開レッスンレポート


今月5日、茨城県は古河市におきまして「吹奏楽の新レパートリーを探るin 茨城」が行われました。今回は作曲家による公開レッスンに加え、2006年ウインドアート新譜レパートリーが紹介されました。また今回ご協力頂きました出場団体も大変多く、盛況のうちに演奏会を終えることが出来ました。

第1部のレパートリー紹介演奏では中学校10団体による若々しいはつらつとした演奏で、また各校の指導者の先生方とお話させて頂き、先生方の熱心な取り組みには頭が下がる思いでした。

第2部公開レッスンでは神長一康「栄冠へ」、そして2006年新譜八木澤教司「ラス・ボラス・グランデス」― 惑星を象る大石球の神秘 がそれぞれ作曲家によりレッスンが行われました。レッスンを受けた生徒の皆さんは始めは緊張気味でしたが、素晴らしい演奏を聴かせて頂きました。八木澤先生は作品のレッスンについてはもちろん、指導者の先生方に向けての演奏以外のアドバイスもお話して頂き、大変充実した内容でありました。

そして第3部は2006年新譜紹介演奏。高橋宏樹 組曲「流星の詩」八木澤教司 「聖徳太子の地球儀」神長一康「勇者オリオンの三つの星」の3作品が古河地区吹奏楽集団の演奏で紹介されました。初公開ということで皆様には大変興味を持って頂きました。それぞれ違った作風の3作品、熱い演奏をして頂き、終演後も演奏と作品の感想をご来場のお客様からたくさん頂きました。
(※こちらより新譜の演奏をお聞き頂けます!)

今回は13団体のバンドに出場して頂き、多大なご協力頂けましたこと心より感謝申し上げます。また遠方からもたくさんのお客様ご来場頂きました。本当にありがとうございました。

来年もぜひ茨城から最新の吹奏楽情報を発信出来ればと思います!
ありがとうございました!

出場団体、及び演奏会のプログラムは下記の通りです。
※尚、公開レッスンにご協力頂けますバンドを全国的に随時募集しております!メールにてお気軽にお問い合わせ下さいませ。

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■「吹奏楽の新レパートリーを探るin 茨城」

~プログラム~
〈第一部〉

三浦秀秋「ファンファーレ3」指揮:鈴木 勉(境一中)
渡部哲哉  吹奏楽のための舞楽「古都の彩」指揮:山田 賢哉(総和中)

-演奏-
古河市立総和中学校吹奏楽部 
境町立境第一中学校吹奏楽部    
八千代町立八千代第一中学校吹奏楽部 
(合同演奏)

神長一康 「Celeblate」(2006年新譜) 指揮:木村 公一(三和東中)
鍋島 豊「SYMPHONIC SOLITUDE」(交響的孤独)指揮:木村 公一

-演奏-
古河市立三和中学校吹奏楽部 
古河市立三和北中学校吹奏楽部    
古河市立三和東中学校吹奏楽部
(合同演奏)

●作曲者による公開レッスン
神長一康「栄冠へ」 指揮:井上 寛士(古河二中)
講師:神長一康

-演奏-
古河市立古河第一中学校吹奏楽部 
古河市立古河第二中学校吹奏楽部     
古河市立古河第三中学校吹奏楽部 
結城市立結城南中学校吹奏楽部 
(合同演奏)


〈第二部〉
【作曲者による2006年新譜公開レッスン】
八木澤教司 「ラス・ボラス・グランデス」― 惑星を象る大石球の神秘 指揮:梅田 和歌子(伊奈高校)
講師:八木澤教司

-演奏 -
茨城県立伊奈高等学校吹奏楽部 
茨城県立下館第二高等学校吹奏楽部
(合同演奏)

〈第三部〉
【2006年新譜紹介演奏会】

八木澤教司 「聖徳太子の地球儀」指揮:八木澤 教司
高橋宏樹 組曲「流星の詩」指揮:神長 一康
神長一康「勇者オリオンの三つの星」指揮:八木澤 教司
(2006年新譜についてはこちら)

-演奏-
古河地区吹奏楽集団
近隣の吹奏楽愛好者
(合同演奏)

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吹奏楽の新レパートリーを探るin福岡

2005年11月01日 | 公開レッスンレポート
2005年10月29日、福岡は早良市民センターにて
【吹奏楽の新レパートリーを探るin福岡】が開催されました。

演奏会の内容、目的は中学・高校生バンドによる新レパートリーの紹介を兼ねた研究演奏会で、その作品の新たな可能性を追究し、吹奏楽界、及び吹奏楽による 学校教育のより良い発展を目指す事を目的としております。

今回の出場団体は
九州女子高等学校吹奏楽部
■志免町立志免東中学校吹奏楽部 
■前原市立前原東中学校吹奏楽部
■福岡市立片江中学校吹奏楽部 
■福岡市立三筑中学校吹奏楽部 
■福岡市立内浜中学校吹奏楽部 
■福岡県立博多青松高等学校ウインドアンサンブル部 

以上7団体の出場により盛大に行われました。

第1部を公開レッスン、第2部は演奏会形式による新譜紹介という形で行われ、
オープニングは志免東中学校吹奏楽部による八木澤教司「ぷれりゅーど」の演奏により、会は華々しく始まりました。

第1部公開レッスンでは作曲家の八木澤教司先生をお迎えし、先生の新作「Las Bolas Grandes」の公開レッスンが行われました。
九州女子高等学校吹奏楽部による演奏で、先生の丁寧なレッスンにより
とても熱い演奏を聴かせて頂きました。部員の皆さんも真剣な眼差しで
そこから生まれてくる音楽はとても素晴らしいものでした。

また、この時期に相応しくアンサンブル作品の公開レッスンも行われ、
拙作「春になって」~2本のフルートと打楽器のための~を同校の演奏で私のレッスンにより行われました。
演奏された3人の皆さんはステージの照明によって汗だくになりながらも、
集中した演奏を聴かせて頂きとても感謝しております。

第2部は新譜を含めた邦人作品の紹介です。
コンクール及び演奏会に効果的で、小編成でも演奏可能な作品が
各校の素晴らしい演奏により紹介されました。

また今回は福岡での開催ということから九州在住の作曲家の作品、
正門 研一作曲「東風(くちかじ)にのせて」~沖縄の旋律による幻想曲~
今村 光貴作曲「玉津姫の涙」
が演奏されました。

正門作品は福岡市立三筑中学校吹奏楽部の華やかな演奏で、力強く、
リズミカルな沖縄音楽が奏でられ、会場もとても盛り上がりました。

今村作品は福岡県立博多青松高等学校ウインドアンサンブル部の演奏、
作品は大分県豊後大野市三重町の内山観音にまつわる昔話で、悲しい
物語りから、音楽も深い哀歌が切々と歌われました。
物語の情景が浮かぶ見事な演奏でありました。

この博多青松高等学校は九州県立初の単位制高校で、朝から夜まで授業のため
練習は休日しかできないとのお話でした。しかしながら今回は今村作品の他、
坂田 雅弘作曲 吹奏楽のための「胡蝶の夢」の2曲を演奏され、練習時間が少なかったにもかかわらずとても息のあった素晴らしい演奏を聴かせて頂きました。

各校の熱い演奏により会は進み、最後は九州女子高等学校吹奏楽部による、
拙作、吹奏楽のための交響詩「山よ」が演奏され、続いて「Las Bolas Grandes」を
八木澤先生の指揮により演奏されました。
「山よ」は作品の意図としたものを見事に引き出された演奏、
「Las Bolas Grandes」は公開レッスンで得たものをきちんと再現された好演でありました。

プログラムを終了し、アンコールは総勢200人を超える中高校生によりふるさと(岡野貞一/渡部哲哉)を私の指揮により演奏され、会は盛大に終演を向かえました。

今回は3年生のいない1、2年生だけのバンドによる参加ですが、
このような時期にステージで演奏し、また他校の演奏を聴くという機会は
今後の吹奏楽部の活動及び、学校の音楽教育にとっても大変重要なことで
あったかと思います。
今回多大なるご協力を頂きました参加団体の皆様、そして八木澤教司先生に
心より感謝申し上げます。

ご来場誠にありがとうございました。


※ウインドアート出版では、作品紹介の公開レッスンを全国各地で行っております。
邦人作曲家による公開レッスン及び、その作品の新たな可能性を追究し、吹奏楽界、
吹奏楽による学校教育のより良い発展を目指す事を目的としております。
尚、公開レッスンにご協力頂けます中高校生バンド、吹奏楽団も募集しております。
これまで多くの楽団の皆様にご協力頂きまして、またご来場頂きました
お客さまからも大変ご好評を頂いております。詳細につきましてはウインドアート出版までお問い合わせ下さいませ。