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楽譜・CD情報

邦人吹奏楽作品の演奏会 第ニ回「風雅」

2006年04月09日 | 演奏会レポート
先月18日、京都の八幡市文化センターにて第ニ回「風雅」の演奏会が盛大に行われました。
「風雅」では、指導者、演奏者の地域を超えた交流、作曲家、指導者に直接触れての作品の理解、小・中編成かつ幅広く演奏可能なグレードの作品を探ること、以上を主旨としております。
参加演奏団体は高校バンドから大学バンド、一般バンドまでとても多彩です。

京都西山高等学校吹奏楽部は30人程の小編成バンドで
渡部哲哉 行進曲「風の音に乗って」
福島 弘和 山寺へ ~奥の細道の奥~
神長 一康 勇者オリオンの三つの星
を演奏されました。とても豊かなサウンドで顧問の鶴田栄司先生の緻密な音楽づくりがとても良く感じられる演奏でした。

大阪学院大学吹奏楽部・大阪チェンバーウインズ合同バンド(指揮 潮見裕章)は
清水 大輔 地図の無い果てしなき旅
八木澤教司 地底都市「カッパドキア」-妖精の宿る不思議な岩を演奏。
大学生、一般バンドの合同でさすが迫力ある素晴らしい演奏を聴かせて頂きました。

京都府立桃山高等学校吹奏楽部 (指揮 安原敏夫 八木澤教司)
八木澤教司 「Las Bolas Grandes」-惑星を象る大石球の神秘を八木澤先生の指揮により演奏。とても豊かなサウンド、壮大な音楽を聴かせて頂きました。また、安原敏夫先生の指揮で櫛田てつ之扶 組曲「星へのきざはし」第2部はとても親しみやすく美しい作品で楽しく聴かせて頂きました。

最後は金光大阪高等学校吹奏楽部 (指揮 小本和志)の演奏で
福島弘和 旋風快晴 ~富士山・茶摘みの主題による
坂井 貴祐 ルミナンス-光の都市
櫛田てつ之扶 行進曲「響け!未来へ!大空へ」

坂井作品は小本和志先生の緻密な調整によって作曲家が意図する音楽を見事に表現された演奏でした。どの作品もサウンドの美しさが印象的でした。

昨年に続き第2回を迎えた「風雅」。邦人吹奏楽作品を積極的に取り上げ、今後の吹奏楽界に向け大変注目すべき演奏会かと思います。来年の開催へ向け益々のご発展をお祈り申し上げます!

参加団体、スタッフの皆様おつかれさまでした!