with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第13話《パリシャルルドゴール空港が苦手な2つの理由》

2023年05月28日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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いよいよ搭乗しました 機内はいつもの旅よりかなり混んでいます。

「チェックインカウンターでも感じたよね

「いつもは3人席で私が最初に通路側を予約します。」

次に窓側が埋まるから、横の中央席はたいてい空席です。

今回は周りを見ても中央席も殆ど埋まっていました。

「離陸したからもうすぐ食事ね

「エールフランスの楽しみはやっぱりシャンパン

迷わずシャンパンを頂いて、食事には赤ワインを頂きます

「お腹も満足」「さあ眠りましょ

 

エールフランスでのフライトもいつものように過ごしてパリに到着しました

「さあ、ここからが緊張だよー

降りた直後はまだ日本語の案内があります。

「乗り継ぎの搭乗口を電光掲示板で確認ね

初めてバルセロナに行った時は、この掲示板をゆっくり確認する余裕もありませんでした

「あの時は凄い早歩きで同じ便の人に付いていったよね

「どこを移動中かなんて全く分からないまま歩いていたし

 

電光掲示板でマンチェスター行きを探します。

「見つけました

「確かに5Eなんだけど・・・」

「搭乗口の番号が凄く大きな数字ってのが嫌な予感」番号に従ってまずは下の階に下がって行きます。

「30、31、32・・・」

搭乗口の番号が大きいからかどんどん先の方に歩かされます。

「マンチェスター行きって60番台だもん

「他の5Eの搭乗口はあるのに・・・」「また階段を降りるの

「ガーン

 

階段の下では多くの人が何かを待っているようです。

「何だか駅のホームみたい」表示を見ると鉄道のような乗り物の表示

「まさかのサテライト

「シャトルトレインで移動ってこと

前回のEriさんと一緒の時には歩きだけでした。

「あの時は夜中だったからシャトルトレインは動いてなかったの

しかもこのシャトルトレインって駅が1つじゃないみたいなんです。

「私って間違いなく搭乗口の番号をたどってきたよね」乗る前に急に不安になって来ました。

「だってサテライトまで行ってから間違いに気づいたら乗り遅れるかも・・・」

「いや、絶対ちゃんと確認しながら来たはず

 

そこに地下鉄のようなシャトルトレインがホームに入って来ました。

「英語とフランス語の案内だ

「なんていってるの

表示を見ると次で降りるようです。

「でも自信ない」何とか搭乗口の番号に到着出来ました。

「これだからパリシャルルドゴール空港の乗り継ぎって嫌い

 

「マンチェスター行きの搭乗が始まりました。」

機内に乗り込んで乗務員の方に「入国カード」をお願いします。

KLMではイングランド行きに搭乗する時に、パスポートとチケットを見せると入国カードが必要か尋ねられます。

「ちゃんとカウンターに用意されているんだよね

いつも搭乗のときに入国カードを貰うことが出来ていました。

ほかの人の搭乗を待ってる間に、ゆっくり落ち着いて記入が出来るんです

「これはとても助かっちゃいます

でもエールフランスはそこまでのサービスはないみたい・・・

前回のエールフランスではマンチェスターでの記入は大変だからと、Eriさんがスタッフの方に尋ねてくださいました。

「尋ねてからかなり待たされたんだよね

乗務員の方にもう一度お願いして、やっとのことで入国カードを頂いて機内で記入が出来ました。

 

今回の乗務員の方はすぐに入国カードのことを調べに行ってくださいましたよ。

「良かった この方は優しいわあ」・・・と思ったら・・・

「入国カードは到着してからなの

機内にはないから、マンチェスターに到着してから入国時に記入するようにと言っているようです。

とても済まなそうな表情をしてくれたんだけどね

「着いたらすぐ鉄道駅に移動だから先に書いておきたかったのに・・・」

「やっぱりKLMの方が親切だ

「2つの理由は理解して頂けましたか

「シャンパンは嬉しいんだけどなあ

 

 

 

 

続く

 


第12話《初めてWi-Fiのルーターを受け取ります》

2023年05月27日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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空港に到着したらまずやらなければならないことはWi-Fiルーターの受け取りです。

「スーツケースは移動には邪魔だから、まずは荷物を預けてからね

「さすがにクリスマス前」ヨーロッパ行きのチェックインカウンターが混んでいます。

「こんなに並んでいるのって珍しいなあ

「インターネットでチェックインしている私は待つ必要がなくて良かった

空いている別のカウンターに案内されました。

「ネットでチェックインしましょ。」

 

チェックイン済のカウンターは並んでいる人がいません。

「不安の一つの乗り継ぎを聞いてみることにしよう

「パリシャルルドゴール空港の乗り継ぎって分からな過ぎ

一応下調べでは、今回の乗り継ぎはターミナル2の5E到着で5Eの出発。

「なんだ 同じじゃない「ターミナル間の移動がなくて良かった

「そう思っているあなたは甘い

搭乗口のナンバーがめちゃくちゃ多いんです。

「しかもEはサテライトまであるし

 

エールフランスのスタッフの方に確認します。

「5Eから5Eだからフロアの移動だけですよねー」普通に考えると到着フロアから出発フロアの移動だけのはずです。

スタッフの方は「もちろん」って笑顔で答えてくれます。

「マンチェスター行きってサテライトじゃないですよねー

またまたスタッフの方は「そんなことないですよー」な応対。「良かった

ちょっと安心して、次は初めてのルーターの受け取りです。

受け取り場所は南ウィング。「受け取り場所はプリントアウトしてきました

「レストラン街の向こうだよね

KLMを利用するようになってからは、南ウィングの辺りをウロウロすることが無かったので久しぶりで新鮮です。

北ウィングから南ウィングへの通路は、携帯やネット関係の会社や銀行が並んでいます。

地図とカウンターの写真を頼りに歩いていると見つけました。

 

これから初めて海外用のWi-Fiルーターを借ります。

「説明を聞くのも真剣になるね

マンチェスターに到着後すぐにスマホが使えるようにと聞き逃さないようにします。

「絶対にイギリス以外ではスィッチをONにしないでください

つまり試しにここでスィッチを入れてみる訳にもいきません。

「これはちょっと緊張するなあ

 

北ウィングに戻る途中、銀行に寄って少しだけ両替します。

「いつも新宿で両替していた同じ銀行だからレートも同じだね

私はいつも殆どカードで支払います。「だから使わなかったポンドが手元にあったんだよね。」

久しぶりに少しだけ両替をして補充をしました。

「キャー 何 このレート

アベノミクスとか自分にはあまり関係ないと思っていました。

「めちゃくちゃ関係ありです

「こんなにレートが違うなんて

銀行の方も最近の円安にちょっとすまなそうな苦笑いをしていました。

 

 

 

 

続く

 


第11話《いよいよクリスマスを過ごす旅へ出発!》

2023年05月27日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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いつものように保険の加入やペットシッターさんに圭佑をお願いする準備も済ませました。

リヴァプールに到着した翌日はもうカーディフ戦です。

「今回、Eriさんは日本に帰国中なんです

観戦チケット代わりの「メンバーズカード」の受け取りは、ミナコさんとリヴァプールライムストリート駅で待ち合わせることになりました。

「懐かしいなあ

初めてアトレチコ戦の観戦に行った時は、ミナコさんが宿泊しているホテルを訪ねてくださいました。

「あの時以来なんだよね

 

出発の朝は小雨が降っています。

いつも通り、通りに出てタクシーを捕まえようとします。

「ダメだ 空車が来ない」「地下鉄で新宿に行こうか・・・」

「バスで新宿に行く」もう決心が必要なギリギリな時間です。

タクシーを待っている私の左方向には地下鉄の駅が見えています。

そして右方向に見えている信号を左に曲がればバスの停留所です。

地下鉄だと地下に下りて、新宿駅で地上に上がらなければならない。

「リムジンの乗り場は地上だから上り下りが必要だよね

バスは地上を走るので、リムジンの乗り場まで階段もエレベーターも必要ありません。

「でも、バスは朝の通勤時間は渋滞が心配

 

「渋滞が心配だけれど・・・」

「エレベーターを探して移動が必要な地下鉄よりは楽なはず」右側の停留所に向かって歩き出しました。

新宿行きのバスも5~10分間隔で来るのでとても便利です。

「バスも便利だけど、時間の正確さを考えると普段は地下鉄なんだよね

停留所で待ちながら硬貨を探します。

「海外旅行はICカード乗車券パスモは家に置いているから現金で乗車だった

パスモだけじゃなくて免許証や健康保険の保険証なんかは置いて行きますよね。

「代わりにパスポートや旅行保険の保険証は忘れないようにしなきゃ

 

「硬貨が出て来ない

タクシーを想定していたのでクレジットカードはすぐに出せるところに入れてあります。

「予定通りタクシーに乗れていたら支払はカードです

「なぜかって

余談ですけれど、旅行で利用するクレジットカードの中の1枚は、当日国内で利用したらカード付帯の旅行保険が有効になるからです

「これは重要な注意点です 使わないと保険が有効になりませんよ

「だからリムジンバスだってカードで支払います

「空港到着したら搭乗前に買うお水だってカードでOK

お水もクレジットカード決済だから日本の硬貨は必要がありません。

「バスや地下鉄に乗る位の硬貨はすぐに出せるようにしておくんだった

「まだ自宅を出発した直後なのに、こんな反省が必要なんて

 

こうして通勤で混んでいるバスに遠慮がちに乗車して新宿駅に到着。

新宿駅ではバス停から横断歩道を渡って、デパート沿いに歩いたらリムジンの乗降場。

これが意外に楽だと初めての利用で分かりました。

「自宅からも停留所は徒歩1分位だし」「バスの本数もあるし

「今どきのバスってノンステップだから、スーツケースがあっても楽チ ン

「新宿は終点までの乗車だから慌てる必要もないしね

小雨でタクシーを拾えなかったことで、バス移動が意外に便利なことを発見

「リムジンのチケットをクレジットカードで支払ったら旅行保険有効
(各カード会社の付帯海外旅行保険の有効条件を確認しておきましょう)

 

 

 

 

続く

 


第10話《ナショナルレイルの不親切な時刻表・・・》

2023年05月26日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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マンチェスター空港への到着時間が決まりました。

今まで読んでくださっている方々にとっては不思議かもしれないですが、

私はマンチェスター空港からリヴァプールに自力で移動するのは初めてです。

「以前はKLMがジョンレノン空港に就航していたんだもの

「前回はマンチェスター空港だったけど、ご一緒したEriさんがタクシーの予約をしてくれていました

「マンチェスター空港からリヴァプールにタクシーなんてラッキーだった

「空港からは確か鉄道かコーチの利用だよね。」

「鉄道でリヴァプールに直通があったら最高なんだけどなあ・・・」

ナショナルレイルのホームページで時刻表をチェックしていきます。

「英語が出来ないってことは絶対欠かせない準備だよね

 

空港到着は19時頃の予定です。

ナショナルレイルのホームページにマンチェスター空港駅とリヴァプールライムストリート駅を入れてみます

「19時41分にリヴァプール行きがあるよ。」

でも入国審査と荷物の引き取りがあるから、これは無理なような気がします。

しかもネットで検索して見つけたブログでは、ターミナル3は鉄道の駅に遠いと書かれています。

「ブログではターミナル間の移動はシャトルバスに乗ったとかあるし

 

「仕方ない これはTakaさんに聞いてみよう。」

メールで尋ねてみるとやっぱり驚きの答えが戻って来ました。

「えっ 徒歩で15分位

「シャトルバスは本数がないから歩いたほうが早い

まずターミナル1に移動して、そこからエレベーターでグランドフロアに上がるそうです。

「19時41分なんて絶対無理~

 

「20時台を調べてみよう」「20時台は2本だけ

20時09分はマンチェスターオックスフォードで乗り換え。

20時32分はマンチェスターピカデリーで乗り換え。

「都内で暮らしている私には1時間に2本って辛い

20時台の列車に乗車して、やっとリヴァプールライムストリートに22時までに到着です。

「そのあとは21時41分発になっちゃうの」「1時間以上後の列車だなんて

「この列車がやっとリヴァプールに直通なのに

「これだとリヴァプールに到着は23時近くになっちゃう

20時台の2本のどちらかに乗車したいですね。

「コーチは1時間に1本位だから今回はボツだな

コーチステーションから夜遅い時間にスーツケースを転がしてホテルに行くのがちょっと不安です。

「広い通りをまっすぐなんだけど・・・」「通りはちょっと暗い感じだし

鉄道の乗り換えをじっくり眺めると、嬉しいことに気が付いちゃいましたよ

「マンチェスターピカデリーの乗り換えならホームが同じ

「スーツケースがあるし、プラットホームの移動は大変です。」

「初めての駅で乗り換えはプラットホームの移動時間も読めないもんね。」

それに降りたホームで次の列車に乗車すればいいのは安心です。「乗り換え時間も気にしなくていいもんね

「だとしたら20時32分の方

 

「ちょっと待って

20時09分のマンチェスターオックスフォード乗り換えになっているけれど、手前のマンチェスターピカデリーで乗り換えられないの

「だってオックスフォード駅はマンチェスターピカデリーの次の駅だよ

「思いつきました

ホームページにマンチェスター空港とマンチェスターオックスフォードをインプットしてみます。

次はマンチェスターピカデリーとリヴァプールライムストリートをインプット

「それぞれ別々にインプットしてみると

「もしかしてマンチェスターオックスフォードで乗り換える電車はピカデリー駅の方でも乗り換え可能

「しかもオックスフォードだとプラットホームの移動が必要。」

「だけど、ピカデリーならプラットホームは同じ

「どうしてよ~」「最初からピカデリーで乗り換えが出来るって表示されたらいいのに

 

そこまで調べたけれど、不安でスカウスハウスさんに相談してみます。

「エディンバラへの旅行記思い出してください。」

「なぜかグラスゴーに到着しちゃって」グラスゴーからエディンバラに移動した時のこと。

車掌さんに「No ticket」って怒られたこと

「未だグラスゴーに着いた理由がわからない私です

Kazさんからは、指定席ではないので、表示と違うピカデリーで乗り換えても大丈夫とのアドバイスを頂きました。

後に実際乗車して、この下調べでピカデリー乗り換えが正解だったと分かりました

「みなさん20時09分もマンチェスターピカデリー駅で乗り換えてください。」

「英語が聞き取れないから海外での公共の乗り物はちょっと不安

「だから、ちょっと違う角度から調べておくといいかもしれないですよ

 

 

 

 

続く

 


第9話《ラッキー! KLMの荷物が2つまでOK?》

2023年05月26日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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観戦チケットの手配が決まったら次にすることは航空券の手配です

「マンチェスターの往復だからネットで簡単予約

「ちょうど良い時間のフライトは・・・」

「往路の方はKLMじゃないんだあ

「エールフランスってシャルルドゴール空港の乗り継ぎが不安なんだけどな

「仕方ない この予約を進めて行こう。」

「航空運賃もお手頃だし」前回の旅のように往路がエールフランスで復路がKLMに決まりました。

 

「予約確認画面をじっくり見なきゃ」確定の前に日付のミスが無いかしっかり確認します。

「変更するには費用が掛かるからね。」

隅々までパソコンの文字を確認しているといつもと違うことに気が付きました。

「えっ 何

驚いたことに預けられる荷物は『23kgまで2個』になっているではないですか
 (※編注:2014年10月現在、『23kgまで1個』に再び変更となっています)

前回のEriさんとマンチェスターに移動したお話を覚えてらっしゃいますか

私ったらEriさんの預けられる荷物が2個だったことが不思議でたまりませんで した。

「同じ便なのにEriさんは2個まで預けられるってどうして

Eriさんは別に2個お願いした記憶はないとのことでしたよね。

「今回は私も2個になっている~」「つまり帰りにお土産の重量とか気にしなくていいってこと

 

お土産を買うと、帰りにはスーツケースの重量が気になりますよね。

「チョコレートは手軽に配るのに便利なお土産だけど・・・」

「結構重いお土産なんだよね

自分用に欲しいものがあった時、重いと追加料金が高いので諦めることもありました。

「これは帰りに預けるためのバッグを持って行かなきゃ

もちろん、預ける荷物は段ボールでも何でもいいんです。

でも、段ボール箱は梱包が必要だからバッグが簡単ですね。

「どんだけ買い込む気よ」「あくまでも重さを気にせずお買い物が出来るってことですから~

想定外のプレゼントがKLMから頂けちゃったみたいで嬉しくなっちゃいました。

どうしてもその訳が知りたくてコールセンターに電話してみます

「だって間違いじゃないことを確認したいじゃない

春からの日本のフライトは預けられる荷物が2個までOKになったとのことでした。

「重量をオーバーした時の料金は高額だからラッキー

何だか2個分預ける気満々な気持ちになってきちゃった単純な私です。

 

ホテルはエクスペディアでいつものホテルの予約が出来ました。

リヴァプールはライムストリート駅からすぐだから、夜の到着でも心配ないですね。

インターネットもまあ使えることは分かっています。

マンチェスターは前回利用したトラムの駅の前。

「トラムの駅の前はどこに行くのにも便利で、ショッピングも便利ですよ

「今回のチェックインでは『window』の単語は聞き逃さないようにするぞ

「今回は窓のある部屋にしたいもんね(前回の観戦記「第12話《チェックインして界隈をウロウロ》」を読んでね。)

このホテルはインターネットが使えるけれど電波が弱いんです。

「ブログを更新するのにちょっと苦労も多いんだよなあ

今回は初めて海外用のWi-Fiのルーターも借りて行くことにしました。

「国によって料金は違うけれどイギリスは1日770円だって

ルーターを持っていたら、ホテル以外でも電波が使えます。

「スマホ時代には現地の人と連絡を取るにも楽チン

「10日間の旅で保険も含めて10000円位で街中でスマホが使える

「英語が出来ない私にはとても頼もしいアイテムだね

 

 

 

 

続く