カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

観戦メモ2020:11月

2020-12-01 00:00:00 | スポーツその他
11月終了。
14興行。

カレンダー通りの休みが3日間でしたがめげませんでした。
嘘ついた。
結構めげた。
その分ズルもした。

10月から割と特にそうなんですが、
なんというか、
団体とか個人の人生賭けたような大会が多くて、
とても熱量のある月でした。

お仕事的には地獄のような月でしたが、おかげでなんとか生きていられた。

ありがたやありがたや。



《最優秀試合候補》
1.3 DDT 後楽園 田中将斗vsクリス・ブルックス
1.4 東京女子 後楽園 中島翔子vsハイパーミサヲ
1.4 崖のふち女子 板橋 松本都vsクリス・ブルックス
1.13 DDT 住之江 竹下幸之介&勝俣瞬馬&飯野雄貴vsアントーニオ本多&平田一喜&くいしんぼう仮面
1.13 ガン仁田 住之江 渡瀬瑞基&ミス・モンゴルvsアルティメット・スパイダーJr&青木いつ希
1.22 BASARA 新宿 FUMA&久保佑允vsバナナ千賀&ツトム・オースギ
1.25 我闘雲舞 市ヶ谷 アントーニオ本多vs駿河メイ
1.26 九州プロレス 北九州 入江茂弘vs野崎広大
2.2 ガンプロ 王子 翔太vs旭志織
2.9 我闘雲舞 王子 SAKI&水森由菜&紺乃美鶴vs高梨将弘&新納刃&趙雲子龍
2.10 FREEDOMS 後楽園 杉浦透vs宮本裕向
2.11 東京女子 北沢 辰巳リカ&渡辺未詩&鈴芽vs伊藤麻希&らく&原宿ぽむ
2.15 藤田プロレス☆スクール 2AWスクエア 翔太vs本田アユム
2.16 東京女子 蕨 天満のどか&のどかおねえさんvsのどかおねえさん&のどかおねえさん
2.17 JSTAGE 新木場 ディック東郷vs藤田峰雄
2.17 JSTAGE 新木場 近野剣心&吉田綾斗&中津良太vs野村卓矢&阿部史典&佐山駿介
2.18 BASARA 新木場 阿部史典vs下村大樹
2.18 BASARA 新木場 バナナ千賀&ツトム・オースギvs木高イサミ&関根龍一
2.18 BASARA 新木場 高梨将弘vs藤田ミノル
3.7 仙女 奈良 DASH・チサコvsKAORU
3.7 仙女 奈良 橋本千紘&優宇vs里村明衣子&駿河メイ
3.8 仙女 新宿 橋本千紘vs朱里
3.20 我闘雲舞 板橋 クリス・ブルックスvsバリヤン・アッキ
3.20 我闘雲舞 板橋 高梨将弘&藤田ミノルvsTAMURA&趙雲子龍
3.21 東京女子 板橋 坂崎ユカ&瑞希&乃蒼ヒカリvs中島翔子&愛野ユキ&舞海魅星
3.21 ガンプロ 板橋 今成夢人&バリヤン・アッキvsマイク・ベイリー&冨永真一郎
3.21 ガンプロ 板橋 春見沢萌彦&勝崎周之助&桜井鷲vs坂口征夫&樋口和貞&赤井沙希
3.21 ガンプロ 板橋 石井慧介vs岩崎孝樹
3.29 スク闘2020 スポルティーバ ロッキー川村vsジ・インテリジェンス・センセーショナル・グランド・パッションマスク4号
4.5 琉ドラ 南風原 藤田ミノルvs初代・ポークたま子
4.?? チョコプロ 市ヶ谷 紺乃美鶴vs水森由菜
4.?? チョコプロ 市ヶ谷 田中将斗vsバリヤン・アッキ
5.5 チョコプロ 市ヶ谷 藤田ミノルvs水森由菜
5.17 チョコプロ 市ヶ谷 藤田ミノルvs駿河メイ
5.27 チョコプロ 市ヶ谷 水森由菜vs駿河メイ
5.30 チョコプロ 市ヶ谷 駿河メイ&バリヤン・アッキvs水森由菜&藤田ミノル
6.5 毒人 某所 GAINAvs三原一晃
6.5 毒人 某所 HUBvs藤田ミノル
6.14 ガンプロ 板橋 藤田ミノルvs桜井鷲
6.14 ガンプロ 板橋 朱崇花vs翔太
6.14 ガンプロ 板橋 石井慧介vs大家健
6.21 DDT 鶴見青果 HARASHIMA&平田一喜vs竹下幸之助&勝俣瞬馬vs高木三四郎&中村圭吾
6.28 チョコプロ 市ヶ谷 さくらえみvs紺乃美鶴
6.30 チョコプロ 市ヶ谷 さくらえみvs水森由菜
7.4 東京女子 両国KFC 愛野ユキvs上福ゆき
7.5 ZERO1 新木場 大谷晋二郎vs今成夢人
7.5 JSTAGE 王子 佐藤光留&佐山駿介vs阿部史典&野村卓矢
7.13 SEAdLINNNG 後楽園 中島安里紗vs世志琥
7.19 チョコプロ 市ヶ谷 紺乃美鶴vs駿河メイ
7.23 DDT 後楽園 坂口征夫&樋口和貞&赤井沙希vsHARASHIMA&アントーニオ本多&里歩
7.23 DDT 後楽園 遠藤哲哉vs上野勇希
7.24 チョコプロ 市ヶ谷 紺乃美鶴vs水森由菜
7.26 ガンプロ 板橋 石井慧介vs新納刃
8.9 チョコプロ 市ヶ谷 駿河メイvsSAKI
8.9 東京女子 神田明神 伊藤麻希vs 上福ゆき
8.9 東京女子 神田明神 渡辺未詩vs舞海魅星
8.10 東京女子 神田明神 中島翔子vs桐生真弥
8.17 チョコプロ 市ヶ谷 SAKI&水森由菜vsクリス・ブルックス&翔太vs藤田ミノル&アントーニオ本多
8.25 ストリートファイトクラブ 後楽園 今成夢人&まなせゆうなvsクリス・ブルックス&松本都
8.28 チョコプロ 市ヶ谷 アントーニオ本多vsルル ペンシル
8.31 FREEDOMS 後楽園 マンモス佐々木&ビオレントジャックvs藤田ミノル&山下りな
9.8 BASARA 新木場 ツトム・オースギ&バナナ千賀vs塚本拓海&ヤス・ウラノ
9.12 ガンプロ 板橋 藤田ミノルvs翔太
9.14 大日本 後楽園 阿部史典&野村卓矢vs大谷晋二郎&青木優也
9.21 東京女子 品川 坂崎ユカ&中島翔子vs瑞希&伊藤麻希
9.22 BASARA 後楽園 阿部史典vs中津良太
10.1 ASSEMBLE 上野 彩羽匠&門倉凛&Maria vs 桃野美桜&神童ミコト&星月芽依
10.4 チョコプロ 市ヶ谷 駿河メイvs水波綾
10.4 FREEDOMS 後楽園 葛西純&竹田誠志vs藤田ミノル&山下りな
10.10 東京女子 北沢 中島翔子vsらく
10.11 BASARA 2AWスクエア トランザム★ヒロシvsアントーニオ本多
10.15 GLEAT 後楽園 朱里vs優宇
10.20 大日本 後楽園 伊東竜二&勝俣瞬馬vs宮本裕向&木高イサミ
10.20 大日本 後楽園 橋本大地&神谷英慶vs阿部史典&野村卓矢
10.21 大日本 後楽園 橋本大地vs岡林裕二
10.21 大日本 後楽園 藤田ミノルvs高橋匡哉
11.9 まっする 後楽園 男色ディーノvsDJニラ
11.10 FREEDOMS 後楽園 藤田ミノルvs山下りな
11.10 FREEDOMS 後楽園 竹田誠志vs正岡大介
11.14 チェリー興行Re 王子 チェリーvs優宇
11.17 大日本 後楽園 藤田ミノルvs木高イサミ
11.19 チョコプロ 市ヶ谷 水森由菜vsバリヤン・アッキ
11.23 ガンプロ 板橋 朱崇花vs春日萌花
11.24 アクトレスガールズ 後楽園 SAKI&清水ひかりvsまなせゆうな&水森由菜



挙げる試合数を絞ろう絞ろうと思っているのに、
それでも挙げてしまう悲しき性よ。



11.9まっする初の後楽園大会、
誰が主役になるのかという目下の予想と打って変わって行われた
メインイベント“2.9インテット”がとてもとても面白かったわけです。
しかしまあ、
その2.9インテットの感動を皆でシェアする、
“オンラインラウンド”の時間に行われた、
“今後のDDTの展開には一切関係ない”“場繋ぎ”
されど、“初のまっする後楽園大会のトリを務める”試合が、
あまりにも面白かった。









DDTでも、昨年のマッスルマニア両国大会メインイベントでも
流れることのなかった、DJニラのテーマ曲が、
この日まさかまさかの“2回”鳴り響くという一夜。


[11.9 後楽園:締めの言葉は“Love is over”]



11.10のフリーダムズ後楽園大会から2試合。

インディー界、そしてデスマッチ界において今とてもとても
試合を見ることをオススメしたい二人のシングルマッチが実現となったので、
この日後楽園に足を運ぶことになりました。



デスマッチの痛みを、痛みのままに戦い、
痛みの中に飛び込む、藤田ミノルのデスマッチの世界に
ドップリ浸かりこんだ山下りなもまた、
持てる手段を注ぎ込んで立ち向かう、
山下りなのデスマッチを展開。






UNCHAIN同門対決は…
おそらくは、互いに互いの強さを、確認することに
なったものと想像します。



杉浦透とのBlood X'masでの対戦を賭けた、
竹田誠志と正岡大介による挑戦者決定戦は、まさしく、凄絶。







[11.10 後楽園:ラダーから場外へのファイヤーサンダーに、会場騒然]




結果、前に進むことになったのは、
竹田誠志。

両者とも怪我からの復帰明けの試合だったはずですが…
もはや完全に竹田誠志は竹田誠志で、正岡大介は正岡大介。

素晴らしいというほかなかった。



11.14チェリーvs優宇は、1年半越しの、
待ち望まれた師弟対決。













「私のプロレスラーとしての礎を築いてくれたのはチェリーさんです」
「私、後転ができなかったんですよ!」
「ドイツの駅で心折れてたときに、自主興行で対戦してほしいって。
“私、日本にも居場所があるかも知れない”って思えたんです」

「今日は完敗です。でも私にもまだまだ伸び代があるので。」

優宇の溢れる言葉と、
チェリーのスッキリと述べた締めの言葉。

この師弟の物語の続きを、まだまだ楽しみにしています。



11.17大日本プロレスでのデスマッチヘビー級王座戦は、
個人的には、今年のベストデスマッチ。

















第41代王者から、“自称”が外れた試合。


チョコプロからは水森由菜vsバリヤン・アッキ。


前回のシングルマッチでは、
水森由菜の怒りをただただ受け止め、“友達とこんな試合はやりたくない”と
バリヤン・アッキが口にし、また、
肩の怪我を抱えることとなったきっかけ。
改めて互いに互いと向き合う“やり直し”の一戦は、
とてもハードにぶつかり合いながら、
でもしっかりと、正面から向き合う試合となった印象を受けました。

あと水森さんは次の興行のトランザム★ヒロシ選手との
シングルマッチも素晴らしかったです。



11.23ガンプロメインは、
おそらくは史上初、女子選手同士による
インディーJr.王座戦。












春日萌花が見せた凄まじい執念が終始試合を支配し、
最後の最後まで王者に肉薄。
本当に素晴らしい王座戦を目の当たりにしました。















AWG初代タッグ王座決定トーナメント1回戦として、
大会のセミファイナルで行われた一戦は、
両タッグのせめぎ合いがあまりにも見事。

W☆YUNAの初タッグにしての息の合い方は、
もう、組むべくして組んでるようにしか考えられませんでした。
そして相対するパートナー水森由菜を受け止める、
SAKI選手がまた、とんでもなく強い。




《最優秀興行候補》
1.4 崖のふち女子 板橋
1.27 まっする1 新木場
2.15 藤田プロレス☆スクール 2AWスクエア
2.18 BASARA 新木場宴
3.26 まっする2 新木場
(3.28 チョコプロ1 市ヶ谷)
3.29 スク闘2020 スポルティーバ
(5.5 チョコプロ11 市ヶ谷)
(5.23 チョコプロ16 市ヶ谷)
(5.27 チョコプロ17 市ヶ谷)
(7.19 チョコプロ33 市ヶ谷)
(7.26 チョコプロ35 市ヶ谷)
(8.17 チョコプロ41 市ヶ谷)
9.21 まっする3 品川
10.1 ASSEMBLE 上野
10.6 ガンプロ 後楽園
11.7 東京女子 TDCホール
11.9 まっする3Ⅱ 後楽園
11.14 チェリー興行Re 王子
11.20 東京女子 新宿



11月は前述の通り、
人生賭ける系の興行が目白押しでした。

11.7東京女子TDC大会は、
なんというか、久々に味わったとっても爽やかなビッグマッチ。










声援を満足に送れない中でも高揚感があって、
1/2の制限はあるものの、満員に詰まった会場の熱気も伝わって。

色々あったけど、それでも皆が前を向ける、
繰り返しになりますが、爽やかな大会でした。



まっする3Ⅱについては、
前述の通りの部分に加えて、やっぱり、
“2.9インテット”というアイデアの面白さと過激さ。

今林さんが「ずっとヒヤヒヤして見てた」と言葉を絞り出したように、
打撃なしとはいえ、プロレスルールではない格闘技に飛び込むことのリスクと、
そのルールの中で改めて際立つ、
プロレスラーの“強さ”。











青木真也が「みんなちゃんと強い」とコメントしたのが、
何よりも象徴的。



チェリー興行は、待望の大会。
個人的にはチェリーさんのプロデュースする大会には
全幅の信頼をおいていてですね。













今回も3試合とコンパクトな構成でしたが、
十二分にファンタジーとドラマの詰まった素晴らしい大会でした。

あと、マラカスを間違えて“マスカラ”って売ってた渋谷シュウさんがさすがだった。



11.20新宿大会はまさかの二部構成。
前半も素晴らしかったが、後半が壮絶だった。
















ハイパーミサヲのいわば“ドキュメンタリー”となった第2部は、
“引退”をテーマとする内容となった以上、
誰をも傷つけないような内容ではなかったと思います。

それでも、ハイパーミサヲが引退しなくて心からよかったと思うし、
また、その揺さぶられた分上乗せして、
力一杯“おめでとう”を送りたい。

個人的には、そんな一夜。




最優秀新人候補》
薄井鉄央(BASARA)
桐原季子(我闘雲舞)
小石川チエ(我闘雲舞)




《最優秀タッグ候補》
新井健一郎&藤田ミノル(九州プロレス)
Speed of Sounds(フリー)
PURPLE HAZE(全日本プロレス)
ド腐れヤッホーズ(チョコプロ)
メーメーミーミー(チョコプロ)
東京失恋学園(チョコプロ)
チーム200kg(仙女)
アストロノーツ(BASARA&大日本)
NEO美威獅鬼軍(東京女子プロレス)new!
W☆YUNA(ガンプロ&我闘雲舞)new!










[11.20 新宿:“今すぐPWIランキングを見直せ”という趣旨のツイートが海外の人からあったとかなかったとか。わかりみ。]







[11.23 後楽園:個人的な実感としては、マジラビやチーム200kg同様、組むべくして組むことになったチームという印象]



《最優秀団体候補》
1位 チョコプロ
2位 マッスル
3位 崖のふち女子プロレス







《ベストモーメント》
1.19 オレンジタウン 翔太「1.5 東京ドーム、オカダ・カズチカvs内藤哲也戦でオカダ・カズチカがインプラントを繰り出したときの海野レフェリー」
3.20 YMZ 板橋 Chair King
7.26 ガンプロ 板橋 まなせゆうな「ガンプロの家族にして下さい!」
11.20 東京女子 新宿 MSM







久しぶりにプロレスにおける“X”の衝撃を思い出させてくれたX。





《MVP候補》

〜独断と偏見で選ぶ月間MVP〜
1月 ディック東郷
2月 水森由菜
3月 バリヤン・アッキ、さくらえみ
4月 ポークたま子
5月 藤田ミノル
6月 さくらえみ
7月 坂崎ユカ、紺乃美鶴
8月 藤田ミノル
9月 阿部史典
10月 杉浦透
11月 遠藤哲哉

年度末になると王者が気になるシリーズ第5段。





6月に田中将斗を破ってKO-D無差別級王座を獲得した段階で言葉にした、
「田中将斗を倒した俺は、強えぞ」の説得力が本当に素晴らしかったので、
この時点で名前を挙げようと逡巡はしてました。

バキバキに鍛え上げた肉体から繰り出す美しい技の数々は、
一個の人間がたゆまぬ研鑽で築き上げた素晴らしい一つの形。

それでも何か…何処かに、
強さ…というか、自身がプロレスラーとしてキャリアを積み重ねる中で出会った
“キ※※イ”たちへの…なんというか、コンプレックス的な、
ある意味卑屈にも思える部分を常々感じていまして。





11月3日、現在の自身のスタイルに大きく影響を与えたであろう
佐々木大輔を破ってなお、抱え続けていたように見えたその心情は、
D王GP初戦で秋山準にDDTで初めて土をつけたことで、
何かひとつ、綻んだように見えました。









見た目からして明らかなその研鑽が築き上げた、その結果。
遠藤哲哉というプロレスラーを見ると、
その努力の過程をただただ讃えたい気持ちになる、今日このごろです。

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