カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

観戦メモ2020:8月

2020-09-06 21:00:00 | スポーツその他
8月終了。
20興行。

例年通り…というか、
我闘雲舞の開催がないことを考えると、
これはもう、増えているといって差し支えない気がします。

8月くらいまでは土日の出勤が少ない。
ただ、9月からはめっちゃ出るから観戦数は(たぶん)減ります。
世界へのヘイトが溜まります(すでに溜まってる説)。

減らなかったら減らなかったで、
ヘイトがぶつけられた可能性。





《最優秀試合候補》
1.3 DDT 後楽園 田中将斗vsクリス・ブルックス
1.4 東京女子 後楽園 中島翔子vsハイパーミサヲ
1.4 崖のふち女子 板橋 松本都vsクリス・ブルックス
1.13 DDT 住之江 竹下幸之介&勝俣瞬馬&飯野雄貴vsアントーニオ本多&平田一喜&くいしんぼう仮面
1.13 ガン仁田 住之江 渡瀬瑞基&ミス・モンゴルvsアルティメット・スパイダーJr&青木いつ希
1.22 BASARA 新宿 FUMA&久保佑允vsバナナ千賀&ツトム・オースギ
1.25 我闘雲舞 市ヶ谷 アントーニオ本多vs駿河メイ
1.26 九州プロレス 北九州 入江茂弘vs野崎広大
2.2 ガンプロ 王子 翔太vs旭志織
2.9 我闘雲舞 王子 SAKI&水森由菜&紺乃美鶴vs高梨将弘&新納刃&趙雲子龍
2.10 FREEDOMS 後楽園 杉浦透vs宮本裕向
2.11 東京女子 北沢 辰巳リカ&渡辺未詩&鈴芽vs伊藤麻希&らく&原宿ぽむ
2.15 藤田プロレス☆スクール 2AWスクエア 翔太vs本田アユム
2.16 東京女子 蕨 天満のどか&のどかおねえさんvsのどかおねえさん&のどかおねえさん
2.17 JSTAGE 新木場 ディック東郷vs藤田峰雄
2.17 JSTAGE 新木場 近野剣心&吉田綾斗&中津良太vs野村卓矢&阿部史典&佐山駿介
2.18 BASARA 新木場 阿部史典vs下村大樹
2.18 BASARA 新木場 バナナ千賀&ツトム・オースギvs木高イサミ&関根龍一
2.18 BASARA 新木場 高梨将弘vs藤田ミノル
3.7 仙女 奈良 DASH・チサコvsKAORU
3.7 仙女 奈良 橋本千紘&優宇vs里村明衣子&駿河メイ
3.8 仙女 新宿 橋本千紘vs朱里
3.20 我闘雲舞 板橋 クリス・ブルックスvsバリヤン・アッキ
3.20 我闘雲舞 板橋 高梨将弘&藤田ミノルvsTAMURA&趙雲子龍
3.21 東京女子 板橋 坂崎ユカ&瑞希&乃蒼ヒカリvs中島翔子&愛野ユキ&舞海魅星
3.21 ガンプロ 板橋 今成夢人&バリヤン・アッキvsマイク・ベイリー&冨永真一郎
3.21 ガンプロ 板橋 春見沢萌彦&勝崎周之助&桜井鷲vs坂口征夫&樋口和貞&赤井沙希
3.21 ガンプロ 板橋 石井慧介vs岩崎孝樹
3.29 スク闘2020 スポルティーバ ロッキー川村vsジ・インテリジェンス・センセーショナル・グランド・パッションマスク4号
4.5 琉ドラ 南風原 藤田ミノルvs初代・ポークたま子
(4.?? チョコプロ 市ヶ谷 紺乃美鶴vs水森由菜)
(4.?? チョコプロ 市ヶ谷 田中将斗vsバリヤン・アッキ)
(5.5 チョコプロ 市ヶ谷 藤田ミノルvs水森由菜)
(5.17 チョコプロ 市ヶ谷 藤田ミノルvs駿河メイ)
(5.27 チョコプロ 市ヶ谷 水森由菜vs駿河メイ)
(5.30 チョコプロ 市ヶ谷 駿河メイ&バリヤン・アッキvs水森由菜&藤田ミノル)
(6.5 毒人 某所 GAINAvs三原一晃)
(6.5 毒人 某所 HUBvs藤田ミノル)
6.14 ガンプロ 板橋 藤田ミノルvs桜井鷲
6.14 ガンプロ 板橋 朱崇花vs翔太
6.14 ガンプロ 板橋 石井慧介vs大家健
6.21 DDT 鶴見青果 HARASHIMA&平田一喜vs竹下幸之助&勝俣瞬馬vs高木三四郎&中村圭吾
(6.28 チョコプロ 市ヶ谷 さくらえみvs紺乃美鶴)
(6.30 チョコプロ 市ヶ谷 さくらえみvs水森由菜)
7.4 東京女子 両国KFC 愛野ユキvs上福ゆき
7.5 ZERO1 新木場 大谷晋二郎vs今成夢人
7.5 JSTAGE 王子 佐藤光留&佐山駿介vs阿部史典&野村卓矢
7.13 SEAdLINNNG 後楽園 中島安里紗vs世志琥
(7.19 チョコプロ 市ヶ谷 紺乃美鶴vs駿河メイ)
7.23 DDT 後楽園 坂口征夫&樋口和貞&赤井沙希vsHARASHIMA&アントーニオ本多&里歩
7.23 DDT 後楽園 遠藤哲哉vs上野勇希
(7.24 チョコプロ 市ヶ谷 紺乃美鶴vs水森由菜)
7.26 ガンプロ 板橋 石井慧介vs新納刃
8.9 チョコプロ 市ヶ谷 駿河メイvsSAKI
8.9 東京女子 神田明神 伊藤麻希vs 上福ゆき
8.9 東京女子 神田明神 渡辺未詩vs舞海魅星
8.10 東京女子 神田明神 中島翔子vs桐生真弥
8.17 チョコプロ 市ヶ谷 SAKI&水森由菜vsクリス・ブルックス&翔太vs藤田ミノル&アントーニオ本多
8.25 ストリートファイトクラブ 後楽園 今成夢人&まなせゆうなvsクリス・ブルックス&松本都
8.28 チョコプロ 市ヶ谷 アントーニオ本多vsルル ペンシル
8.31 FREEDOMS 後楽園 マンモス佐々木&ビオレントジャックvs藤田ミノル&山下りな


夏なので楽しい試合、
印象に、記憶に残る試合、
様々ありました。
その全てを挙げると延々と終わらないので、
できる限り絞りに絞ったら…偏った。






8月を通して行われた、
東京女子プロレスの“東京プリンセスカップ”がとても面白かったことを
まず先に申し述べたいところ。

仕事の都合で一回戦の2日目からの観戦となりましたが、
もう、トーナメント関係全試合挙げたいくらい面白かった。
でもそれだと無数に上がり続けてしまうので、
重み付けのために無理やり絞って、3試合。



まずは今月も登場、上福ゆきの試合。







7月の後楽園大会メインを巡り、
愛野ユキとの挑戦者決定につなげた自己主張から…
…もしかしたらもう少し前から。
上福ゆきの試合に“凄味”を感じます。

繰り出す全ての技について、
特に代名詞といえる打点の高いドロップキックに加えて、
逆水平や最近ではフロントハイキックや。
“すげえ”という感想ばかり溢れてきます。

元々長身で跳躍力もあるところ、
その長い手足が見事に“武器”として昇華されてるというか、
なんというかそんな感じ。

一方の伊藤麻希は、感情を怒涛のように吐き出す
ある意味のカリスマ性が元々の話題だったように思いますが、
最近は、とても理に適っているというか、
何故その攻撃を仕掛けるのかという意図や意味がとても伝わる試合を
するようになっている印象があります。

とてもいい。
とても好きな試合。



あと私、パワーファイターとパワーファイターの試合とかも
とてもとても好きなんですけれど、
東京女子プロレスではそんな試合も見れたりします。













まず舞海魅星が素晴らしい。

正面から当たれる強さがありながら、
柔道のバックボーンに、敬愛するのは“ストロング”なプロレス。
執拗な執拗なダブルリストロック狙いは会場をどよめかせ、
個人的にはブレッド・ハートvsボブ・バックランドを思い出しました。

番狂わせを起こしそうな気配をヒシヒシと漂わせる舞海魅星を、
しかし、渡辺未詩がフィジカルの強さを見せつけるように正面突破。

渡辺未詩はなんとなく(主にスティンガースプラッシュのせいで)、
シェルトン・ベンジャミンのイメージ。
フィジカルおばけ。
ショルダープレスで上げてる重量は50kg超。負けた。

試合を終えて、拍手を贈る手を止める気が湧きませんでしたし、
それはたぶん会場にいた観客の多くが、そういう心情になったものと思います。



最後に挙げるのは、中島翔子vs桐生真弥。



















とにかくできることを確実に、を徹底した…ように見えた、
桐生真弥の試合ぶりに舌を巻きました。

まあ大怪獣は安定と信頼のなので語り申さん。



結局挙げる試合は全てトーナメント一回戦になりましたが、
それだけ、“下”の年代の成長著しさが目についた今夏のトーナメント。
そろそろ“ハイスペ”世代からも何かしらの王座挑戦とか、
自己主張があっても面白いように思えました。
楽しかった。



で、続いてチョコプロからの抜粋。

さくらさんの25周年記念に向けて様々に加速していたチョコプロで、
まず刺さったのが、SAKIvs駿河メイ。

[※実際の試合は8.9チョコプロ39で実現]

諸般の事情で1回流れた対戦カードは、
次大会で無事実現。

一時は女子プロレス界でも圧倒的な試合数をこなしていたSAKI選手が、
久々のとなる試合でどんな戦いをするかと思ったら…
めっちゃ強くなってた
…というのが、個人的な印象です。

試合結果はドローに終わったんですが、
駿河メイの奇想天外な動きの数々をものの見事に読みきって対応来てみせた上に、
そもそもそのフィジカルは女子プロレス界屈指(だと個人的に思ってる)ので…
まーあ強い。

試合後のコメントでも、この期間中チョコプロを
ずっと視聴し続けていたことが語られていましたが、
めちゃめちゃよく研究されていたことに目を丸くしました。




[8.10新百合:まだまだ強くなるColor's選手代表]



で、
迎えたビッグマッチは8.17さくらえみ25周年記念大会。
興行全体については後述するとして、
とりわけもう面白かったのが、第2試合の3WAYタッグマッチ。
[親族の作ったサムネ風画像を無断転載]

「これこのシーズン3のベストバウトでいいんじゃない?」

とは、ウォッチングパーティーでのさくらさんの言。

ほぼほぼCDKなジェネリックCDK、
ある意味でのめんどくささはおそらく日本有数の東京失恋学園という
あまりに強大な個性を前に、
個性負けしなかった前アジアドリームタッグ王者。

カメラの前で繰り広げられるあれやこれやに
視聴者としてはただただ翻弄されて巻き込まれるばかり。
というか、“死角”までも利用して展開されるその試合ぶりは、
市ヶ谷という会場+WEBカメラによる中継という形の中で
繰り広げられるエンターテインメントとして、
なんとなく完成の一つの形だったんじゃないか、
という気すらしてなりませんでした。

そしてそんな試合が、もう一つ。


某クリス・ブルックス氏がふらっと訪れた市ヶ谷で目撃し、
思わず
“MOTY”=マッチオブ・ザ・イヤー
と呟いてしまった衝撃のアントーニオ本多vsルル ペンシル再び。

もう冒頭の「♪Satisfaction」の攻防は、
アントーニオ本多にとって、
かつてDJニラやスーパーササダンゴマシンとの試合でも見せた、
(ある意味)とっておき。
ルル ペンシルをそれだけの相手と認めた…
と、言えなくもないかもしれない気がしないでもない。

かつてこの市ヶ谷で研鑽を重ねた某偉人は、
こんな言葉を残しました。

「アントンさんで目覚める、みたいなとこあるからねー、人は皆(倒置法)」

そんな偉人の言を証明するかのように、
一度目覚めた才覚はさらに煌々と輝きを増していました。



8.25ストリートファイトクラブでは、
ぽっちゃり女子プロレスと崖のふち女子プロレスが、
あまりに危険な初遭遇。
クレイジー&クレイジー、クレイジーの上塗り。




















こんな中に入って…それでも目立ったまなせゆうな選手が、
やっぱりすごいなと思いました。
改めて思いましたね。
おいでませ、ガンバレ☆プロレス。



最後はFREEDOMSから。
この興行も特に後半3試合物凄く満足感があったんですが、
とりわけピックアップしたかったのが、
タッグ王座戦。





















昨年末のBLOOD Xmasでも感激しましたが、
山下りなのデスマッチは素晴らしい。
本当に素晴らしい。

デスマッチで示される個性というか、魅力って様々にあると思うんですが、
個人的にはとりわけ“生”を感じる選手に惹かれます。

生きるために狂ったり、
生きるために頭を回転させてアイデアをひねり出したり、
生きるために叩き潰したり、
生きるために立ち向かったり。

その示し方もまた様々なように思いますが…
山下りなが確かにここに生きていること、
そして生き抜くために勝とうという心意気みたいなものは、
とてもとても惹きつけられる。

それはまた、勝たせようとする藤田ミノルからも、
徹底して真正面から叩き潰そうとするマンモス佐々木、
ビオレントジャック両名からも感じるところで。

つまりは、凄くいいデスマッチを見ました。






《最優秀興行候補》
1.4 崖のふち女子 板橋
1.27 まっする1 新木場
2.15 藤田プロレス☆スクール 2AWスクエア
2.18 BASARA 新木場宴
3.26 まっする2 新木場
(3.28 チョコプロ1 市ヶ谷)
3.29 スク闘2020 スポルティーバ
(5.5 チョコプロ11 市ヶ谷)
(5.23 チョコプロ16 市ヶ谷)
(5.27 チョコプロ17 市ヶ谷)
(7.19 チョコプロ33 市ヶ谷)
(7.26 チョコプロ35 市ヶ谷)
(8.17 チョコプロ41 市ヶ谷)

さくらえみ25周年記念興行。
最初発表されていた全カードを見たとき、
“ああ、自分が油田王になったときに開催したい興行だ”
と思いました。

それぐらい(あと大家健、高梨将弘、佐藤光留あたりを足したいけれど)
あまりにも好きな選手が揃っていて、
…そしてまあ、仮に僕が油田王になったとしても、
実現するのが難しいと思うくらいに、
色とりどりの顔ぶれで。

この時勢に関わる事情でそのカードから変更があっても、
やっぱり油田王にでもならないとまず実現できない、
何に変えても観たい興行である印象は変わりませんでした。

…ああ、文字数が足りない。

兎にも角にも、個人的には今年の有力候補な気がしてなりません。

が、ボクはさくらさんを
(必ず予想を大きく裏切るというか、飛び越えてくるという意味で)まるで信用していないので、
もはや何が起こるかサッパリわからない。

なんかとんでもないことをまだまだ唐突に仕掛けてくる可能性があるので、
注意深く見続けようと思ってます。




最優秀新人候補》
薄井鉄央(BASARA)
桐原季子(我闘雲舞)

追加したい選手がいますが9月の興行だったので、
来月追加します。



《最優秀タッグ候補》
新井健一郎&藤田ミノル(九州プロレス)
Speed of Sounds(フリー)
PURPLE HAZE(全日本プロレス)
ド腐れヤッホーズ(チョコプロ)
メーメーミーミー(チョコプロ)
東京失恋学園(チョコプロ)



《最優秀団体候補》
崖のふち女子プロレス
マッスル
チョコプロ





《ベストモーメント》
1.19 オレンジタウン 翔太「1.5 東京ドーム、オカダ・カズチカvs内藤哲也戦でオカダ・カズチカがインプラントを繰り出したときの海野レフェリー」
3.20 YMZ 板橋 Chair King
7.26 ガンプロ 板橋 まなせゆうな「ガンプロの家族にして下さい!」





《MVP候補》

〜独断と偏見で選ぶ月間MVP〜
1月 ディック東郷
2月 水森由菜
3月 バリヤン・アッキ、さくらえみ
4月 ポークたま子
5月 藤田ミノル
6月 さくらえみ
7月 坂崎ユカ、紺乃美鶴
8月 藤田ミノル

…独断と偏見で選んでるから仕方ないんだけど、
にしても、偏りが酷い。

強いて違う系統で名前を挙げてるの坂崎ユカだけでは…
とは思いつつも。

やはりこの名前を挙げないわけには行きませんでした。


8.29大日本プロレス横浜文化体育館大会、
“実家”大日本プロレスデスマッチヘビー級のベルトを、
“生え抜き2号”藤田ミノルが戴冠。

もうこの件については何をどこから感慨を語ったものか。
いや、後日にしよう。

ただ、前日8.28チョコプロ43で語られた言葉、
“もし5.5横浜文化体育館大会で挑戦していたら負けていた”
という趣旨の言葉については…
…やっぱり、その通りに思えます。

あのタイミングでの挑戦だったら、どんなに想いを込めたとしても、
ベルトには届かなかったのではないか。

でもこの期間があったから、
…この期間、誰よりもプロレスに真っ直ぐ向き合い、
誰よりもプロレスの“場”を守ろうとし、
誰よりもあらゆる場所で、あらゆる形でプロレスを続け。

…ともすれば、おそらくプロレスラーの中ではおろか、
日本全国数多のプロレスファンを含めたとしても、
一番プロレス関連配信を視聴し、
盛り上げ続けていたであろう…

その時間が、さらに、藤田ミノルを強くした。

だからこそ。

“藤田ミノルの人生で、一番大事なものは、プロレスです”

という言葉は、誰よりも説得力を持ち、
何よりも、力強かった。



…というわけで。

個人的月間MVP、どころか、
様々なプロレス関連ファンアワードの
個人的な有力候補に、藤田ミノルが一気に、先頭に躍り出た月でした。







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