カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

It's SHOW TIME

2020-09-11 20:28:04 | スポーツその他
カレーです。

プロレスファン的立ち位置で言えば“ガンプロ民”を
自称したいと思っているワタクシですが、
もしかしたら今年はガンプロ皆勤かもしれない。

明日9/12の板橋大会、当初は仕事で行けない見込みでしたが、
一転して時間が変更になったりして行けるようになったので、
9/7DDT後楽園で慌ててチケットを購入、
そしたらその後完売のお知らせが出たので、
滑り込みセーフでした。

あとに発表になった日程も偶然にも仕事との重複がないので、
ワンチャン、皆勤。



さてそんなガンバレ☆プロレスですが、
10/6平日火曜日にビッグマッチ、
3度目となる後楽園大会を控えています。

既報カードは、
・今成夢人&大谷晋二郎vs石井慧介&入江茂弘
・まなせゆうなvs彩羽匠
・岩崎孝樹vs梅田公太
の3カード。

いずれも如何にも興味深いカード…
で、ある一方で。

おそらくはという憶測ではありますが…
この3カードは、“メインイベント”ではないのではないか、
という気がしています。



…このあたりで先に結論を。

私は今回の後楽園大会、
翔太選手がメインイベンターとなることを望んでいます。



翔太は、デビュー13年目、32歳のプロレスラー。

2008年にSTYLE-Eでプロレスデビューを果たし、
その後HEAT-UP所属→退団を経て、
2014年にはガッツワールド所属に。
同時期にガンバレ☆プロレスにもレギュラー参戦し、
ばってん多摩川(現・ばってん×ぶらぶら)のガンプロ卒業試合の相手を務め、
時にはガンプロの“敵”として大家健の抗争相手として立ちはだかり。

「あまり好きではない」
と語っていた、自身の感情を表に出すことを、
大家健や今成夢人、ガンバレ☆プロレスを通じて感化され、
その思いが表出されるようになり、
自身で“勝負の年”と位置づけた年には、
所属のガッツワールドでGWCタッグ王座を戴冠、
新井健一郎にそのプロレスを認められ、
チームとして活躍しました。

2018年、ガッツワールドの解散に伴い
(個人的に)注目されたその去就の行く末として…
辿り着いたのは、ガンバレ☆プロレス。
つまり現在の所属に至ります。

2018年〜2019年、
ガンバレ☆プロレスは大きな転機を迎え、
…シンプルに。
所属選手が大幅に増員することになりました。

元々所属は大家健のみ。

旗揚げから出続けている今成夢人にしても、
最初は特に“所属選手”という扱いでもなかった
(そのうちウヤムヤのうちに所属に)ところから、
現在は所属とレギュラーと合わせていくと、
少なくとも野球チームが作れるのではないか、
ぐらいの所帯になってきました。

その、
いわば最初の一人、
きっかけとも言えるのが、翔太の加入だったように思います。



翔太選手の魅力は、
“何でもできる”と言って過言ではないほどの、
その幅広いユーティリティぶり。

単純に選手として何でもこなせる上に、
学生プロレスで培った(?)と思しき、
リング周りのあれやこれや。
セコンドはもちろん、実況、解説、リングアナになんでもござれ。

エディ・ゲレロに憧れてWWEやアメプロを見まくることで培われたという
英語能力も確かで、サムライTVにクリス・ブルックスとともに呼ばれ、
通訳としての役割を果たしてみたり、
モノマネも達者で、某レフェリーのモノマネについては
目撃者が口々に“地上波に出れるレベル”と語るほど。
果ては後楽園ホールでレフェリーデビューも果たしました。

個人的には今年、たぶん、最も同じ会場にいる機会が多いプロレスラー。



個人的な話ついでに。

“日本のプロレス興行で初めて観た選手”が、
個人的には、翔太選手だったりします。

私もプロレスへの興味を持ったのはWWEがスタートで、
プロレスの初生観戦もWWE(たぶん2006年の日本公演)。

日本のプロレス会場に中々脚を運ぶことがなかったのですが…

たまたま大学のゼミの同期が学生プロレスをやっていまして、
実家からほど近い某大学で興行があるというのを聞きつけ、
フラッと見に行った第1試合のカードが、

“BIMA vs セック鈴木”

現在の、高尾蒼馬選手と翔太選手の試合になります。

あれだけ選手が出ていた学生プロレスの大会で、
今もプロとしてリングに上がっているのがこの二人なこともあり、
なんとなく、気にならずにはいられない2選手です。



始まりは大家健一人だったガンバレ☆プロレスも、
今は多くの所属、レギュラー参戦選手を抱えるようになり、
“主役”を担える選手が揃ってきました。

DDTからレンタル移籍ながらもはやほぼほぼ所属の石井慧介は
迸るクレイジーをそのままにインディーJr戦線を席巻し、
DNAからガンプロへの電撃的な所属宣言を行った岩崎孝樹は
“若大将”として歯止めの効かない戦いを見せつけ。

フリーという立場でレギュラー参戦を続けながら
インディーJr王座戴冠を果たした勝村周一朗は、
その翔太とのタイトルマッチをひとつ契機として所属となり、
東京女子プロレスを離れる決意を示したまなせゆうなは、
今成夢人と翔太の誘いを受け、“ガンプロの家族”になる決意を示し。

“ガンジョのエース”としてガンプロらしい戦いを展開しながら
女子部を盛り上げ続けるHARUKAZE、
HARUKAZEと伴にガンジョの一員として戦いながら、
実にガンプロらしい経緯で誕生したTHE HALFEEを牽引する春日萌花、
“最強の素人”としてインディーJr王座2度目の挑戦を迎える冨永真一郎、
星野真央に続くガンプロ二人目の生え抜きとしてデビューし、
石井慧介、岩崎孝樹の加入でメキメキ力をつけ、
さらにTHE HALFEEの一員として生まれ変わりをみせる桜井鷲。

旗揚げからガンバレ☆プロレスをガンバレ☆プロレスたらしめ、
様々な“奇跡”とも言える瞬間を築いてきた大家健と、
DDTの映像班として従事しながら地道な努力と花開いたクレイジーで
今や様々なプロレスラーが一目おく今成夢人。

二人が築いてきた土台に、今、これだけの武器がある。



しかし、その“武器”のカードが、
9/12現在、出揃いつつある。

そして残るカードの中でメインイベンターとして
単純に
“みてみたい”のが、
翔太選手になります。



元々こってりとレギュラー参戦していたので、
あっという間に“所属”感が馴染みに馴染んでいる翔太、
どのカードに組まれたとしても、その試合は面白かった。

特に名勝負として挙がるのが、
勝村さんとのシングルマッチシリーズ。

市ヶ谷大会での2回のシングルマッチは見れば見るほど面白く、
いわばその“続き”となったインディーJr戦も、また、面白く。

…というか翔太のシングルマッチは、
いつ、誰が相手でも面白い気がしてなりません。

昨年自分が観戦したシングルマッチは
おそらく全部“ベストバウト候補だ!”と思わされた気がしますし、
今年もガンプロで行われた旭志織とのシングルマッチ、
朱崇花とのシングルマッチはともにまるで違う味わいで楽しませていただきました。

で。

本日9.12、組まれていた試合は私大変楽しみにしておりまして。

翔太vs藤田ミノル、藤田プロレス☆スクール対決。

藤田ミノルがBJWデスマッチヘビー級のベルトを手にしたことで
翔太がさらに燃えているのもさることながら、
個人的に今年今までのところベストバウト1位候補(藤田ミノルvs高梨将弘)と
2位候補(翔太vs本田アユム)の対決なので、
単純に試合として楽しみ。

なのですが。

何故か翔太先生、日高郁人選手との試合が追加となってしまったので、
個人的には大変複雑な心境です。

が。

これはもしかしたら本格的に後楽園メインイベンターのチャンスかもしれません。

今インディープロレス界で最も旬なレスラー・藤田ミノル、
そして独立を果たしたその相方・日高郁人。
この二人を一夜にして破るとなれば、
「ロックとオースチンを一夜にして破った」
と吹聴するクリス・ジェリコばりに大きな実績ですし、
どちらかにでも勝てば、それだけでも充分、十二分に、
自己主張をできるだけの大きな大きな勝利ですし。



3度目の後楽園。

再びメインイベントに大家健が立っても、それはそれで、
満足に興行を迎えることができると思います。

あるいは既報カードの中からメインイベントが生まれても、
十二分に楽しむことができると思います。

または私が想像しない角度から決まったメインイベントでも、
やっぱり私はガンバレ☆プロレスとして楽しむことができます。

それでも、
みたいのは。



“なんでもできる”ことにスポットがあたりがちで、
その割には自己主張が意外と苦手で、
…それでいて素晴らしいプロレスを披露してくれる。

翔太先生…
プロレスラー・翔太が、
後楽園ホールのメインイベントに立つところ。

“Mr.Show Time”が、後楽園ホールで提供する、ショータイム。

それが私の、ガンバレ☆プロレス後楽園大会メインイベントの、
第1希望です。

 




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