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カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

“最終回”の向こう側

2018-10-17 01:00:00 | スポーツその他
プロレスに限らず何かのファンであることって、
きっかけに継ぐきっかけの連続の中で“好き”を積み上げられて、
言葉を選ばなければ、多重に罹患し、中毒になっていく。

そんな中毒の中にあったとしても、
一方でたくさんの“終わり”を目にするリスクを多重に抱ることには変わりなく、
一つ一つの“終わり”の痛みは、決して希薄になることなく、
そのままダイレクトに、リスクとして作用する。

…さて、面倒くさい言葉を羅列してみましたが、
要するにですね。

アーサ米夏のプロレス卒業が、
ボク個人にとっては中々大きな“最終回”だったなあ…と、
改めて、思ってます。



上に(もしくは度々その他の文章で)記載しているとおり、
何かのファンであることは、一方で多数の“終わり”(離別)を目撃することと、
(多くの場合は)その“終わり”を受容していかなければならないという、
生活史上のリスクを常に孕んでます。
そして、この一年間とにかく、
そのリスクが、とても深刻に作用しているということを、
顧みざるを得なくなってます。

…受容していかなければならないとか書きましたけど、
実のところ全然、受容できないままに、
言ってしまえば“もしかしたら”の希薄な可能性に期待をかけつつ、
棚上げにしたままでいる…という、体たらく。


具体的に申し上げれば、昨年末の「ことり」選手の卒業を、
未だに受け止めきれない部分があります。

鈴木大には、隙あらばどうにかして、プロレス界に戻ってきてほしいと思ってます。

今年7月の黒音まほ選手の卒業については、
別の形で再びリングに上がることを、望んで止みません。

宮武俊は、姿を見せるたびにどうせなら試合すればいいのにと思ってます。


プロレスラーとしての時間を過ごしてくれたことに感謝する気持ちの一方には、
単純なる欲求として、もっと見ていたかったという情動については変わることなく、
ボクの中では宙ぶらりんのまま、置き去りにしてあります。
そして、別にそれを必ずしも悪いことだとも思っていません。

あるレスラーは、複数回の失踪の後またリングに戻り、
団体に復帰から今度は試合に負けて追放となり、
自身の団体を立ち上げることで生き場を作り出しました。

あるレスラーは、一度は離れたリングに4年もの沈黙を経て再び戻り、
かつてのライバルと後楽園で再び相対しました。
今はケガと戦いながらも、自分の道をまた模索しています。

あるレスラーは、“やりすぎ”なレスラー人生を駆け抜けながら、
なんやかんやで度々“一般人”として、
色んなところに姿を現して(時に戦ったり)くれています。

あるレスラーは一度引退しながらも、
やがて姿を変えてリングに戻り、一度はなかったことにしていた自身の夢を、
また再びカタチにしようとしています。



曰く。

“諦めても、夢は叶う”



ボクがプロレスをみているたかだか数年の間ですらも、
これだけ嬉しい帰還を目の当たりにできています。

だから、せめて。

“Never say Never”を信じ続けることくらいは、
大目に見てやってほしい。


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