囲碁界のアイドル、梅沢由香里さんが初タイトルに輝いた。梅沢さんは、その類いまれな美貌と明るい人柄で早くから注目されていた。十年ほど前のプロ入りの頃、囲碁を知らない同僚から「梅沢由香里さんが云々」と話しかけられて驚いた記憶がある。人気者で、プロ入りの前後にNHK杯で記録係や聞き手を務めていた。
ただ安定した実力の持ち主なのにここ一番という勝負に弱いのか、プロの入段試験に十何回も落ちたのは有名だしプロになってからもタイトルにはもう一歩手が届かなかった。
各棋戦で実績を残してきた彼女だが、特筆されるのは、対男性棋士の勝率が5割を大きく超えトップであることである。こんなことを書くと怒られそうだが、率直に言って日本の女性棋士は弱い。男性棋士に勝ち越しているのは、ほかに青木喜久代さんと小林泉美さんだけである。
そして、今回の初タイトル、まさに天は彼女に二物も三物も与えたのである。梅沢さんは、子どもたちに一大囲碁ブームを巻き起こした「ヒカルの碁」の監修者でもある。師匠が現役棋士でありながら日本棋院の理事長まで務め亡くなった加藤正夫さんだというところにも縁を感ずる。
タイトルを取るとNHK杯に出られる。NHK杯に出場する棋士はほんの一握りの強豪ばかりなので勝つのは容易でないが、かつて脇役として活躍したこの舞台で彼女がどんな闘いぶりをみせるか注目である。
ただ安定した実力の持ち主なのにここ一番という勝負に弱いのか、プロの入段試験に十何回も落ちたのは有名だしプロになってからもタイトルにはもう一歩手が届かなかった。
各棋戦で実績を残してきた彼女だが、特筆されるのは、対男性棋士の勝率が5割を大きく超えトップであることである。こんなことを書くと怒られそうだが、率直に言って日本の女性棋士は弱い。男性棋士に勝ち越しているのは、ほかに青木喜久代さんと小林泉美さんだけである。
そして、今回の初タイトル、まさに天は彼女に二物も三物も与えたのである。梅沢さんは、子どもたちに一大囲碁ブームを巻き起こした「ヒカルの碁」の監修者でもある。師匠が現役棋士でありながら日本棋院の理事長まで務め亡くなった加藤正夫さんだというところにも縁を感ずる。
タイトルを取るとNHK杯に出られる。NHK杯に出場する棋士はほんの一握りの強豪ばかりなので勝つのは容易でないが、かつて脇役として活躍したこの舞台で彼女がどんな闘いぶりをみせるか注目である。
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