早稲田大学で「法の支配と大統領-トランプ政権とアメリカ法の改変-」と題するシンポジウムがあり、参加してきました。
報告者のほとんどはお馴染みのアメリカ法研究者。基本的にはアメリカ法のいろいろな領域でのオバマ時代とトランプ政権を対照するという内容でした。
皆さんもご承知のようにトランプ大統領は品性も疑わしいですが、法の支配、わが国で言えば立憲主義への無知もはなはだしい、まずアメリカ法の勉強をすべきだという発言が印象的でした。
学習院大学の紙谷雅子さんの自称・紙芝居、最高裁判所裁判官の今昔物語が一番面白かった。懐かしい裁判官の画像が次々に。女性は長寿で元気なので、史上4人の女性裁判官がこうやって一緒に写真に入れるんだそうです。
ただまじめな話としては、20世紀には機能していた上院の同意手続-適任者には党派を超えて同意し不適格者には同意しない-が、21世紀にはほとんど共和党・民主党の党派対立に変わって機能していないようにみえるとの指摘は懸念の種です。
ともかく全体としては、法を無視する愚かな大統領にアメリカ法はきちんと待ったをかけているという論調で、アメリカの司法の強靭さを確認するシンポジウムでした。
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