ドイツで三十路すぎはつぶやく

ドイツ暮らしでつい漏れてしまう日本語での独り言を、つれづれと書き留めることにしました。

中国の農民

2006-01-31 | Dialy
22歳の時、私が行った中国旅行で「シルク(絹)工場」に連れて行かれた。行って驚いたのはその臭い。蚕の繭から絹を取り出す過程で、仕方が無いようだけれど、
「こんなひどい臭いの中で一日中働かないといけないなんて・・。」
とそのひどい労働条件に少し落ち込み、ガイドさんから
「ここでできたシルクのほとんどは日本へ輸出されます。」
と聞いて、更に落ち込んだ。その労働条件を生み出しているのは私の国だったか・・。

今あれから10年以上の時が経って、偶然にもそのシルクに関わる仕事をしている。そのシルクの値段が今ものすごい勢いで上がっているのだ。

今世界の殆どのシルクは中国で生産されている。その中国でシルクの在庫が無くなりつつあり、糸商が値段を上げてきているのだ。その在庫が無くなった真の原因とは・・?

農民のひどい生活状況にあるらしい。中国におけるシルクの値段があまりにも安すぎて、蚕を育てていた農民が、必要な桑の木をが引っこ抜いて、他のもっと儲かる果物や畑に変えてしまったという。一度抜いてしまった桑の木は、また植えても3年はかかる。

中国に行く度思うのは、「食事代が安い」という事。いつも
「こんなに食べて?」
と大感激し、その物価の安さに驚くけれど、その一方工場のマネージャーが買ったマンションは、私らがこんなにも物価の高いドイツで買ったものより高いときてる。そのギャップは何?

きっと農民がキツイ生活をしているのだと思う。

働いても働いても、安いお金しか入ってこず、都市の人からは「農民」とあからさまに蔑視される。

シルクの値段が上がってしまったことは、正直それを商売としている人間にとっては痛い事だけれど、これでやっと安すぎた中国でのシルクの値段が公平な値段になり、農民に働く意欲も戻ってくるのではないかと思う。

知らないだけで、まだまだ世界にはいろんな事情がある。他にどんなにたくさんのことを私は知らないんだろう・・。




子供と遊ぶ

2006-01-30 | Dialy
子供というのは本当に屈託が無い。私がドイツ語が話せまいがおかまいなしに話しかけてくる。そんな子供から学ぶドイツ語は非常に多いけれど、機会はそんなに多くはない。

土曜日6歳の子供と遊ぶ事になった。知人の子供で彼は離婚しており、時々前妻と暮らす娘と遊ぶことができるらしい。その娘を「エンターテイン」する為に、私も一役買うことになった。まずは全ての予定を覆し、彼が向かった先は「子供洋服屋」
「なんて汚い服を着せてるんだ!」
と知人はカンカン。確かに前妻さんはあまりかまわない人らしく、久しぶりにパパと会うというのに着ているものは汚れている。

そこでフト思い出す私の学生時代。一人暮らしをしていた大学時代、普段の格好で帰省したら、父親が
「お母さん、weiwenに服を買ってあげなさい。なんか不憫だ。」
と言い出し、洋服を買ってもらったのに味をしめ、帰省する時は、「いい格好」をしない事に決めた。それと同じ手では・・・?

子供服屋で、上から下まで新しい服を揃えてもらい、そのまま着て出てきた子供は大喜び。やっぱり子供だってキレイな洋服が好きだよね。

それにしても私がこの子くらいの時ってこんなにも泣いたかな?
「トイレから出てきたら、石鹸で手を洗いなさい。」
と言われ、イヤだといって泣く。
「着ているものを脱ぎなさい」
と言われてイヤだと言って泣く。
パパが描いた自分の絵が可愛くないといって泣く。

きっと泣いたんだろうなぁ・・。それを忘れちゃってるだけなんだと思う。

今回私が彼女から学んだのは、
ドイツでは信号機は「赤、オレンジ、緑」と表現するということ。
日本では「赤、青、黄色」だと言うと、なんだそりゃ?って言われた。確かに青ではないよねぇ。おまけに日本をまだ知らないらしい。

子供と遊ぶと違った視点で物事を見ることが出来るような気がする。私はとても楽しかったけれど、私は彼女をエンターテインできたのであろうか??



ドイツの薄切り肉

2006-01-27 | Dialy
ドイツでは肉は「肉~」といった感じで売られています。つまり塊で売られてて、
「○○を300グラム!」
と注文すると、ナイフでその重さ分切って売ってくれます。それがドイツの肉屋さん。日本のように薄切り肉は売られていません。ちなみに鳥のミンチ肉、つくねにするあれですね、売ってません。でも「自家製ミンチ製造機」のようなもの(パッケージの写真から推測するには)けっこう安く売られているので、肉を買ってきて、自分の家で作る事は可能だと思います。

昨日スーパーに行ったら、牛肉のスライスされたのが売ってるではありませんか!正直ドイツのスーパーではお肉はあまり買わないのですが(日本のスーパーに比べて質が悪い様な気がします。煮込む分にはOK)、思わず買ってしまいました。インゲンを巻いて、お醤油とみりんで・・なんてウキウキして家に帰りました。

日本人の美容師さんから聞いた所によると、デュッセルドルフには、肉の薄切りを売っているお肉屋さんがあって、そこは高いながらも日本人客でいつも一杯だとか。やっぱり日本人薄切り肉欲しいよなぁ~と納得しました。

でもスーパーでも売ってるじゃん!と家に帰って開いてみると、やっぱりちょっと厚め、でした。気のせいかスジなんかも多かったりする。でも・・見た目肩の辺りの肉だと思うし(実際は何なのかよく分からない)大丈夫だろう!とせっせと巻いて焼いてみたのだけれど・・・・か・・固い・・・。これ、食用だよね・・?

結局食べられず、残すハメに・・(つまり捨ててしまいました)。連れ曰く、この肉は「3~4時間は煮込まないとダメな肉」だそうです。え・・?薄切り肉で、尚且つそんな長時間煮込まないと食べれない赤身の肉って・・?

ドイツの肉は奥が深い。面倒くさがりな私は研究するより、無難な肉を買うことにします。

いい天気です。これは来週の水曜日まで続くらしいです!

久しぶりの雪

2006-01-26 | Dialy
ここドイツでも昨日の日中から雪が降り始めました。今はすっかり晴れていますから、きっと雪もすぐ溶ける事でしょう。日本は東京のあたりでも週末かなり雪が降ったらしいですね。昨日日本の上司と話をしていたら、土曜日上海での出張が終わり成田空港へ全日空で戻ったら、災難が待ち受けていたらしいです。

大雪のために1時間成田空港の上を旋回し、燃料が足りなくなり名古屋空港へ引き返し、そこで燃料補給。その後また成田空港へ引き返し、またもや大雪のため3時間旋回したそうです。

飛行機がゲートにたどり着いたのが夜の11時。でもそんな飛行機が30~40台はあったそうです。おまけに飛行機が飛ばないことで、出発ゲートは人で溢れ、出発ゲートで椅子を確保できない人が到着ゲートまで溢れ、そんな状態の中乗客を出してしまったら、最終の交通機関が出てしまった後は、空港に人が溜まってパニックになることをきっ空港側がおそれたのでしょうね。それから5時間、飛行機はゲートに着いているのに機内から出してもらえなかったそうです。

昼の3時に機内食が出て、次の食事が出たのは、夜中の3時。ニコチン中毒の上司は、飛行機のドアから空港内へと続く通路まで出てタバコを吸ったらしいのですが、
「警察を呼びます。」
と言われ、
「呼べるものなら呼んでみなさい。」
と返したそうです。その後そんな上司に勇気付けられた人たちがまたやってきて、タバコを吸い始めたそうです。

結局上司の乗った飛行機はクレームが多かったらしく、明け方5時に真っ先に開放され、入国ゲートへ向かったそうです。

どうやらシンガポール航空は、名古屋に引き返した際、そこで乗客を降ろしたらしいです。そうなるとホテル代等航空会社が払わないといけなくなる可能性がありますけどね。全日空はそれをケチったか・・。

でも日本人はクレームを言わない国民だからそれで済んだんだと思います。これお客さんが西洋人だったら・・かなり大変でしたよ~。クレームが半端でないですからね。

こっちは寒いけど雪は降ってませんよ。なんて言って電話を切ったら、雪が降ってました。ここドイツは雪に慣れているからまだいいけど、日本はまだまだ雪が降るとパニックになるようすですね。聞いていて笑いを堪えられませんでした。




爆睡

2006-01-25 | Dialy
え・・・と。昨日家に戻ったのが、だいだい夕方5時半くらいだったかな?なんだか疲れてて
「2時間くらい眠ってから食事の支度をしよう。」
なんて思ってべッドにもぐって、起きたら今朝の6時半。

途中で起きて
「あ・・夕ごはん・・。」
とは思ったけれど、そのまま引きづられるように眠りに落ちてしまいました

それだけ寝て今朝は爽快かと言えばそうでもなく。

なんだか腰の辺りに肉が付いたような、そんなだるい一日を過ごしています。実際付いたのかな?


ライブドア騒動

2006-01-24 | Dialy
今日本でもそうとう騒がれているのでしょうね。ついさっきまで時の人で毎日のように私がチェックしているヤフーニュースを騒がせていた人の、「逮捕」ニュースを顔写真付きの画像で見たときは私もだいぶショックでした。お祭り騒ぎをしずぎちゃったから、相当叩かれちゃうんだろうなぁ・・と。

こんな事ってあるんだなぁ・・と言うのが率直な感想です。世の中一寸先は闇というけれど、まさかバレるとは思わなかったんだろうなぁ。

日本にもこんな人がいてもいいんではないかなぁ、と私は騒動の中心にいる人に対して思っていました。やはり海外へ出てみると、日本人は回りに気を使いすぎて、小さくまとまりすぎている様な気がしていたので。それが「人を思いやる。」という日本人の美徳にも繋がっているのですが。そんな中で叩かれようが、調子に乗っているとひがまれ様が、こんな人もやっぱりいてもいいと思っていました。

でも「逮捕」となると・・話は違ってきてしまいますね。とても残念です。

それより、選挙の際にその人を応援したとかで、自民党を野党が躍起になって攻め立てているのが情けない。そこしか攻めるところがないのか。政策で攻めてくれ。

何より、小さいながらも株主である友人の
「ライブドアの株・・。どこまで損するんだろう・・。」
という叫びが切実。

悪いことはできません。


ドイツの着替え室

2006-01-23 | Dialy
週末、バーゲンを狙ってダウンジャケットを狙いに街に出掛けた。歩き回る事3時間。いくら安くても、気に入ったもの以外はいらないから、時間をかけてでも本当に気に入ったものを。他にも「いいな」と思った上着なんかを試着したりした。

大きなshopだと、フロア-の隅に広いスペースがあって、そこにたくさんの試着室が並んでいる。ひとつひとつにドアは付いているけれど、中に人が入っているか確認するための大きな穴がちょうど目線のあたりにあり、しかもその試着室に男性が平気で入ってくるのだ。男女共有な訳ではなく、ボーイフレンドや旦那が試着室の前で彼女もしくは妻を待つために入ってくる。そして女性と一緒にその穴を覗き込むからたまったもんではない。

サウナも共有だとか、あまりアジア人ほど男女間の「性」を意識しないとは言っても、やっぱりこーゆーのは嫌だ。背の高い彼らからしたら、中の人が着替えている姿なんて平気で丸見えだ。それくらい大きすぎる程の穴なのだから。ドアの下も十分なスペースがあるのだから、そこで確認したらいいのにと思うのだけれど・・。試着室に入っても、油断はできない。覗かれても大丈夫な位置にて着替えなければばらばいし。また試着室から出て、ちょっと遠目でも確認をしたい私としては、もっと困る。時には下着姿同然で出て行かないといけないし、それも女性だけなら可能だけれど・・。

でもジムではおじさん同士のこんな会話も聞いた。

「さて、サウナ行こうかなぁー。」
「あ・・。今女性たちのコースが終わったから狙ってるなぁ。」
「おいおい。そんなことしないさー。」

そーゆーアイデアが出てくるあたり、やっぱり狙ってる人もいる訳だ・・。もしかして試着室に入ってくる男性も確信犯??

ちなみに3時間歩き回ったあげく、とっても気に入ったダウンジャケットを買うことができました。一日経った今でもとてもハッピーな気分です。

 

外人は謝らない?

2006-01-20 | Dialy
私が仕事の為に月々定期購読をしている日本の男性用ファッションマガジンに先月今月と
「イタリア人は謝らない」
というコラムが載っていました。(そういえば昔ポニーテールは振り向かないというドラマがあったなぁ・・。)正統派雑誌ですから、噂なんかをコラムにする訳はなく、その実例と共に「いかに謝らないか!」が載っていました。私が体験したひとつの実例は、こんなケースでした。

イタリアの業者から、サンプル生地のオーダーが入り、出荷日を連絡し、その期日通りに出荷したところ、しばらくしてから、
「今回サンプルがありすぎるから返品したい。送ってきたのも遅いし・・。」
という連絡が。こちらとしては
「は?何言っちゃってんの?」
と言ったところ。今回はサンプルのオーダーも遅かったし、出荷も事前に知らせた期日通り。サンプルとは言っても、送った量は笑って返品を受け取れる量ではない。おまけに、すみませんの一言もない。
「それは無理です。」
と連絡をしたところ、営業の担当者に聞いてみないと分からないし、その担当者は忙しくて不在との事なので、こちらの事情をきちんと話し、伝えてもらうようにお願いした。
最終的にメールで返ってきた返事を読むと、
「今回は遅いからオーダーには繋がらないけど、でもこちらで保管しておくから大丈夫。」
それだけ。おいおい。返品だなんだとメールや電話で何度も他の人とやり取りして、返事はたったそれだけかい

私が働いている職場にも謝らない女性がいる。彼女は間違いを注意されても、大きなミスで損害を被っても、いつも答えは同じ
「あ、そう。」
である。時には注意をされてもしつこく自分の意見を貫き通し、最終的に自分が間違ってると分かった時は、歌う様に
「ソーリー。」
と一言言うだけ。彼女の口から「すみません。」という言葉を聞いた事がない。そしてそういう女性はドイツでも嫌われる。普通の人はきちんと謝る。

先のイタリアの業者は、営業担当者は他人事のようなメールを送ってきたけれど、その中間に入ってくれていた人は、
「お手数をかけて・・。」とか
「すみません。」
と言ったことを数回言っていた。イタリア人なのに!

つまり傾向はあっても、人次第という事なんだと思います。
日本人には礼儀正しい人も多い。でも無礼な人もいる。
イタリア人には謝らない人も多い。でも謝る人もいる。
ドイツ人にはキレる人も多い。でもキレない人もいる。
中国人には自信過剰な人も多い。でもそうでない人もいる。

ついつい
「あ~○○人だしね~。」
なんて一括りにしてしまいがちですが・・。





私のキレ度

2006-01-19 | Dialy
他人のキレ度について書いてみたけれど、私のキレ度は如何に・・・。

あくまでも心がけだけれど、私はいつも冷静でいるように努めている。何かが起こったとき程冷静に!慌てまくって物事が見えなくなる人をたくさん見てきたし、これは中学の時の部活がけっこう役に立っている。試合中、
「やべー。このままじゃ負けるかも・・。」
なんて思ってても常にポーカーフェイス。焦った顔を敵に見せると、敵に余裕が生まれてしまうのがよく分かったから。ちょっと自信が無くなってる所に集中攻撃されたら、簡単なプレーでもミスをしてしまうんだから、人間の心理って本当大事。

そしてその「焦ってないフリ」がチームメイトや同僚に安心感を与えるのだから、やっぱり「冷静であること」は大事

でも実際の私は短気だと思う。冷静な顔してても内心「ムッカッ」ってしてるし、確か入社一年目の時から、勝手な先輩から理不尽な仕事を任されたとき、顔は
「分かりました。」
って顔して、自分の席に戻り際、そばのゴミ箱をあえて蹴っ飛ばして、
「あ~、ぶつかっちゃった~。」
なんて事もたまにしていたくらい。でも、キレるって事は無いなぁ・・。そうやって小出しにしていたからだろうか・・。

大人になって(いつから大人になったんだろう・・)いつからか声を上げて怒ることもなければ、喧嘩することもなくなって、我慢を覚えたからか、穏やかに生活していける事は幸せなことだと感じていたけれど、ドイツに来てからはかなり感情が揺れる事が多い。口論だってするし(しないと話が前に進まない)、日本にいたら決して口にしなかったであろう失礼なことだって言ったりする(はっきり言わないと驚くほど伝わらない。

「10を聞いて10を知る」
外人たちと生活するには、はっきり物事を言わないと何も伝わらない。またその
「はっきり物事を言う」
と言うことが、察する習慣がついて、察してもらうことを期待してしまう日本人にはとても難しい。私も
「察してくれたらもっと楽なのに・・。」
と思いながら、話を前に進ませるために今日もまたはっきり意見を言う。あ・・ドイツに来て、一度キレた覚えがある。
「ここまで言わないと分からぬか!!ここまでなぜ言わせるー!!」
って思いでキレたんだ・・。



人のキレ度

2006-01-17 | Dialy
「キレる」という日本語を最近よく聞きますが、確かに人間は「キレ」ます。キレるってよく表している言葉ですね。

私は大阪に5年間住んでいましたが、大阪人は「キレ」やすいですね、関東人と比べると。一瞬にして豹変します。感情を抑える場が関東より少ないのだと思います。最初は本当怖かったです。

ドイツ人は「キレやすい」です。大阪人みたくガラは悪くならないけれど、イレギュラーに弱く、応用に弱いタイプです。改めて認識した事がありました。

先週の水曜日、日帰りでイタリアのフィレンツェに行ってきました。駆け足出張で、お昼も食べれず、やっと食事にありつけたのは、夕方の5時。飛行機を待つ間でした。小さな空港を利用したので、大きなレストランは無く、フードコートの様なところで食事をする事になりました。

計4人居たのですが、私と某男性(64)とで食事をアレンジすることになり、カウンターでピザを選んでいても、なかなか人が来てくれない。
「ブレーゴ!」
と来たものの、注文をすると、
「先にレジでお金を払ってきてくれ。」
と言われました。フードコートですから、先にお金を払って、そのレシートを持ってカウンターに来るシステムだった訳です。日本の食券制ですね。
「あ、そう。」
とレジに行きかけたところ、ドイツ人男性は
「なんだここは~!!」
と顔が真っ赤。
「なんだ!なんで去るんだ!何しろってゆーんだ!」
と他の二人が待つ席に戻ってしまったではないですが。
「ちょちょっと・。レジ行こうよ。」
「なんなんだここは、なんでこう複雑なんだ!!」
「・・・。複雑って何が?ただ先にお金を払ってきてって言われただけでしょう?」
「品物も無く、どうやって注文するんだ。おまけにいくつ頼めばいいんだ!」
「いくつ頼むかは向こうの問題ではなくて、こっちの問題でしょう?6つくらいピザ頼めばいいんじゃないかな?」
となだめてなだめて(財布は彼がもっているので)やっとレジに連れて行くと、イタリア人のおばちゃんが、慣れない英語で
「どのピザにする?」
と言ってきました。
「何を話してんだこいつは!」
と彼。あれ??彼はドイツ人だけど英語は全く問題ないバイリンガルなのに、私程度でも分かった彼女の英語が分からなかったの?どうやら頭に血が上って話しにならない様子。

まぁ、まずいピザではあったけれど、無事食べ物にありつけました。でも相変わらず彼は文句の言い通し。確かに、ピザは落とすは、飲み物は間違えるは、要領得ないスタッフではありましたが、そこまでキレなくても・・と正直びっくりしました。自分が思っていた通りに事が進まないと、弱いんですね。

ドイツ人に教えてあげたい日本語は
「ま、いっか。」
ですね。