ドイツで三十路すぎはつぶやく

ドイツ暮らしでつい漏れてしまう日本語での独り言を、つれづれと書き留めることにしました。

白髪というこのやっかいなもの

2006-03-29 | Dialy
これはドイツに来て依頼の日々のストレスからか。はたまたただその年齢に達したというだけなのか。

最近白髪がめっきり増えました。

「抜いたら、頭皮が痛むからだめ!」
とは言われますが、いちいち根本から切るなんてまどろっこしいこともしてられません。でも、すごい勢いで毎日増えている気がします。

これ以上増えたら、どうしたらいいのでしょうか。そのままにしておくのは、ちょっと不精な気がするし、かといって・・染める?でもすぐ伸びてきますよね。

もし、すでにこの期時をご経験済みで、もしくは今そんな状態なの!って方で、いい対処法がありましたら、教えて下さい。最近の一番の悩みのタネなのです・・。これが一番の悩みなんて、私もたいがい幸せなのでしょうか??


なんだか急に

2006-03-28 | Dialy
春が来ました。週末からいきなり春です。窓も開けっ放しで仕事してても気持ちいいくらい。ちょっといきなりなんで驚いてます。

先週まで上司が来ていたため、ジムに11日ぶりに行ったら、いきなり筋肉痛。たった11日間をあいただけで、こんなにもひどい筋肉痛になるなんて・・。情けない・・。3日たった今日もまだ痛いけど、今日は行かねば。筋肉痛に筋肉痛を重ねて、筋肉ができるのだって前聞いたけど、あれは本当なのだろうか・・・。

日本の友人がお盆休みにトルコに行くとか。いいなぁ・・。旅行なんて去年の4月に行って以来だから・・一年行ってないんだ・・。何やってたのかなぁ・・去年一年。旅行にも行かないで。

は!・・。最近友人へのメールを返しても、最後のほうはつい愚痴っぽくなっている私。今日はここでやめておこう!


イナバウア-

2006-03-28 | Dialy
日本ではこの言葉を今知らない人はいないというくらい、有名な言葉なのでしょう。私は知りませんでした。トリノも見れなかったし・・。みんな荒川さんの演技は本当、美しかったと言います。見れなかったのは本当悔しい。

ところで、イナバウアーというのは、イナバウアーさんが始めにそのスタイルをやりだしからイナバウアーというのです。ビルマスピンはビルマさん。そのイナバウアーさんは、なんと私が今住む街出身だったそうです。これは驚き。つまりドイツ人。

若いドイツ人に
「イナバウアーって知ってる?」
って聞いても、聞いたことも無いって返事が返ってきましたが、お年を召した方に聞いたら、
「もちろんだとも!」
の返事が返ってきました。イナバウアーさんのご両親は、織物の工場を経営していて、イナバウアーさんのフィギアにかかる莫大なお金をせっせと稼いでいたそうです。時代の波もあり、今その工場はないそうですが。

今日本で話題のイナバウアー。そのイナバウアーさんが、この街出身だったなんて、なんかうれしくて、トリノ見れなかったことも許してやろうと(誰をだ)思えました。不思議な縁(そこまで大げさではないけれど)をちょっと感じました。

漢字という文字

2006-03-27 | Dialy
ドイツにいて、特に職場にいてちょっとラッキーと思うことは、誰も日本語が読めないということ。遊びでちゃらちゃら書いていたって、なんだ?仕事してんのか?
と思わせることも可能。だって、誰も読めないもの。

ある取引先から、
「次のコレクションのデザインに使いたいから、幸せ、ラッキーみたいな意味の漢字を教えて欲しい。たとえば、漢字だけが書いてある本あるか?」
という問い合わせが入った。漢字なめてんなぁ・・と思う。そりゃ、外人からしたら記号にしか見えないのだろうけど、アルファベットのようなAからZ程度の漢字しかないと思っているのだろうか。漢字の書いてある本なんか渡したって、訳分かるわけがないし。

というので、漢字をあるサイトからダウンロードして、こんだけあんぞ!っていう事を主張するエクセル一つと、私がそこからピックアップした「いい意味」の漢字だけのエクセル一つを送ってみた。

意外とおもしろい作業だった。

愛、恋。これは2つともloveとしてみた。
想。これはmiss。
侍。サムライなんてのもシャレで入れてみた。
独。ドイツ、aloneなんてしてみたけど、ちょっとびっくりするかな。
幸、福。これは共にhappy。
瞬。Momentなんていいでないの?お客のリクエストからは程遠いけど。

ピックアップは全部で40個ほど。
でも、こんなんで本当にこれをコレクションにされてしまったら、ちょっと責任問題だな。もしくは、あきらめてくれたらありがたいな。


日本の影響

2006-03-27 | Dialy
時々行く日本食材店で、たまに日本でも見かけた「コスプレ」少年少女たちがたむろしている事がある。こういうコスプレって、世界共通なんだなぁ・・と思っていた。派手な一般生活ではありえない化粧をして、ありえない黒と白の派手な衣装を着て、髪型ももちろん普通ではありえないすごいのをして、たむろっている。
古い私は「まるでX(エックス)のファン。」と思ってしまう。

それが日本食材店の前なのには、何か意味があるのかな?とずっと思っていた。
それが日本の影響、日本からの輸出文化だったなんて・・・。

どうも日本の、化粧して、美しいユニセックスな感じのバンドが、ドイツの少年少女の一部で受けている様子。日本の本を扱っている本屋に行くと、そんな「バンド兄さん」たちの本がずらっと並んでいたりする。

先日見かけた、化粧をして美しくなっている男の子の鞄には、ガクトの写真つきバッチが、3つも飾られていた。あれって、私が高校生の時、男の子がこぞってオニャンコのバッチをもっていた、あれと全く同じやつ。今でも売られている事にびっくりもし、ここドイツでそんな形でガクトにご対面したのにもびっくりした。よく見てみれば、男の子は上目遣いで、かったるい雰囲気までガクトに似せている。髪だって、アレ黒く染めているのではないか・・・。

ドイツの高校生バンドに「TOKIO HOTEL」というのがある。そのまま東京ホテルだ。これが高校生なのに、かなり人気があるららしくて、おまけに聞いたことはないけど、アルバムには日本語の歌詞の歌まであるという。買ってまで聴く気は無いけど、興味はある。賞を取ったとかで、ドイツのゴシップ雑誌でみかけたところの彼らの外見は、ボーカルなのだろうか・・日本のそういったX系のバンドを意識した外見。もちろん髪は黒で化粧している。他のメンバーは、今田舎から出てきましたって感じだけど。このバンドも日本の影響を多々受けているらしい・・。

そんな所から入る日本の文化も悪くはないと思う。
でもきっと彼らは「日本にはこんな人たちがうじゃうじゃいる。」と思っているのだろうな・・。

それは、間違いですから・・・。聞こえないだろうな。

どうもついに春が来た様子!今朝は風が生ぬるい!



ようやく・・

2006-03-24 | Dialy
やっと上司が帰った。
何が辛いって、上司がいる間はずっと外食続きになるのが辛い。
胃がおかしい・・・。
おまけに今日のランチは「ポテトとソーセージ」のオーダーを強制されて、食べたくも無いのにオーダーして、殆ど他人の胃袋へと流れていった。

それでも、日本語を思いっきり話せる相手がいるのはうれしい。
なんだかんだで、たくさん愚痴も聞いてもらった。
ありがたい。
でもまだたくさん残ってるんだけど・・・。
ま、上司相手にこんな下らない愚痴を話しても仕方ないからなぁ・・。
心配もさせるし。

日本帰りたいなぁ・・・。
しみじみ・・・。

腹がたちませんか?

2006-03-15 | ドイツのスポーツクラブ
今でも行ける限りは、週に2~3回はジムに通っている。行く日もだいぶ決まってきて、お気に入りは金曜日。金曜日、2時間担当してくれるインストラクターが、私は大好き。2児の母親とは思えない、性格に体系、軽やかな動き。

あんなスタイルに、私はなりたい。

そうかと思えば、参加するといつも腹が立ってしまうインストラクターもいる。彼女自身はとてもいい人なんだけど・・・。私がいつも腹がたつ彼女のレッスンは、

「最後の8回!」が最後の8回ではないからだ。

たとえば、お尻の筋肉、太ももの筋肉を鍛える運動をしている時、
とてもツライ!本当にツライ!でも、
「最後の8回!」
と言われれば、誰でも
「あと8回!あと8回だから頑張ろう!」
と最後の力を振り絞って、痛い筋肉を震わせながら力を振り絞って頑張る。
「よし!あと一回だ~!!」
と心の中で叫びながら、かろうじて最後に残っている力と気力を絞っていると、
「アラ~アラ~最後の8回!」
とあと8回も追加するのだ。ガックリくるなんてもんじゃない。もう足も上がらないし、気力も萎える。そして、イライラしてしまうのだ。

「アラアラを付ければ、最後の8回が新しいものになるなんて思うな!」
と瞬間的に、そのインストラクターが嫌いになる。

でも慣れたもので、「最後の8回」と言われても、どうせこの人はアラアラ付けるし、16回はしなくちゃだから、力を温存するために最初の2~3回を適当にサボったりすると、本当にそれが最後の8回だったりする!

8回なら頑張れば、できたのにってまたそれが腹が立つ。

またその人は、「はいあと2回!」のあとに、「はいあと2回」とあと2回を5回くらい繰り返したりする。それも腹が立つのだ。

私の最後の力をモテアソバレテイル気持ちになるのだ。

頼むから、最後の8回は最後にしてほしい・・。



やっぱり中華でしょ!

2006-03-08 | Dialy
暖かくなって春が来たと思えば、今日は事務所にいてもなんだかさむかったり。それにしても、ジムに通い始めてから、体が温かくなっている気がする。去年は私ともう一人の同僚で、寒い寒いと言っていたのが、今年は私はあまり寒いとは言わないですんでいる。

実は先日来た中国人のおかげで、あるレストランにスポットライトが当たった。これは、中国人に感謝しなければならない。それは、中華料理レストラン!

近所に中華レストランがあって、たまに行ったり、ランチを頼んだりしていたのだけれど、通いつめることはなかった。悪くないけど、よくも無い。

それが中国人が「中華が食べたい」というのでそこへ連れて行くと、中国語で店員と話しだし、中国語のメニューからどんどん注文しだし、すべてお任せしていたら、今まで頼んだことのない料理ばかり運ばれてきた。それが・・びっくりするくらいおいしいのだ!!
「ドイツ語のメニューにこれないよね?」
と聞くと、今日は中国人様に中華料理を作ったけれど、いつもは外人用にアレンジした料理しか出さないというではないの!もったいない・・・。なんで本場の味を出さないのか!!

いままで、このレストランの評価を低く見てて、申し訳なかったなぁ・・。それにしても、さすが中国人、料理を知っている。これらの品を注文したお客さんもすごい!やっぱり中華は料理の王様!中国人はどう料理するかを知っている。

実は昨日、気取ったイタリアンのお店に行き、お魚をメインに注文した訳だけれど、おいしくなかった・・値段は超一流のクセに。気取ってない、中華料理を食べに行きたいなぁ・・と食事中考えていたのでした。


2006-03-07 | Dialy
人はどれだけの嘘を付ける動物なんだろう。
他の動物たちは、嘘を付く事があるんだろうか。
鳩は、卵をよその鳥の巣に産んで、生まれてきた鳩は他の卵を巣から落とすけれど、それは嘘では無く本能。ライオンやヒョウは物陰に隠れて獲物を待つけれど、それも嘘ではないと思う。やっぱり人間だけなのかな。

彼女はとてもタフな状況にいるとよく私に話してくれた
「義理の両親が自分の口座からお金を勝手に持っていくからお金が無い」とか
「それを知った実の両親がそれならこっちにもよこせと勝手に取っていく」とか
「実の姉は保険の営業の仕事をしていて、月々のお給料では足りないから私が助けてる」とか
「旦那の兄は、失踪中で連絡が取れないから義理の両親は私のところにたかりに来る」とか
「実の父親の働いていた会社が倒産」とか
「でも両親の住むアパート代が月に1200ユーロ必要」とか
そんな事を何回かに分けて話してくれた。そんなツライ状況の中、よく耐えてるなぁ・・と感心していた。まだ30歳。

でもそれは全て、旦那さんが失業して、お金が無い事を隠すための嘘だった。

それが全て嘘だと知らされた時、信じられずにいると、彼女が今まで付いてきた数々の嘘を他の人から教えられた。だから彼女の話は話半分で聞いた方がいいと。

全てが嘘だったと思わぬところからバレてしまった時、彼女が言った事は、
「旦那は会社を経営していたけれど、結婚6日後に倒産した。」

結婚1ヶ月後に入社した会社で、彼女は旦那の勤め先、部署まで嬉々と披露していたらしい。

ある年配の人に言われた。
「大うそつきってゆーのは嘘がバレると責められるのを避ける為に、今度は状況を可能な限り悲惨に語る嘘を付き出すんだよ。
でもそうしたら、周りの人は同情して嘘を付いてきた事を責められなくなるんだよ。」

私もたまに嘘を付く。でも人を傷つけずに済むのなら、出来る限り素直であろうと思う。というか、大きな嘘をつく度胸がないのだ。彼女はどうやって大人になったのだろうか。嘘を付いて生きていくクセが付いてしまったのには何か原因があるのかな?

自分の「人を見る目」を本当考えさせられた。人を見抜くのってあらためて難しい。

これこそ災難と言おう

2006-03-07 | Dialy
中国の工場から3人のお客さんがやって来た。彼らにとって私たちがお客さんな訳だけれど、工場があってこその私たちの会社であって、とても大事なチームメイトのようなもの。以前ビザが取れなくてキャンセルになった訪問がやっと実現したのだ。様は、欧州のお客さん周り。

彼らが到着したのはフランクフルト空港。私の住む街からフランクフルト空港まではどんなに飛ばしても2時間はかかる。そこへ私らの会社の近所の別の会社の人が、片道2時間半かけて迎えに行き、帰り軽い交通事故を起こし、警察のお世話なんかになって、5時間かかって到着したらしい。チェックインは夜中の2時。翌朝のアポイントは8時半。

帰りもフランクフルト空港から。帰りは私らの会社が送りに行く予定であった訳だけれど、雪が降ってきてしまって、急遽電車に変更。ICE、ドイツの新幹線。そのICEに乗るために、デュッセルドルフ駅でしばらく立ち話していた間に、3人のうちの一人の鞄が盗まれた。こんな事ってあるんだ・・・。自分の後ろにスーツケースと一緒に置いておいたのだ。いわゆる置き引き。通りかかった警察に話をしたら、
「この30分であなたで5人目です。そのために私はここら辺を今回っているのです。」
って・・。警察はあまり役に立たないらしい。

なんかイヤな予感がするので、私ともう一人のスタッフが空港まで一緒に行くことに。それがドンピシャ!空港に着いたら信じられないくらいの人人人。おまけに長蛇の列。クネクネ曲がってはいたけれど、100メートルはあったと思う。チェックインのカウンターまで。訳が分からない。
「こんなんじゃチェックイン間に合わないよ!」

状況を聞きに言った別のスタッフにより、空港そのものが機能できていない状態だということが分かった。飛行機が天候のため朝から飛んでないのだ。その長蛇の列に加わり、カウンターに辿り着いた時には、空港に到着してから3時間経っていた。ドイツ語の話せない中国人スタッフだけだったらと思うと、ちょっと怖くなる混雑だった。

結局飛行機は飛ばず、航空会社にホテルを用意してもらい、タクシーで向かった彼らを見送り、またICEに乗り、私が家に着いた時は夜中一時近かった。

それにも関わらず、彼らは案外陽気で、必死で情報をつかもうとしている私らの方が焦っていた。たった3日間で、こんな災難に巻き込まれたのに未だ陽気な中国人の性格って、好きだなぁ・・と思った。