ドイツで三十路すぎはつぶやく

ドイツ暮らしでつい漏れてしまう日本語での独り言を、つれづれと書き留めることにしました。

高い化粧品・・

2005-01-31 | Dialy
 一月中日本へ帰国予定だったのだけれど、中止になってしまったので、基礎化粧品が切れてしまった。今までずっと日本の物を使っていてたのは、言葉も読めないし、なんとなく安心だから。でも無くなってしまったのだから仕方が無い。買いに行くしかない。
 こっちでは日本以上に「フレグランス」を買う人が多いため、フレグランス屋の中で化粧品を売ってるという感じがする。なんでこんなにフレグランスを買わないといけないんだろう・・。臭う・・・のかしら?
 さてトーマスと一緒に行ったものの、私はドイツものはよく分からにゃいし言葉がしゃべれにゃうし、トーマスは女物がよく分からにゃいとあって、店員をつかまえて聞いたものの、こっちがよく分からないのをいい事に、勧めてきた化粧品がアホみたく高いの。最初値段を全く言わないから相場ぐらいなんだろうと思ってて、ま、勧めてくれるなら・・って思ってたんだけど、やっぱり値段が気になってケースを見てみたら、化粧水が8500円。これは「え?」とは思うけど、まだよしとしよう。でも乳液が25000円!!これにはたまげた。すぐトーマスに見せて、「見てこの値段。私はドイツの化粧品はよく知らないどけ、ランコムとか値段の相場は知ってる。これは高すぎる!」って言ったの。人がよく分からないと思って、最初からこんな高いの売り付けようとしやがって・・って頭きてね。SKⅡより高いじゃない!店員は私の英語を理解したらしく、ちょっと慌てちゃって。そりゃそうだよ。ドイツは店員が売り上げた金額分その店員がマージンがもらえるから、少しでも高いのって勧めてくるけど、これは高すぎでしょう??でもま、むこうも洗顔料とかパックのサンプルなんかも作ってくれちゃったし、結局試しに使って見ることにしたの。レジはトーマスに任せて、私はぶらぶら店内を見てたの。だって、そんな高いの使い続ける事できないから、次はもっと抑えなくちゃって思って。そしたら「私英語は得意じゃないんだけど・・」ってその店員が寄って来て、「あなたが値段に驚くのも無理は無い。でもこれはすごくいいから。あなたにプレゼントがあるの。」ってイブサンローランの手鏡はくれるわ、トーマスにサンプルはくれるわ、「あなたの好きな香水は?」って聞いてきて「香水つけない。」って言ったら、また売りつけようとしてると私が思ったと勘違いして、「ちがうの、プレゼントするわ。」ってエルメスの香水を小さなアトマイザーに入れてくれて、その他サンプル香水をペンケースみたいなのに入れてくれて・・の大サービス。やっぱりむこうもちょっと悪かったな・・、知らないのをいい事に高いの売りつけちゃって・・って思ったんだと思う。私の怒り具合もよかったのかも。
 でも、日本だったらどうかな・・?って思った。自分が高いのを売りました。女性はちょっと値段に腹立ててます、間に立ったいい感じの男性が仲を取り持ってくれました。レジにはその男性が来てます。だったら、店員はその男性に品物渡してさよなら~じゃない?でもそこをきちんと私のところにきて説明をして、って辺りがさすが強いドイツ人女性って感じで「よっしゃ、それなら使ってみようじゃないのさ!」って思えた。
 で、感想は・・と言うと、そのシリーズのサンプルでちょっとだけもらった洗顔クリームがすごくいいの!一回で肌が滑らかになったのが分かった。でも・・・いくらするんだろう・・・。


ドイツ語学校

2005-01-26 | Dialy
 最近足が重くなってきている学校。だってだんだん難しいというか、こんがらがってきてるんだもん。最初の簡単な頃はよかった。でも複雑になればなるほど本国で勉強してきた人と、私のようなナマケモノとは差が付いてきてしまって困った。デキル人に聞いてみると「自国で勉強してきたから。アパートでは宿題以外はやらないよ。」との事。びっくりだ・・。わたしなんて宿題、復習をしても、新しいパートになるともう「踊ってしまえ!」的に分からなくなるのに。
 そもそもややこしい、複雑なことが分からない、分かりたくも無いという性格もいけない気がする。英語だって文法は自分でも未だ首を傾げるくらいだし、日本語だって時々人から「?」マークを出される。そこへきて更に複雑なドイツ語ときてるから・・。何も語学に限った事ではなし。私はややこしいことがとにかく苦手。だから人から相談受けるのも嫌い。なのにどーも頼りがいがありそうに見えるのか(外見で判断されてないか?)相談される事が多いからそれも困ってる。「私人から相談受けるの嫌いだから。」とはね付けられない弱さだし。
 そんな愚痴を言う前に、勉強しよう。さもないと最終試験に落ちる・・という、それだけは避けたいみっつぐない結果になってしまう。うー・・。やっぱり三十路も超えると、頭が固くなってきてるのかな・・??

バーゲン

2005-01-24 | Dialy
 日本でも今はバーゲンの季節なはず。こっちも街中「%」マークだらけで、これはバーゲンを表す。私も毎年の事ながらこの文字には血が騒ぐ。いてもたってもいられなくなって、デュッセルドルフまでやってきた。
 私は・・でかい。身長は167CMでさほど高いと言う事はないけど、どうも人からは170以上には見られる。雰囲気がデカイのだ。日本ではサイズがなくて困った困った。だいぶ大きいサイズも出てきたけど、以前は「アトリエサブ」でしか買い物をしなかった。あそこは「T」トールサイズというのを用意してくれていたから。他のお店ではサイズが無く、泣く泣く諦めることが多かった。バーゲンへ行ってもサイズがなくて・・なんて当たり前だった。
 でもここは外国。180cm級の女性もけっこう見かける。サイズなんてバンバンあるだろう・・と思って勇んで行ってみた所、やっぱりサイズがない。全然無いのだ!そんなバカなぁ~。どーも私はドイツで小さすぎるみたいで・・。どんだけデカいねんドイツ人!と誰も日本語を理解しない事をいいことに、つぶやきながらサイズを必死でさがした。確かにドイツ女性は横幅がおあり。だから私はドイツでは小さいサイズの部類になってしまい、主流サイズではないのだ・・。上手く行かない。日本ではデカすぎ、ドイツでは小さすぎ・・。しかし、さんざん歩き回り、ドイツのバーゲン事情も知った今言えるのは、「日本のバーゲンの方がおもしろい!」であった。


美容室

2005-01-23 | Dialy
 今日はドイツに来て初めて美容室へ行ってみた。つまり7ヶ月もの間、一度も行かなかったということである・・。う~ん・・。それには理由があって、その理由は8年ほど前にさかのぼる。
 生まれてはじめてNYへ行った時、記念にとおのぼりさん気分で「SAXFIFTHAVENUE」の6階だか7階だかの美容室へ髪を切りに行った。有名人も来る所で、「有名だと聞いて・・。」と言うと担当者も喜んで「いかに自分が有名人を担当してるか」ファイルまで持って来て、金髪のクルンクルンにパーマをあてた頭の悪そうな人の写真を何枚も見せてくれた。私もワクワクして何かの主人公になったつもりで鏡の中の私を見つめていた。が、そこまでだった。下手なのだ・・。手つきで分かる。日本のように「チャカチャカシャキシャキ」ではなく、「バシッバシッ」と切ってゆく。そういえば、最初のシャンプーだって、終わる頃には顔中水だらけで、耳の中にも入り込んでそうな感じだった。アメリカなだけに「アメリカ式」と済ませていたけど、担当者にブロー後の仕上がりに不満があると伝えたところ、コテを持ち出してなんとか済まそうとした時に、「ただの下手な美容院なんだ。」という確信に変わった。もうガッカリ。その上値段だけは超一流。
 帰って来て、行きつけの美容室へ行きサンザンたる結果を伝えると、「外人と日本人は髪の質がちがうから・・。」という答えだったの。
 よって、7ヶ月もの間怖くて行けなくて、ついに日本人の美容室を見つけて行って見たという訳。出来上がりは上々。その美容師さんも「欧米人はアジア人と髪の質は全く違う」との意見だった。アジア人の髪は黒々していて強そうだけど、欧米人の方がよっぽど強くて、パーマ液とかも同じではだめらしい。なんだかいい勉強になったなぁ。

ブラックジョーク

2005-01-20 | Dialy
 ドイツ人は真面目だけど、日本人よりも「ジョーク」の許容範囲が広い。あのひどい戦争をジョークにしたりもする。
 最近、ドイツのとても有名なデザイナーが首を絞めて殺されたの。さすが私でも雑誌やなんかで知ってたくらいだから、有名なんだと思う。写真はいつも犬と一緒でね。彼はゲイで、結局犯人は恋人未満?のイラク人男性。原因は色恋沙汰で。でね、そのデザイナーは電話と受話器を結ぶ、あのコードで首を締められて殺されたの。そこでさっそくドイツらしい広告が・・。
 電話機を扱う会社が「やっぱり電話はコードレス」座布団一枚!

ドイツ人は気が利かない?

2005-01-19 | Dialy
 毎日語学学校へ通うためトラムとバスを乗り継いでいる。いつも感じる事は、ドイツ人はあまり他人に対して気を利かせないということ。というか、日本人が気を利かせるという事かな?
 例えば、混んで立っている人がいても、二つの座席を一人で占領してる人が大勢いる。そして、「座りたいなぁ・・。」と席を探してる人も、それを見るとただ諦める。「すみませんが荷物どかしてくれません?」とかそーゆー光景は見たことが今のところない。日本だと、混んできたらまず隣に置いてあった荷物を膝の上に載せるとか、気を利かすものだけど・・。
 事務所にしても、ちょっとキッチンが汚れてるな・・なんて気を利かせてキレイにしようとする人がいない。「担当者がいるんだから。」と思っているのだろうけれど、お客もよく来るし、ちょっと見かけたら「ササーッ」とやってもいいものだと思うんだけど、気を利かせる人がいない。つい性格なのか私なんかは「パパッ」とやってしまうのよね。
 これって教育?国民としての性格って教育が大きいよね。日本人でもドイツで育てばドイツ人、インドで育てばインド人の性格になるんだもん。そういう意味では、日本の「気を利かせる」というか「他人に迷惑をかけない」って性格は貴重かも。ふと思いましたでございます。

声と手

2005-01-18 | Dialy
 珍しい人から電話があった。高知の某お寺の和尚さん。和尚さんとは私が中国で働いていた時に知り合って、それからメールや賀状のやりとりをしている。なんと、今私の住んでいる所から車で2時間ほどの所に知り合いがいるらしく、今年は無理でも来年当りドイツへ行きたい・・と電話をしてきてくれたの。
 その時言われたのが、「人間声と手はとても大事だ。」という事。別に説教をちょうだいした訳では無く、電話に出た私の連れの「声がとてもいい」と褒めた後に続いた言葉。「この仕事をしていると、時々目をつぶって相手の声を聞く方がよく分かる時もある。」そうな。また手は「握手」をした時の手の感触はとても大事だという事。それで相手が分かるらしい。
 確かに、高校生の頃の私は理想の男性を挙げろと言われると「手指の綺麗な人」と答えていた。手の美しい人をみると、それだけで「セクシー」さを感じていた。返って顔はいいけど、手がごつごつした人はがっかりしたもの。今は人に対してはそんな事無いけど、でも私は自分の手、指に人よりも気を使う方かもしれない。ハンドクリームは常に携帯、マニキュアはいくら好きな色でも、手が綺麗に見える色以外は絶対しないしね。
 声と手。当たり前の事だけど、言われるとまた「そうか・・。」と気を使うようになる。いい機会だった。

気持ちの良い快晴!

2005-01-16 | Dialy
 最近ドイツはとても暖かいのだ。昨年11月頭に雪が降ったり、一体どんな寒さを越えなければならないのだろうかとビクビクしてたのだけれど、な~んて事ない。結局暖冬らしいのよね。おまけに、今から8年近く前に冬のNYへ行くのに買って、押入れにしまってあったロングダウンが思いのほか暖かくて、これさえあればどこにだって行けちゃう!って訳で、今年のドイツの冬は過ごしやすいのです。
 さて、私のドイツ語レッスンも佳境(まだ初歩だっちゅーの)に入り、どんどん周りと差が付いて(というか最初から差があったのに気が付かなかっただけみたい)、私が発音すると時たま大爆笑を誘うほど・・。おかしいわ・・。私発音だけは英語でも中国語でも褒められたのに・・。本当、やっかいな言語だよ、ドイツ語って・・。
 でも、レッスンはいい気分転換になって非常にいい。いろんな国の人がいて、それぞれ性格もやっぱり違って。アラブからの男の子は、さっそくクラスメートのタイからのかわいい女の子を狙っていて、それもストレートだから見ていて微笑ましい。またその女の子も、自分から声を掛けるのは男のみ、クラスメートの女の子には絶対話しかけない典型的な「そーゆー女の子」なんだけど、やっぱり男の人は万国共通かわいい女の子が好きなのね。頑張れ18歳!でもその男の子曰く、実は彼は20歳らしいの。でも親が彼が2歳になってから役所に届けたらしくて、まだ18歳って嘘のような、でも「これ本当」ってゆーから本当の話なんでしょうね。「どーして?そーゆー事していいの?」って聞くと「いやぁ、だってアラブだよ。」って。「なんでもありだよ。」的な感じで答えが返ってきた。おかしいなぁ・・。
 さて復習して、明日の授業に望むか!!

忍法

2005-01-14 | Dialy
 ドイツ語レッスンの授業前、先生が「HAGAKURE」とは何だ?と聞いてきた。ハガクレ?一体なに?「分かりません。」と答えると、「これは日本語だぞ!サムライ・・うんぬん・・。」と言い出したのでやっと分かった。葉隠れ。葉隠れの術の事を言っているのだと。いや~葉隠れとは何かと聞かれてもね~。そ~だな~。「ニンジャって知ってる?」と聞くと、知ってるという。さすが、サムライ、ニンジャ・・ここら辺の言葉はワールドワイドだわ。
 その時、アラブの子が「ニンポウってなんだ。」と聞いてくる。ニンポウ・・。すごい言葉知ってるのね、あなた。「葉隠れはニンポウのひとつ」と言うと、ふ~ん・・となんだか理解してる様子。「僕ニンポウの本読んだんだ。ニンポウはSEALの事だ。」という。SEALとは、封じ込めると言う事。ニンポウは海外で魔術のように思われてるのかしら・・。忍者は実在の人間だから、忍法だって、壁や葉と同化して隠れるとか、水中からシュノーケル出して泳ぐとか、煙にまぎれて逃げるとか、意外とセコイという事は、やっぱり言わない方がいいのかしら・・。
 それにしても、日本は意外と知られているので、こっちがアセル。でも「私アイキドウ習ったことある。あなたは?」「ううん。ない。」「あなたアイキドウやってないの?」と日本人なら誰でもジュウドウ、カラテ、アイキドウはやってるもんだと勘違いしてる人や、「あなたのファミリーは大丈夫?」と日本の家族が津波の被害に合ってないか心配してくれる、アジアを十羽一からげにしてる人なんかが断然多い。それは日本だって同じ。ヨーロッパでひとつにくくってるしね。それにしても、今度はどんな事聞かれるんだろう。楽しみ!

気が付いたら・・

2005-01-13 | Dialy
 あまりの忙しさにプログの更新すら忘れていた。というか、週末したんだけど投稿を押したら記事が消えてしまったのだ。力作だっただけに何とも腹が立って、書き直しが出来なかった訳。
 更新が絶った1月5日から、デュッセルドルフの大学までドイツ語を習いに行っている。朝は7時から働き、12時半まで。45分のトラムに駆け込み、途中バスに乗り換えて教室のドアを開けるまで、片道約1時間15分。14時から17時半まで必死に勉学に打ち込み、帰ってくると19時。食事に家の雑用に復習に・・とまるで何かに追いかけられているような毎日・・。なんて大袈裟かしら?でもなんだか楽しくやってる。
 クラスは日本人は私一人で、韓国人4人、ブラジル2人、タイ、中国、イラン、スーダン、パレスチナ、スペイン各1名。驚くのは、高校を出たばかりなのにアラブの国からの子たちは英語がかなり話せること。あとは韓国の子達は、えらく日本と日本語を知ってるのだ。おまけにすごく好意的!韓国と日本が仲悪いなんてここではよその話。私ときたらあんまり韓国知らなくて、「ヨン様」の話題でなんとか面目を保ってる感じ。雰囲気もしぐさも全く日本人と一緒で、一気に韓国に親しみが沸いてしまった。「ヨン様」は興味無いけど、韓国はいいかも!
 ドイツ語は大変。みんなコース終了後大学へ進むような子たちだから、それぞれ自国で勉強してきてるんだな。だから文法なんか結構知ってて、先生は96%ドイツ語で教えるから、私はデキる生徒をつかまえて、説明してもらってる感じ。でもすごく有意義なんだぁ・・。長い授業だけど、あっという間に終わってしまう。そして、復習・・・。
 そんなこんなで、なかなかパソコンに向かう時間が持てないけど、自分のために更新しなくちゃ。明日からは頑張ってみる!