WEASC ACTIVE DIARY

自然体験活動支援センターの活動を「不定期」かつ「ゆるめ」に伝えていきます。

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全日程終了

2007-08-30 13:38:38 | WEASC活動

天草のプログラムに参加した子どもたちが昨日羽田に戻ってまいりましたのをもちまして、夏休み自然体験教室の全コースが終了しました。

7月下旬の群馬コースから始まり、奄美大島、北海道、房総、四万十、天草と約40日間スタッフもリーダーも日本中を飛び回りました。

ちなみにスタッフの動きは
チータ  奄美10日間→北海道6日間→四万十6日間→天草6日間
るんすけ 同上
デイミ   同上
アッキー 群馬約2週間→モンゴル6日間→四万十6日間→房総6日間
きょき  奄美10日間→房総6日間→天草6日間
せぃ   奄美10日間→房総12日間

こんな感じで精力的に各地で活動してきました。
前のりして準備をしている日数をいれるともっと各活動場所に滞在しているわけで、ほぼ休みなしです。

夏の始まりは気温が上がらず、群馬では涼しい上に雨に見舞われることが多く、なかなか走り回ることができなかったですが、化石発掘や川遊びはすることができました。初めてのお泊りの子もたくさんいましたが、一生懸命カレー作り頑張ってました。

奄美では毎日お天気で海も澄んでいてたくさん魚が見れました。あまりの猛暑に暑さで泣いてるこもいましたっけ・・・
2班は台風の接近により無人島を避難、撤収となりましたが、直撃することはなく無事終了できました。

北海道は今までにないくらいの猛暑で沖縄の気温を越える日もありました。暑い中でも子どもたちは牧場を駆け回り、達古武湖で気持ちよさそうにカヌーをしました。

リピーターを対象としたモンゴルでは毎日馬に乗り、広い大草原を旅しました。限りなく続く草原、満天の星空。日本ではなかなか体験できないことを体験してきました。

房総では鴨川シーワールド内の大水槽の前でシュラフで眠り、翌日は奥養老のバンガローでキャンプファイヤーをしたり、カレーをつくったり。
房総は小さい子が多く、初めて親元を離れてお泊りする子も多かったみたいだけど、みんな夢中で遊んでました。

四万十川のカヌー旅は天気に恵まれ、最高のカヌーツーリングができました。途中、黒尊川の水遊びは猛暑の中、つんめたい川に入れるので子どもは大はしゃぎでした。沈下橋のダイブもみんな勇気をだして飛び込んでましたよ。

天草も天気がよくて、よすぎてうだるような暑さでした。そんな中、海ですごすのは大変気持ちよさそうでした。
サバイバル食の日は魚が取れなかったらご飯はお米、じゃがいも、とうもろこしだけでしたが、みんなで引き上げた地引網漁でたくさんの魚が取れて、夕食は一転贅沢になりました。タコ飯もおいしかったね。

子どもたちは各地でめいっぱい楽しんできました。
もちろん楽しんだばかりでなく、自然体験生活の中で思い通りにならずに苦しむこと、まわりの友達関係がうまくいかずに悩むことなどもたくさんあったはずです。
普段はお母さん、お父さんが作ってくれる食事も自分で作らなければいけないし、甘えても誰もいうことをきいてくれない。スタッフやリーダーにはみんなで協力して相談してやりなさいとばっかり言われる。
こうして大人が一歩引いて、自分たちで試行錯誤しながら活動していると、たった一日、いや、半日でも子どもたちは成長します。
大人がやってくれないなら自分たちでやるしかない。リーダーシップをとる子がでてき、もくもくと与えられたことをこなす子もでてくる。火つけに自信を持ったり、恐る恐る包丁をつかってにんじんの皮を頑張ってむいたり。もちろん調子にのりすぎて大人に怒られている子もいますが・・・

きっと活動を終えて家に帰ったこどもたちの目は輝いているはずです。
今まで体験したことのない、大人でもなかなか体験できないことを体験して帰ったのですから間違いありません。
きっと水の大切さや親のありがたみもわかったはずです。
たぶん学校が始まり、数日たてばまた普通の生活に戻り、だんだんそういうことを忘れていってしまうかもしれません。しかし、こういう経験をした子とまったくしてない子とではいつか何かで差があるんじゃないかなと思います。何かのきっかけでこの体験生活を思い出し、小さくてもいいから子どもの力になればと思います。



リーダーのみんなお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

みんな、また体験教室でまってるね