タミヤさんの「隼鷹」です。
中学の時に購入したにも関わらず封をあけずに行方不明になって以来の再開でした。再び購入して作ったのは15年ほど前になるでしょうか。
このキットもウォーターライン全盛期の頃に発売されていただけあって、いまでもトップクラスに入るキットです。
1973年に発売されたとは思えないシャープで精密な作りに、このキットを作ったことのあるモデラーなら出来栄えにうなった事と思います。
当然?素晴らしいキットという事にあぐらをかいて、素組みです。
しかし、初めての試みとして迷彩に挑戦をしています。
昔のタミヤのカタログにはグレーの塗装なのに箱絵はグリーンで、なんでなんだろうと感じたのを覚えています。当時は資料を買うお金なんてないし買うという事も考えてなかったですね。
お金も自由に使える社会人になって、中学の時に疑問に思ったボックスアートとカタログの塗装違いは年代で違う事がわかりました。キットの隼鷹はボックスアートでも表現されている戦争末期の対潜迷彩にした状態。
「なるほど」と思ったのはいいけど見る資料は白黒写真ばかり・・・ボックスアートは緑1色に見えるけどよく見ると影なのか黒っぽい緑も・・・んー・・・考えこんじゃいましたが、「カタログとボックスアートをミックス!」と、かなりいいかげんな発想で、グレー船体に緑の迷彩の隼鷹が完成しました。
「戦争も継続が困難になってきた昭和19年、対潜迷彩用の塗料が物資不足で間に合わず、グレー船体の上から一部を緑で塗装していました」と、新証言がでれば、この作品も自慢できますが・・・
対潜迷彩は外舷21号(濃い緑)と外舷22号(明るい緑)。この設計図では、ニュートラルグレーと塗装指示が書かれていますが、対潜迷彩を表現しようとするとタミヤカラーでそのまま対応できる色はないような気がします。今回はフラットグリーンを使いましたが少しイメージとは違うようです。
現在では、数社から専用の対潜迷彩用の塗料が発売されているのでそちらを購入したほうが手っ取り早いでしょう。
アメリカ艦船の迷彩は堂々として力強く見えるんですが、日本艦船の迷彩は悲壮感が伝わってきます。
希望をかなえてくれるなら、是非同型艦の「飛鷹」を発売して欲しい。
箱替えだけはタミヤさんは許さないと思いますので、ヨークタウンのような追加部品、もしくは切り取り作業の説明などを設計図に記載して発売を期待しています。
と思ったら、なんとフジミさんが「飛鷹」を発表だー!
ウォーターラインシリーズがいつまでもほったらかし状態だからフジミさんが手を打ってきた!いずれ隼鷹もだすんだろうな。
これで、タミヤさんから「飛鷹」の発売は夢となりそうだ・・・
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