今まで、数々の洋上模型を作ってきて、キットの特徴でもある船体について色々な種類があることに気が付きました。おそい!?
最近では、舷側のモールドの再現が細かくモールドできるということで左右分割タイプが主流になりつつあります。
昔ながらの通常タイプ・・・なんといったらいいんでしょうか、上下分割?ここではとりあえず通常タイプと言うことにしておきましょう。
現在での、船体のタイプを書き出してみます。
◆バスタブタイプ(船体一体成型でバスタブ状) 飛龍
◆左右分割タイプ(左右舷側が分割されてる) アイオワ型、最上、他
◆左右分割バスタブタイプ(艦底も一緒に左右が分割されている) 襟裳、伊14、他
◆左右分割落し蓋タイプ(左右を接着し船体の内側に艦底を落とし込んで接着)サラトガ、ハーミーズ、他
◆落し蓋タイプ(一体成型された船体の内側に艦底を落とし込んで接着) こんごう、高雄型、他
◆通常タイプ(一体成型船体に艦底を接着) 大和、長門他多数
◆底なしタイプ 島風、樫野(ピットロード)、他
など気が付いただけで7種類。「底なし」は接着しないため、種類にはいらないので6種類になります。
この中で「バスタブ」タイプと言えばアオシマさんの「飛龍」ですね。船体と艦底が一体成型されています。=写真=
作る側としては一番の理想かなとも思うのですが、なぜか全く普及していません。
タイプとしては一番の少数派です。
そんなこともあり認識されていないために、通常タイプが、模型誌などで、「バスタブ」と書かれている始末。
バスタブタイプは、正真正銘アオシマさんの「飛龍」のような船体のことを言うと思うのです。作るにあたっては呼び方なんてどうでもいいんですけどね(笑)
更に、最近では、洋上とフルハルのコンパチタイプ、最近の言い方だとハイブリッドタイプのキットも発売されていますが、恐ろしいことに、洋上タイプにできる底が付属していないキットもあり洋上模型派としては残念ですね。