三連休には茨城の実家に戻ってまいりました。
事前にいくつか予定を立てていたのですが、
様々な事情により全部パー。
はっきりいって痛手です。私にとっては致命的な程に痛かった件も。
ついでに左手の人差し指の先端を景気良く切ってしまいこれこそホントの痛手です。
傷心の私はさびしく釣りに参りました。
~初日~
本来の予定までとはいかないものの、処理できる範囲で用事をこなす。
更に、部屋のほうの機材を充実させる為に
あちこちに買出しです。
買出しの中、トモニーという
大型のペットショップにも行ったのですが、
なんとカブトガニが売っていました!!
大きさは直径10~15cmほど……さすがに国産ではないでしょうが
お手軽な値段で販売していました。
しかし、飼い方の用紙を見るとやっぱり海水が必要な様子。
泣く泣く断念です。興味は凄いあったのですが……
あんなもの、他じゃ早々売ってないだろうに。
後ろ髪引かれながらも、大型店舗のため格安になっている細かい器具を購入。
更に別店舗でも格安になっている水槽セットを購入。
一応何を幾らかで購入したかは伏せておきますが
同じようなものを東京で買うと1.5倍~2倍といった感じです。
初日は買い物で終わってしまいましたが、必要分の機材を購入できて満足。
これでヤマメ飼育のための実験が出来ます。
~二日目~
東京・埼玉とは違って震えるほど寒い茨城の朝。
恋しい布団に別れを告げて、私は霞ヶ浦へ向かいます。

日が出てまだあまり時間も経ってないないというのに、既に釣り人の姿がちらほらと。


用水路を確認したのですが、本湖への水門が閉まっているらしく
水深が以前より増していました。
それにしたがって水も淀み、水草も遠慮なく水路を埋めていたので
今回は、まず前回釣りが出来なかった本湖で行くことに。
私は前回水で埋もれていた場所へと足を運びます。
運良く、その場所はは空いていました。
見てください、二つの違いを!!
前回

今回

前回は本当に凄かったと言うことですね。

コンクリート護岸の上にゴミが流れ着いていました。
少しは本湖の掃除になったのかな、だったらよいのですが。
まずは閉まっている水門に狙いを定めます。
今回は狙いはタナゴ類です。やはり秋冬はタナゴ釣りに限ります。
かえしを潰したタナゴ針に赤虫を付けて仕掛けを投入っ
……投入したまま沈んでいくウキ。
何か……掛かった!? 慌てて引いてみると、かなりの手ごたえ!
小魚じゃないぞ、……!? なんだこれは!?

この瞬間、うみー的脳内図鑑が検索を開始
――説明しようッ!
『うみー的脳内図鑑』とは、
淡水魚を自動的に検索するうみへび脳内に存在する図鑑のことである!
図鑑は4つの情報を駆使する!
すなわち
・水族館
・図鑑
・過去採取・飼育
・インターネット
この4つの情報である!
容姿・採取個所・色・サイズなどの特に特徴ある部分を抽出し
生体から近似率の高い生体を自動的にピックアップ!
更に、複数の情報媒体からの記憶で判断される場合は
情報を統合し、最も確率の高い生体名を割り出すのだ!
ちなみに弱点はタナゴ類とハゼ類である!―――
うみへび脳内では、情報がめまぐるしく動くっ
サイズ……大
ヒレが上向き
口が細め。サンマのよう
中央にライン
ヒゲ無し
ウロコは見やすい
……海水魚であればシルエット的にサンマであるが、国産で淡水で釣れる魚としては
恐らくボラが最も近いと思われる。
しかしボラはもっと頭が高い
そうすると国産魚では該当する生体は居ない。
外来魚検索……1件ヒット!
書籍……2件
水族館……1件
三つとも同じ生体名。
採取個所……茨城県霞ヶ浦。霞ヶ浦での繁殖……あり。
こいつはッ……
ペヘレイである。
※この間3秒



ペヘレイとは食用・遊魚用としてアルゼンチンより移入されたようなのだが
埼玉や神奈川で繁殖が試みられたりするもののあまり一般に知られていない魚である。
霞ヶ浦では自然繁殖しているとのこと、霞ヶ浦は外来魚天国である。
なお、水族館では『さいたま水族館』で15cmほどの個体を見ることができる。
若い頃は身体に黒いラインが一本入っているが
成魚になると写真のように青みがかったラインになるようだ。
関東周辺でしか見られない魚であろう。
水族館にもあまり展示されていない魚と思われる、さいたま水族館以外では見たこと無い。

しかし残念なことに、釣り上げた個体は正直サイズが大きすぎる。
水槽で飼うのは無理である。仕方なく投棄。
釣り始めではなく、その日の釣り納めであれば持ち帰って食したのだが……。
さて、気を取り直して釣り糸を垂らす。
所々で場所を変えながら、水門周辺や沈んだ船の周辺などを攻めると……

いつものブルーギル様

タモロコ君

真っ黒ヌマチチブ



こいつは大物。顔がいかつい。

タイリクバラタナゴ・幼魚(どうやら群れに当たったらしい、沢山釣れた)

立派なオオタナゴ。まだまだ大きくなるそうです。

ヤリタナゴかな?
他にもモツゴや小さなコイが釣れました。
時間が経つと随分と人が増えてきました。
湖岸沿い数メートル間隔で釣り人が並んでいます、さすが霞ヶ浦。
とりあえずオオタナゴが釣れたので、場所を移動しようとしたのですが
せっかくなので用水路で少し釣ってみました。

小さなギンブナ。このくらいの子は「柿の種」と呼ばれるそうです。秋の風物詩。

用水路にもモツゴ。

えびびびび
さて、採取した生体を実家において、
のんびりドライブがてら田舎道を走り北浦へ。


雲の間から覗く太陽の光に見惚れてしまいます。

北浦本湖では今日はいまいち具合が悪く、全然釣れません。
竿二本使って、ミミズもアカムシも針に付いたままです。
場所が悪いのかも……
やっと来た一匹。

さっさと見切りをつけて、裏側の用水路と船溜まりへ。

用水路は水深が20cmほどで濁っていますが底が見えます。
三面護岸ですがコンクリートが割れていたりあちらこちらに隠れる場所が。
ここではとにかくモツゴが釣れました。
モツゴ爆釣という感じです。でもモツゴと(時々ギンブナ・コイ)くらいしか釣れません。
仕方なしに船溜まりへ。時刻は夕方良い時間。

ちまちまアタリが来ます。飽きない程度にアタリが来るのですが……
釣れるのはこいつらです。

その合間に二匹のタナゴがやってまいりました。
頭の後ろの黒い斑……若い子なので
まだヒレが色づいてはいませんが……これは……

待望のアカヒレタビラ
アカヒレげっとです。
カネヒラは釣れなかったものの、結構色々な魚種と逢えて面白い一日でした。
事前にいくつか予定を立てていたのですが、
様々な事情により全部パー。
はっきりいって痛手です。私にとっては致命的な程に痛かった件も。
ついでに左手の人差し指の先端を景気良く切ってしまいこれこそホントの痛手です。
傷心の私はさびしく釣りに参りました。
~初日~
本来の予定までとはいかないものの、処理できる範囲で用事をこなす。
更に、部屋のほうの機材を充実させる為に
あちこちに買出しです。
買出しの中、トモニーという
大型のペットショップにも行ったのですが、
なんとカブトガニが売っていました!!
大きさは直径10~15cmほど……さすがに国産ではないでしょうが
お手軽な値段で販売していました。
しかし、飼い方の用紙を見るとやっぱり海水が必要な様子。
泣く泣く断念です。興味は凄いあったのですが……
あんなもの、他じゃ早々売ってないだろうに。
後ろ髪引かれながらも、大型店舗のため格安になっている細かい器具を購入。
更に別店舗でも格安になっている水槽セットを購入。
一応何を幾らかで購入したかは伏せておきますが
同じようなものを東京で買うと1.5倍~2倍といった感じです。
初日は買い物で終わってしまいましたが、必要分の機材を購入できて満足。
これでヤマメ飼育のための実験が出来ます。
~二日目~
東京・埼玉とは違って震えるほど寒い茨城の朝。
恋しい布団に別れを告げて、私は霞ヶ浦へ向かいます。

日が出てまだあまり時間も経ってないないというのに、既に釣り人の姿がちらほらと。


用水路を確認したのですが、本湖への水門が閉まっているらしく
水深が以前より増していました。
それにしたがって水も淀み、水草も遠慮なく水路を埋めていたので
今回は、まず前回釣りが出来なかった本湖で行くことに。
私は前回水で埋もれていた場所へと足を運びます。
運良く、その場所はは空いていました。
見てください、二つの違いを!!
前回

今回

前回は本当に凄かったと言うことですね。

コンクリート護岸の上にゴミが流れ着いていました。
少しは本湖の掃除になったのかな、だったらよいのですが。
まずは閉まっている水門に狙いを定めます。
今回は狙いはタナゴ類です。やはり秋冬はタナゴ釣りに限ります。
かえしを潰したタナゴ針に赤虫を付けて仕掛けを投入っ
……投入したまま沈んでいくウキ。
何か……掛かった!? 慌てて引いてみると、かなりの手ごたえ!
小魚じゃないぞ、……!? なんだこれは!?

この瞬間、うみー的脳内図鑑が検索を開始
――説明しようッ!
『うみー的脳内図鑑』とは、
淡水魚を自動的に検索するうみへび脳内に存在する図鑑のことである!
図鑑は4つの情報を駆使する!
すなわち
・水族館
・図鑑
・過去採取・飼育
・インターネット
この4つの情報である!
容姿・採取個所・色・サイズなどの特に特徴ある部分を抽出し
生体から近似率の高い生体を自動的にピックアップ!
更に、複数の情報媒体からの記憶で判断される場合は
情報を統合し、最も確率の高い生体名を割り出すのだ!
ちなみに弱点はタナゴ類とハゼ類である!―――
うみへび脳内では、情報がめまぐるしく動くっ
サイズ……大
ヒレが上向き
口が細め。サンマのよう
中央にライン
ヒゲ無し
ウロコは見やすい
……海水魚であればシルエット的にサンマであるが、国産で淡水で釣れる魚としては
恐らくボラが最も近いと思われる。
しかしボラはもっと頭が高い
そうすると国産魚では該当する生体は居ない。
外来魚検索……1件ヒット!
書籍……2件
水族館……1件
三つとも同じ生体名。
採取個所……茨城県霞ヶ浦。霞ヶ浦での繁殖……あり。
こいつはッ……
ペヘレイである。
※この間3秒



ペヘレイとは食用・遊魚用としてアルゼンチンより移入されたようなのだが
埼玉や神奈川で繁殖が試みられたりするもののあまり一般に知られていない魚である。
霞ヶ浦では自然繁殖しているとのこと、霞ヶ浦は外来魚天国である。
なお、水族館では『さいたま水族館』で15cmほどの個体を見ることができる。
若い頃は身体に黒いラインが一本入っているが
成魚になると写真のように青みがかったラインになるようだ。
関東周辺でしか見られない魚であろう。
水族館にもあまり展示されていない魚と思われる、さいたま水族館以外では見たこと無い。

しかし残念なことに、釣り上げた個体は正直サイズが大きすぎる。
水槽で飼うのは無理である。仕方なく投棄。
釣り始めではなく、その日の釣り納めであれば持ち帰って食したのだが……。
さて、気を取り直して釣り糸を垂らす。
所々で場所を変えながら、水門周辺や沈んだ船の周辺などを攻めると……

いつものブルーギル様

タモロコ君

真っ黒ヌマチチブ



こいつは大物。顔がいかつい。

タイリクバラタナゴ・幼魚(どうやら群れに当たったらしい、沢山釣れた)

立派なオオタナゴ。まだまだ大きくなるそうです。

ヤリタナゴかな?
他にもモツゴや小さなコイが釣れました。
時間が経つと随分と人が増えてきました。
湖岸沿い数メートル間隔で釣り人が並んでいます、さすが霞ヶ浦。
とりあえずオオタナゴが釣れたので、場所を移動しようとしたのですが
せっかくなので用水路で少し釣ってみました。

小さなギンブナ。このくらいの子は「柿の種」と呼ばれるそうです。秋の風物詩。

用水路にもモツゴ。

えびびびび
さて、採取した生体を実家において、
のんびりドライブがてら田舎道を走り北浦へ。


雲の間から覗く太陽の光に見惚れてしまいます。

北浦本湖では今日はいまいち具合が悪く、全然釣れません。
竿二本使って、ミミズもアカムシも針に付いたままです。
場所が悪いのかも……
やっと来た一匹。

さっさと見切りをつけて、裏側の用水路と船溜まりへ。

用水路は水深が20cmほどで濁っていますが底が見えます。
三面護岸ですがコンクリートが割れていたりあちらこちらに隠れる場所が。
ここではとにかくモツゴが釣れました。
モツゴ爆釣という感じです。でもモツゴと(時々ギンブナ・コイ)くらいしか釣れません。
仕方なしに船溜まりへ。時刻は夕方良い時間。

ちまちまアタリが来ます。飽きない程度にアタリが来るのですが……
釣れるのはこいつらです。

その合間に二匹のタナゴがやってまいりました。
頭の後ろの黒い斑……若い子なので
まだヒレが色づいてはいませんが……これは……

待望のアカヒレタビラ
アカヒレげっとです。
カネヒラは釣れなかったものの、結構色々な魚種と逢えて面白い一日でした。
こんな時間っです。
アカヒレタビラの画像有り難うございます。\(^_^)/
これから、春に向けて婚姻色が楽しみですね。
オオタナゴを見たことが無いので、
なんとも言えませんが、
カネヒラのメスかも(?)と思います。
それにしても、ペヘレイ。。。
よくタナゴ竿で上げましたね。
地元の方が魚が充実しているようですね。
風景も素敵です。
一匹目のアカヒレが釣れてから随分と粘ったのですが
結局二匹しか釣れませんでした、残念。
もっとアカヒレだとわかりやすい個体がほしかったのですが。
いい色になるまで飼育できたらご紹介です。
オオタナゴは頭の後ろ、体の縦中央にやたら目立つ暗斑がありますので
それでカネヒラと区別できます。
カネヒラと同じくらい大きなサイズなのですが、
日淡独特の曲線の柔らかさが足りない感じ。
ペヘレイは……水面から姿が見えたときに
『これはネタになる! 是非とも釣り上げなくては!』と思って
物凄い慎重に釣り上げました。東海以西では見られない魚だと思ったので。
以前のワタカといい、タナゴ針に引っかかってよく外れないものです。
ネタへの一念が仕掛けを強化し針にしぶとさを持たせてくれたのでしょう(笑
ありきたり、良く見られる魚ばかりと言ってしまえばそれまでですが、
滋賀ほどではないにしても、こちらも霞ヶ浦を擁する茨城。
関東平野部の魚から様々な移入種を見ることが出来ます。
特に冬場になってタナゴ類が水路や岸近くに集まってきているのが嬉しいですね。
アカヒレやっと釣れました!
ペヘレイは初めて釣りましたが、
一時期の大繁殖から比べて今は落ち着いているらしいです。
こいつも魚食性があり、あまり繁殖してもらいたくないのですけどね。
外来魚ですが、珍しい魚ということでご紹介できて良かったです。
またちょくちょく覗かせていただきたいと思います。
gooメールの方へも連絡させていただいております。
それではまた。
あちこち気ままにブラブラして採取したり
飼育したりしていますが、
釣りの記事もちまちま載るので
暇なときにでもご覧下さいまし。
オオタナゴには会いたくないような、
でも見てみたいような、複雑な気持ちです。
トンキントゲタナゴなんか放流された日には、
カネヒラとの見分けが難しい個体もいるでしょうしね。
その内、ウエキゼニタナゴなんかも
釣れだしたりして。。。
想像しただけで怖いですね。
かなり餌食いが良いです。
いったいどこから沸いて出たんでしょうね。
霞ヶ浦全域で釣れますが、侵入ルートがさっぱり。
チャネルキャットは養殖したのが逃げたり
養殖業者が売れなくて捨てたという話があるんですが……
海外のタナゴは日本のタナゴと似てますから
これ以上入ってこないことを祈るのみですね。