梅干づくりは、いよいよ土用干にすすみます
今年の梅干づくりも大詰め、土用干しをさぐる段階にあります。
「3日3晩の土用干し」ですから、快晴の続く日が必要なのですが…。
そうした天候を心待ちにしているのですが。
今年は暑い日はあっても、大気が不安定のため、
なかなか一日を通してすっきりと晴れた日が少ないし、
晴れた日がつづきません。すぐに不安定な雲がでてきてしまいます。
当方としても、いつ土用干をするか、いまそのタイミングを探っています。
そうした中、梅の産地・小田原の曽我での様子が伝わってきました。
「JAかながわ西湘」ニュースNo46(2010.7)によるものですが。
やはり今年の梅の収穫は、3月30日にあった凍霜害の影響が大きいとのこと。
梅酒用の「白加賀」の収穫は80トン、これは平年の集荷量の3割強だそうです。
梅干し用にいたっては、平年の約1割だそうで、これでは出荷するどころか、
自分で漬ける量にもみたない農家もでてきているとのこと。
この地域では、たった一晩の凍霜害で、それまで順調にきていた梅の栽培が、すっかり様相がかわってしまいました。
自然の災害が大きな傷跡を残しています。
ことしの梅酒・梅干づくりは、神奈川県西部では貴重なものになっています。
当方もまた同様です。
やった! 土用干しを、ついにはじめました。
上のブログを書いたのは8月3日早朝でしたが、
書き終わったら、朝の空は真っ青になっていました。
そこで、関東・八王子の天気情報と相談したところ、
8月3日、4日、5日が土用干しに適当だということが分かりました。
さっそく土用干しの作業開始です。6日の朝には完了の予定です。
普通の常識とはうらはらに、
この日照と暑さが、なによりの大事なものになっています。
写真は8月4日朝の様子です。