「体調が悪いのは判るが、体調が悪いなりに何か新規記事を書け。」
何とも意地の悪い、あ、いえ、そこまで新規記事を待望して下さっていらっしゃる、相当お暇な、あ、いえ、コアな読者様からのご要望が有りましたので、新規記事の掲載です。
実は先月8月中旬の夏季休暇後半から、みぞおちが「きゅぅっ」とする圧痛を度々感じており、これは「ああ、また来るのか。」と思っておりました。はい、この感覚は、かなりの倦怠感を伴う恒常的な鈍痛と同時に頻繁に起こる急激な圧痛による、例の「みぞおち痛」の前兆。案の定、夏季休暇明けから強い「みぞおち痛」が始まりました。
かなりの倦怠感と、常に重い鈍痛を感じるので、会社での業務もこの「痛み」との闘いの中で遂行しなければなりません。しかも更に追い打ちを掛ける様に頻繁に繰り返す、強烈な圧痛。これは、膵臓に疾患を持った事のある方で無いと理解出来ないと思いますが、本当にキツいのです。それでも業務遂行となると、精神的には「常に」、「戦闘モード」。精神力で痛みに打ち勝とうと頑張らねば成らないのです。
その様な状況が、今回はかなり長めに続いております。更にこれまでには無かった下痢と吐き気。今回はかなり症状として重いですね。肉体的には勿論の事、「戦闘モード」維持による精神面でも。
9月の初旬、下痢と吐き気が酷く成り、朝食、昼食は抜き、夕食に味噌汁やスープと言った流動食系の食事へと移行。それが一昨日の木曜日、少々楽に成ったので、昼休みに行きつけの定食屋で普通に昼食を摂ってみたのですが、これが失敗。午後、職場の洗面所で嘔吐してしまいました。
この日はそのまま寮に戻ったのですが、下痢も酷く、昨日金曜日も会社を休んでしまいました。
一方で9月初頭には、定期通院で血液検査を受けていたのですが、この日の診療科は糖尿病代謝科。膵臓病由来のインシュリンコントロールの為です。担当医師は糖尿病代謝科ですので、膵臓の数値に言及する事は無かったのですが、帰宅後、数値を再確認したところ「リパーゼ」「アミラーゼ」と言う二つの膵臓指標が、共に「Ⅼ(低)値」でした。
僕の過去の「リパーゼ」「アミラーゼ」は共に「四桁」に達する程の高値でしたが、今回だけはなぜか「ひと桁」。ネットで調べると理由は複数有るものの、「慢性膵炎末期」「全摘後」「膵臓癌」の症状でもある模様。嫌な感じですよね。「全摘(膵臓全摘出)後」の症状と同じと言う事ですから、数値上は膵臓が全く機能していないのです。
そこで、この嘔吐、下痢との関連性です。えぇ、膵臓からの消化液分泌不足(膵臓の機能不全)かも知れない、と思う訳です。
さあ、これから実験に向けて考えてみましょう。実験のテーマは「膵臓からの消化液分泌不足を実証しよう。」(サブテーマ「冷蔵庫の食材を整理してしまおう。」)です。
木曜日午後の嘔吐と昨日金曜日一杯の下痢で、今日土曜日はお腹の中が空っぽ。今日は何かしら食事はしないと体力が持たないので、食事は必要。で、ついでに膵臓の機能(消化液の分泌)の確認もしてみたいですよね。確か、膵臓からの消化液は、炭水化物の分解と、脂肪の分解が主な役割でした。炭水化物の糖への分解は、他の器官でも消化液を分泌していますが、脂肪を脂肪酸とグリセリンへ分解する消化液は、胆嚢、肝臓、膵臓(胆膵管膨大部括約筋の奥)からの分泌液が中心だった筈です。脂肪が分解されない為に下痢が起きているとすると、先ずは「脂肪」の摂取をしてみよう、と成る訳です。
はい?そうですよ、ここで脂肪を摂取して、また下痢が起きるかどうかを確認するのです。
消化器に於ける脂肪分解不全は、「あくまでも単純に考える」と、少なくとも胆嚢、肝臓、膵臓どれかしらからの消化液分泌不全が起因とされるものなのでは無いのでしょうか。①9月初頭の血液検査では肝臓障害は起きていない。②便の色調で胆汁は分泌されている。これらの状況から、「総胆管」側では狭窄や逆流等の分泌不全に関する問題は無さそうですから、もし、消化液分泌不全が起きるのであれば、残る膵臓に起因しているものと、推測出来る訳です。なので、下痢が起きれば、やはり膵臓が機能していない検査結果(「リパーゼ」「アミラーゼ」の「ひと桁(極低値)」)が、事象として発現し、納得出来る、と言う事です。
【今回の献立「ボロネーゼもどき」】
「もどき」なのは野菜が多過ぎた為です。ボロネーゼは肉料理。野菜は少量で良かったのですが、買い置きはこの際ですから、全て使って、冷蔵庫の中を片付けてしまいましょう。

写真を見れば一目瞭然ですね、野菜が多過ぎる上に、トマトピューレも多かった様です。これでは普通の「ミートソース」ですね。でもね、体調不良の中で作ったのです。買い置き野菜の使い切りの目的も有ったので、その辺は勘弁して下さい。
なお工程は、野菜(玉ねぎ、人参、セロリ、今回は特別にピーマンも)は全て多めのオリーブオイルで(弱火長時間。特に最初は玉ねぎのみで。)炒めた後に、別鍋で(胡椒とナツメグを添加して)炒めた牛豚合挽肉に投入。更に赤ワイン投入で煮込みます。じっくり煮込んだ後は、トマトピューレで最終仕上げです。(因みに、殆ど塩分は入れませんでした。炒めた野菜の甘みと旨味、赤ワインによる、ほんのりとした香りと渋みとコク。本当に「ウマい!」。体調が良ければ、どんなに楽しく食べられる事でしょうか。)
はい?材料それぞれの分量ですか?適当に作りましたし、今現在も体調不良なのですから、材料と分量の記載も今回はご勘弁願います。
実験は、これをご飯茶碗一杯。パスタ(炭水化物)無しで、このソースだけ。塩分は殆ど入っていませんからね、素材の旨味だけで戴きました。ご飯茶碗一杯。少ないでしょう?でもですね、これ以上は食べられませんでした。(味が悪いからではないですよっ!僕の胃が受け付けなかっただけですよっ!)
でも、どうしよう。作り過ぎちゃった。
それから、消化不良の実験も、どうなる事でしょう。(オラ、わくわくすっ、あ、緊急地震速報ですね。「キュワッ、キュワッ、キュワッ!」携帯電話が鳴っています。)