ワニさんの『パワフルおっさん連Ⅲ』

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シンドラーのリスト

2006-06-11 23:02:48 | Weblog
事故のエレベーター、不具合情報引き継がれず

男子高校生が死亡した東京都の港区住宅公社マンションのエレベーターで過去三年、トラブルが四十三件も続発したにもかかわらず、メンテナンスを担当する保守管理会社が交代した際、情報が十分に引き継がれていなかったことが十一日、同区の調べで分かった。

また、独立系の保守業者にメーカーから十分な技術情報が提供されていない実態も判明。警視庁は、保守管理態勢の問題が事故につながった可能性もあるとみて、関係者から事情を聴いている。

事故が起きたエレベーターは一九九八年に稼働。当初は製造元のシンドラーエレベータが保守も担当した。港区は二○○四年、保守業者の選定を指名競争入札に変更。○四年度はシンドラー社が落札したが、○五年度は独立系の日本電力サービス、○六年度は同様に独立系のエス・イー・シーエレベーターが請け負った。

しかしトラブルはマンションの防災センターにある業務日誌に記載されるだけで、詳細な内容が後継業者に伝えられることはなかったという。

事故機では今年一~二月、ドアが開かないトラブルが相次いだ。日本電力サービスは原因を特定できず、シンドラー社の調査で、制御盤とエレベーターのかごをつなぐケーブルの断線が見つかった。

保守業者でつくるエレベーター保守事業協同組合は「エレベーター業界は非常に閉鎖的。自社系列の保守業者以外には、情報を秘匿する」と非難。

あるメーカーの社員は「各メーカーそれぞれ独自の技術も多く、系列の点検会社なら技術も情報もある。独立系会社がどのような点検を行っているのか、メーカー側では不透明」と指摘した。
シンドラーのリストとは、封建的でミスを隠してしまうリストなのか。エレベーター業界がそうなのだとすれば、全ては闇の中・・・。