わくさき日記

千葉県習志野市の司法書士事務所の日常です。

信じるか信じないか・・ではなくて

2017-08-16 07:55:30 | 司法書士
夏休み期間中、ビジネス雑誌をパラパラめくっていました。

日ごろ、相続関係の業務を取り扱っていますが、夏休みを意識したのか
ビジネス雑誌の特集も相続絡みの内容が多かった気がします。

ビジネス雑誌の購買層・購読層は40~50代くらいなのでしょうか。
その世代だと、親、もしくは祖父・祖母の相続問題が気になるお年頃かと思います。
そういう私もその世代です。
「相続問題」などと構えずに、また、相続の話題に限らずに、日ごろから親とは
積極的にコミュニケーションをとっていこうと思います。

さて、そんな雑誌を眺めていて気になったのは「フェイクニュース」という言葉。
私自身は、トランプ氏が勝利した米国大統領選あたりから気になり始めました。
最近では広告収入を当て込んで、フェイクニュースを流していることも多いようです。
作成者は「だまされるほうが悪い」と思っている感もあり、罪悪感を少ないようです。

また、受け手も「事実かどうかよりも自分が信じるかどうかを優先」し
「信じたい人が信じたいニュースを信じている」状況があり、そのためフェイクニュースに
飛びついてしまう下地があるのだそうです。

以前より、ネットで読むニュース記事は、自身が興味のある部分だけ閲覧していると
指摘がありました。

今はより進んで、事実かどうかは別にして、自分が信じ込みたいニュース(らしいもの)を
閲覧しているのかもしれません。
そして、事実かどうかは関係なく、SNSなどで次々に発信してしまうため
あっという間に、フェイクやデマと言ったものが拡散してしまうとのこと。

世の中が不安定化している昨今、情報だけでも居心地のよい場所を見つけたいという心理なのでしょうか。

ある芸人が決め台詞で「信じるか信じないかはあなた次第です!」って言っています。
私は、都市伝説と言われるような話は好きです。
それこそ信じるか信じないかは私次第だなーって楽しんでいます。

ただ、それが「真実か真実でないかはあなた次第」となってしまったら大変です。
世の中にある情報が真実か真実でないかは、雰囲気や自分次第で決めるのではないと思いますし、しっかりとその情報を見極めて
行かなければならないのだと思いました。

以上、若干、夏休みに考えたことでした。