若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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飛ぶ、レッスン

2008年12月10日 | フルート ~私の相棒~
リエマニアさん、お久しぶりデース

そうですか、やっぱり本場の劇場はちがうんですね

確かに前歯が1本抜けた「プリマドンナ」は、

どんなに声が素晴しくても、ちょっとね・・・

しかも前の席でうっとり聴いていたら

歯が飛んできたなんて・・・

しっかり歯は治療しないといけませんね


でもね・・・、そう。

飛ぶんです・・・。

音楽やってると、色んなものが飛ぶんです、きっと。


私も以前、経験あります。


高校を卒業して、1年目に習ったフルートの先生は、

いかにも「クラシックの先生」といった感じの、

あまり笑わない、というか、ものすごーく厳しくて、

「おっかない」先生でした。


私もレッスンのときに、曲を吹こうと、

フルートのマウスピースを口に当てようとしただけで、

「違うっもう一回

と、わざと理由を言わずに、烈火のごとく7回続けて怒鳴られ、

8回目には楽譜が飛んできました


ショックで先輩たちに言ったら、


「あなたは楽譜だったからいいじゃない。

 わたしのときは、ウーロン茶だったわよ。」


ひえ~


他のレッスン生も、同じような感じで、

まるでインフルエンザの予防接種を受けてきた子に、

「ねぇ?どうだった?痛かった?」

と聞くような感じで、その日の先生のゴキゲンを伺い、

レッスン前は、みんなビクビクしていました。


そんなある日です。

レッスンからトップバッターの子が戻ってきたので、

みんなで「ねぇねぇ、先生の今日の機嫌はどうだった?」

と聞こうとすると、大爆笑して帰ってくるではありませんか



「ちょっとー、笑いこらえるの苦しかった~


訳をきくとこうでした。


その先生のお腹は「樽腹」で生徒の間では有名だったのですが(笑)


その先生と向かい合って、

早いフレーズを一緒に、一気に吹く練習をしていたら、


「君は呼吸がなっとらん!

 もっとこう、フッと、しっかりお腹に力を入れて


と、先生が腹式呼吸の見本をみせようと、

フゥッと一気にお腹に力を入れたとたん、


『パァーーーン


というものすごい音とともに、

先生のベルトが、弾けて飛んできたんだとか


普段のおっかない先生から想像するとおかしくて

みんな大爆笑です


「そ、そ、それで先生はどうしたの?」

「そ、それがね、ベルトが飛んで一言。
 
 『こうなるくらい、やりなさい

 だってぇ~


しばらく笑い続け、次のレッスンの子がわれに返りました。


「ちょと待って・・・、てことは、私のレッスンて・・・


ベルトが飛んだ最初の彼女のレッスン以降、

その日の先生の機嫌がものすごく悪かったのは

言うまでもありませんでした・・・


ゴォ~ン

















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1 コメント

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飛ぶんですね~ (リエマニア)
2008-12-11 10:47:20
りえさん、飛ぶんですね、
メイ太郎ちゃん以外にも
色んなものが~
勉強になりました

インフルエンザの予防接種を受けて
万全を期して、りえさんのライヴに
行けるように体調整えています。
新しい曲もやるんですね。
毎回ほんと楽しみです。

あと、共演されるピアノの小林洋さんて
もしかしてあの小林桂さんの
お父さんですか??同姓同名の方かな?

ギターの細野さん、しびれますね。
ベースの香川さん笑顔もいいんですよね。
いずれにしても、演奏される方々が
皆さんいつも素晴らしいので、
目が離せません
19日楽しみにしていま~す。

追伸
メイ太郎ちゃんの写真
またぜひアップしてくださいね。

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